
私が子どものころ、次のように習いました。
(1)「風邪をひいている」=have a cold
(2)「風邪をひく」=catch cold
同じ「風邪」なのに、aがついたりつかなかったり、不思議だなぁと思いつつ、英語は好きだったので特に苦もなく覚えていました。
ところが、最近の中学生の参考書などを見ると、
catch a coldと、(2)にもaがついているようです。
些細なことなので、どうでもよいのでしょうが、
昔から気になっていた点なので、この際、みなさまに
以下の点について教えていただきたいのです。
Q1 catch cold, catch a coldのどちらでもよいのでしょうか?
Q2 have coldという表現は間違いなのでしょうか?
Q3 もしcatch a coldも正解なら、昔はなぜわざわざcatch coldと
教えたのでしょうか?
よろしくお願い申し上げます。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
アメリカに住んで40年目の終わりに近づきました。
私なりに書いてみますね。表現とは方程式ではないですね。 何をどう表現する事を相手にそのフィーリングを感じてもらえるか、なのです。 なぜかこの点を重要視しないで文法だけを頼りにする事が何か英語を学ぶ事であり、そうする事で英語を使えるようになる、と思い込ませているところがあると思います。 #3さんまでのご回答を見ているだけですがその方々のことを言っているわけではありません。
ガンで死ぬ、あるいは今造語したガン死をする、これが、die of cancerなのです。 しかし、このほかに言いたい時だってありますよ。 ガンなのは知っているけど何ガンだったのかは知らないし、その種類の事なんて気にしない、とにかく何らかのガンで死んだ、と言いたい時にはdied of a cancerと言う表現をするわけです。
これと同じように、catch coldは風邪を引く、なのです。 catch a coldは夏風邪、フルーの一種、とにかく何らかの風邪といわれるものを引いた、といっているわけですね。 何らかの、と言うフィーリングは言う必要ない、ただ、風邪を引いた、とか、風邪と呼ばれるものなら何でもよ、風邪を引かないでね、と言いたい時にはcatch coldと言うわけです。
風邪を引いています(風を持っている状態)、と言いたい時に、どんなフィーリングを持っていますか? 何らかの風邪を引いちゃったよ、と言う感じではありませんか? だからhave a coldとなるわけですね。
と文法的に(もっと文法用語を使っても説明は出来ますが<g>)説明するとこうなるわけですね。
納得いきそうですか?
じゃ、突っ込んでください。
じゃ、なぜ、have THE fluと言う定冠詞を使うのですか?と。
fluは話題に上りがちであるわけですから、今流行のflu(influenza)、the fluとなるわけです。 もちろん、have fluも問題なく使えます。
そして話題があったとほのめかすように、Did you catch the cold/flu that is going around?と言う風に、going around(流行っている)と言う状況であればthe coldもまったく問題なく使えるわけです。 theは使える、ではなく、theを使わなくてはならないわけですね。 そうじゃなきゃおかしいわけです。
>Q1 catch cold, catch a coldのどちらでもよいのでしょうか?
どちらでも良いと言うことではないですよ。 確かにどちらでも使える、と言えるでしょう。 好きです・愛しています、どちらも使われますね。 だからと言ってどちらを使っても同じだと言うことではないのです。
>Q2 have coldという表現は間違いなのでしょうか?
いいえ間違いとは思いませんよ。 have coldと言う表現は確かに少ないと思います。 何らかの(風邪の一つ)を持っている(かかっている)と言うことではなく、風邪を引いている、と言うことを言うには問題ない表現とはいえると思います。have a coldの方を私は選びますが。
>Q3 もしcatch a coldも正解なら、昔はなぜわざわざcatch coldと教えたのでしょうか?
英語を知らなかっただけの事です。 誰も突っ込む人はいなかったわけですし(礼節と言う名のもとに)、今ほど使われている英語に接する人はいなかったわけですからね。
参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたらどんどん突っ込んでまた書いてくださいね。
そうなんですか。
これほど状況や話し手の意識によって変わる冠詞をひっくるめた形で「熟語・決まり文句」として教えてしまうのは問題ですね。
むしろ、「風邪=coldという。動詞はhaveかcatchを使う」とだけ教わった方が、自分で考えて英文を作れるようになりそうな気がします。
別件ですが、「教会に行く」のchurchにtheをつけるかどうかについて、通訳・翻訳者とネイティブのアナウンサーとの間で侃々諤々の議論があったそうです。よく、「本来の目的であるお祈り・礼拝にいくときはtheをつけない」と習いましたが、その時の状況はわかりません。
ただ、落ちとしては、ネイティブのアナウンサーの方が、「あの件は僕の勘違いだった」ということで訂正したそうです(笑)。
ともあれ、丁寧なご指導ありがとうございました。

