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こんにちは。マニアな質問で失礼します。

「カシオペア」などの北海道方面行き寝台特急では、機関車がEF81→ED79→DD51とつなぎ変えられ運行されるのが一般なようですが、これはそれぞれどのような理由からなのでしょうか?

ただ「日本海」だけは終点までEF81のままのようで、その点もわかりません。知識お持ちの方、お願いします。

同様に、「はやぶさ」などの九州方面行き寝台特急でも、EF66→EF81→ED76とつなぎ変えられ運行されているようです。何故なのでしょうか?
これについてもどなたかご教示いただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

(1)北海道ブルトレの場合


北斗星、カシオペア、トワイライトの機関車交換には明確な理由があります。EF81は交直両用なので、東北本線、日本海縦貫線など本州内の区間を直通することができます。青函間がED79なのは、青函トンネル専用の設備が必須だからです。青函ATCという保安設備、その他勾配、湿度対策が必要なのです。道内がDD51なのは、運行する函館本線、室蘭本線の五稜郭⇔東室蘭間が非電化だからです。重連の理由は森駅付近の急勾配と速度確保のためです。道内のスーパー北斗などの高速特急の邪魔にならないようにするためです。機関車交換は青森信号場、函館もしくは五稜郭で行われます。
(2)日本海の場合
日本海の運行する大阪⇔青森間は全区間EF81が牽引しますが、EF81は3電源対応なのでできるのです。おなじような例にあけぼのがあります。
(3)九州ブルトレ
九州ブルトレは、本州(直流)はEF66直流機が担当、デットセクションのある関門間は交直両用のEF81が担当します。九州内(交流)はED76交流機が担当します。電化方式の違いで機関車がわかれます。
理論上は今のはやぶさ、富士なら全区間EF81が牽引できますが(ATS-Pは必要)運用上はありえないようです。
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北海道方面の寝台特急が青森で機関車をEF81からED79に付け替えるのは、青函トンネルでは信号方式がATC-Lになっており、このATC装置を積んだ専用機ED79でないと青函トンネルを走れないからです(JR貨物のEH500も走行可能)。



EF81にこのATC装置を積載し、運転台機器を車内信号式に改造すれば青函トンネルを走行可能になりますが、寝台特急運用に入るEF81全車にATC装置を搭載しなければいけなくなるので多額の費用がかかります。
また、同じ機関区内でATC装置有りと無しのEF81が出来てしまった場合、それらの運用を分けなくてはならない(ATC無しのEF81は、ATC有りEF81の運用には使用できない)ので、機関車の使い勝手や運用効率が悪くなります。
たった数往復の寝台特急のために多額の改造費用と運用のし辛さを選択するのは得策ではないので、ED79への付け替えが今も行なわれているのです。

あと、以前は北海道方面の寝台特急は必ず青森に停車していましたが、青森は行き止まり式の駅で、進行方向が変わるために必ず機関車付け替えの手間が発生するので、EF81とED79を付け替えるにはちょうど良かったのですよ。

函館でDD51に付け替えるのは北海道内が非電化だからです。
走行経路中の東室蘭-札幌間は交流電化されていますが、この区間は元々交流電化された当初から電気機関車の運用がされておらず、また、現在では道内の電気機関車自体が全廃されていますので、機関車付け替えはありえません。

「日本海」は現在は青森までなので全区間EF81が牽引していますが、1988年から2006年までの間に行なわれていた函館延長運転の際は、上記の理由により青森-函館間はED79が牽引していました。

下関-門司間をEF81に付け替えるのは、関門トンネル門司口で交流-直流の切り替えが行なわれる為、交直流機関車が必要となるためです。
この区間は、以前はEF30というステンレス車体の交直流機関車が専属で走っていましたが、老朽化で今のEF81に置き換えられました。
ここのEF81は他のEF81と違い、重連総括制御装置付き、塩害対策施工(さらに一部はステンレス車体)の専用機関車です。
門司(貨物は福岡貨物ターミナル)以遠の九州島内に延長運転することも物理的には可能ですが、EF81の必要両数が増えてしまうのと、EF81が運転可能な運転士を運転士教育(機種訓練)によって育て、なおかつ一定数確保しないといけない、といったデメリットがある割にメリットが殆ど無い(せいぜい、機関車交換の手間とその所要時間が減るくらい)ので行なわれていません。

唯一の例外は2005年に廃止となった「彗星」で、下関-大分間をEF81が牽いていました。
関門区間で寝台特急を牽引するEF81のうち、JR九州所属車は大分車両センターの配属なので、機関車の回送を兼ねて大分までの運用が行なわれていたのです(彗星が廃止となった現在はJR貨物・門司機関区に常駐)。