No.5
- 回答日時:
No.1,2です。
Q1での回答「どちらでもよいようです(手元の辞書をふまえて)」としましたことについて若干補足します。手元の辞書やwebを若干しらべた結果では、英和辞典では、岩波英和辞典(1958年版)が、catch coldのみを記載し、他の英和辞典(9辞書)ではcatch (a) coldとしています。英英辞典では、catch a coldが3辞書、catch (a) coldが1辞書、和英辞典(8辞書)では、全て、catch (a) coldであり、冠詞の有無について説明しているのは、下記のようにほんの僅かです。
(▼((米))では不定冠詞のほうがふつう;形容詞がつくとつねに不定冠詞がつく:I caught a bad cold
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=cold& …
《★【用法】 主に 《米》 では catch のときには無冠詞が好まれる; ただし形容詞がつくときは不定冠詞が用いられる
http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japan …
しばしば無冠詞だが、次のように修飾語を伴うときはaが必要:catch a bad cold 悪性のかぜをひく(スーパーアンカー英和辞典)
不定冠詞aは付けても付けなくてもよいが、「ひどい風邪」のように形容詞が付いた場合はaをつける(カレッジライトハウス和英辞典)
If you catch cold, or catch a cold, you become ill with a cold. Let's dry our hair so we don't catch cold.(Collins COBUILD on CD-ROM)
以上の説明からはどちらでもよいととれますが、形容詞のないcoldではどのように冠詞の有無を使い分けるのかということは、想像はできても踏み込んだ理解はできないと思います。
英語圏外にて、nativeの方と会う機会がないか殆どない場合、学習のよりどころは、紙媒体か電子媒体の情報ですので、このような例に対し、No3,4様のような説明を多少なりとも加えたユーザーフレンドリーな辞書があればと思います(「紙面の都合でできない、語法・文法関係の参考書あるいは「教えてgoo」等の質問欄を活用すれば済むこと」等々と言われそうですが、...)。
最後は、単なる愚痴になりましたが参考になりましたら幸いです。
たびたびありがとうございます。
みなさんのアドバイスをお聞きしていると、やはり外国語としての英語を学ぶ場合、あるいは教える場合、辞書や教科書には限界があることがよくわかりました。たかだかといっては何ですが、「風邪をひく」の冠詞1つにこれだけの説明を加えることは、紙面的にも読者の負担としてもムリでしょうね。たまたま私はこの点が気になったので、たいへん勉強になりましたが、問題意識のない学習者がここまで説明してもらっても、英語がますますきらいになりそう・・・。
これほどの知識を無償でご提供いただいたみなさまに心から感謝します。「教えてgoo」にも、ただただ感謝です。
No.3
- 回答日時:
rabies:狂犬病、
measles:はしか のように明らかに複数形と思える病名もあります。
これらの病気は伝染性で、非常に恐ろしい病気として意識されてきたはずです。そう言った、猛威を振るうものと言う感覚が複数形を病名にしたそもそもの意識であると思います。確認が出来ないのですが、choleraなどの病名も、a で終るのは、dataと同じで元々は複数形ではないかと思っています。
それに対し、不定冠詞 a が付くのは、それだけありふれていて、そんなに重要でない、ある意味、無価値化したものという意識があると思います。the が付くと、典型例を示し、最高の、または、最低のものを指すことがあると言いますが、その反対の作用を不定冠詞が意味することも出来るわけです。
つまり、以前、多分、1960年代ぐらいまでは、風邪、特にインフルエンザはかなり影響のある病気であり、怖い病気であったので、不定冠詞を付けることはなかったが、1970年代ぐらいから、英語を話す国、主にイギリス・アメリカでの生活水準の向上や医薬の進歩により、風邪が日常的なちょっとした不摂生からかかる病気で、すぐに治るものと意識されだしたので、不定冠詞を付けることが広まったと言うことだと思います。
同じような現象が、「直面する」と言う表現でもあり、以前は、we are faced のように受身表現だったのが、現在では、we are facing のように能動表現が多くなっています。それだけ、人間の力が強いものとして意識されだしているからでしょう。
なるほど。病名に単数や複数があること自体、知りませんでした。というか、学校英語しか知らない私は、病名といえば、かぜ、インフルエンザ、ガンしか知らないもので・・・。
しかも、病気の重さや性質が単数複数に影響するとは、言葉というものは深いものですね。
たいへん参考になりました。ありがとうございました。

No.2
- 回答日時:
No.1です。
なぜ風邪はa coldと不定冠詞がつくのか、ネイティブの単語感覚が知りたいと思う気持ちはまだ残りますね。
→
下記urlを参考ください。
医学的には概念で表現するか、種類があるようにイメージするかで冠詞の有無がきまるようです。
http://www.hfc-south.com/10geshi/72.html
チョ~ありがとうございます!!!
私の英語力では全部は理解しきれませんが、おおよその感覚はわかりました。
私も、漠然とではありますが、「風邪といってもウィルスにはいろいろ種類はあるが、そのうちのどれかのウィルスにやられた」というような意味で、a coldなのかな? という想像をしていました。
ただ、医者でもない一般人がどこまでそういう認識をして言っているのかは疑問だなと。
とっても勉強になりました。ありがとうございます。
これからも教えてください。

No.1
- 回答日時:
Q1 catch cold, catch a coldのどちらでもよいのでしょうか?
どちらでもよいようです(手元の辞書をふまえて)。
Q2 have coldという表現は間違いなのでしょうか?
間違いかどうかはわかりませんが、webをみる限り、現時点では、そのような表現は少ないと思います。
Q3 もしcatch a coldも正解なら、昔はなぜわざわざcatch coldと
教えたのでしょうか?
なぜ教えたのでなく、catch coldという人が多数をしめていたが、何らかの理由(発音しやすい、言い回しがよい等?)で、catch a cold という人が少しずつ増えてきて、現在は、どちらでもよくなってきているということと想像しています(とある本には、coldでないですが、初版から20年の間に、好ましくないとされた表現が,一般の承認を得てきているものもあると言及しています)。
以上、想像も交えてますので、他の方の説明を期待します。
ありがとうございます。
私もそのようなことかと想像しておりましたので、少し気持ちが落ち着きました。
ただ、たとえばdie of cancer[ガンで死ぬ]のように、cancerは無冠詞なのに、なぜ風邪はa coldと不定冠詞がつくのか、ネイティブの単語感覚が知りたいと思う気持ちはまだ残りますね。
ともあれ、迅速なご回答に感謝申し上げます。
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