余談ですが、貨物列車の場合は黒磯でEF65(直流機)とED75(交流機)、青森でED75とED79、函館(五稜郭)でED79とDD51の付け替えが行なわれています。
1997年から製造されているJR貨物のEH500は、交直流機関車に青函ATCを積む事により黒磯と青森での機関車交換を省き、運転時間の短縮を実現しています。
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カシオペア


EF81・・・・黒磯での交直切り替えのため必要
ED79・・・・青函トンネル内はATCのため
        同区間を走る485系などにもついている
DD51・・・・非電化区間があるため

貨物所属のEH500を使用できれば上野ー函館までスルー運転が可能だが、旅客会社は使用の意向はない。


はやぶさ
EF66・・・・下関まで直流区間のため
EF81・・・・関門トンネル塩害対策のため
        通常のEF81ではなく、塩害対策が施されている。
ED75・・・・門司から全区間交流区間のため
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> 「カシオペア」などの北海道方面行き寝台特急では、


> 機関車がEF81→ED79→DD51とつなぎ変えられ運行されるのが
> 一般なようですが、これはそれぞれどのような理由からなのでしょうか?

ED79は、青函トンネルを通過するための設備を備えた機関車です。
EF81には設備が無いため、そのままでは青函トンネルに突入できません。
余談ですけど、春に走行している「サクラエクスプレス」は、
青函トンネルを自走できないので、ED79が牽引します。

DD51は、北海道は電化されてない所があるため、
札幌~函館の間で使用されています。
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僭越ながら、理由は皆様のご回答どおりですが、細かな点で微妙な誤認が混ざってますね。



「はやぶさ」がEF81からED76に機関車を交換するのは、線路等級の問題でないですね。鹿児島本線で線路等級が低かったのは、八代以南でしたから熊本までならEF81が入線できます。ただ、国鉄時代から入線実績がありませんでしたので、JR九州の運転士に関門トンネル以外でEF81の運転ができる人がいないか、いても少数なのでしょう。あとはEF81の両数も多くないので、遠距離運用に入れたくなかったのだと思われます。

「日本海」は敦賀で機関車交換は、#3のご回答どおりですね。青函トンネルの機関車が旅客会社ではED79に限られるのは、青函トンネルに施設されたATCを搭載した機関車がED79と貨物用のEH500しかないからです。走行性能としては、寝台特急程度の負荷ならEF81でも対応できると思いますが、運用範囲の広いEF81にATCを搭載するのは不経済的と判断されたのでしょう。

「カシオペア」「北斗星」が東室蘭~札幌の電化区間をDDD51形ディーゼル機関車なのは、国鉄時代にこの区間が電化されたときから、電気機関車を入線させなかったので、運転士がおらず機関車も配属がないからです。けっして機関車交換の暇がないわけではないと思いますが、確に交換時間を取り戻せるほど電気機関車に変えるとスピードアップができるわけでもないでしょう。

交換の理由は、電化非電化・電化方式・線路保安設備の違いなどの施設上の問題だけでなく、機関車が運転できる人材が限られていることや、保有する機関車の形式や輛数の制約にあります。
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日本海の機関車取り替えは「敦賀」で行います。


EF81からEF81に取り替えるのですが、これは日本海牽引のEF81が敦賀所属のため、基地に返す必要があるからです。

青函トンネルを越えられる旅客用の機関車はED79しかないため、
かつての函館行きの日本海もこの区間はED79での運転でした。
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線区の状態が違う為に機関車を取り換えます。


例「カシオペア」「北斗星」
直流区間上野⇔黒磯EF81(交直両用機関車)
交流区間黒磯⇔青森EF81(交直両用機関車)
海底トンネル区間青森⇔函館ED79(青函トンネル専用機関車)
非電化区間函館⇔東室蘭DD51(ディーゼル機関車)
交流区間東室蘭⇔札幌DD51(ディーゼル機関車)運行ダイヤの関係で機関車を取り換える暇がないため。
「日本海」の場合は、新潟線区で同機種機関車の取り換えがあります。
新津だったかな?
新津では、上野発「あけぼの」がEF81(交直両用機関車)に取り換えられ青森まで行きます。
私が知っているのはここまでです。
ご参考まで
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かしおぺあ


直流区間、交流区間、非電化区間を走るためそれぞれつなぎかえ

日本海は非電化区間をはしらないので交直両用機で運用可能

はやぶさは直流区間 交流区間 交流区間でも線路規格の低い区間はしるから
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