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新人のイラストレーターなのですが、今回フリーになってから初めて小さなお仕事をお受けしました。
最初にきいていなかったことを後からどんどん言われ、清書後に何度となく訂正をもらい、納品時になって致命的な修正が入るなど、最終的にはいただく金額の5倍以上の業務量となりました。

今回は事前に契約してなかったので仕方ないと割り切っていますが、今後は業務内容・範囲・料金について事前に取り決めを行いたいと思っています。
名もなき新人が業界の現状に合わない要求をするのもどうかと思いますし、かといって相手の要望だけを優先させていては生活が成り立ちませんので、他のイラストレーター様がどうなさっているのか参考までにお伺いしたいと思います。長くなりますがよろしくお願いいたします。

1.メールなどでなく捺印した契約書を結ぶべき?

本来ならば業務詳細を詰めた上で見積を出し、合意がとれてから契約締結のち、業務着手ですが、この業界はそのやり方は浸透してないようです。請負業務ですので契約には印紙が必要となり、先方にも印紙負担をお願いすることになりますし手間もかかります。個人相手の数千円の業務などでは言いだしづらいのですが、皆さんはどうなさっているでしょうか。

2.クライアントからの業務追加・修正業務の無料・有料の区分

たとえば「家の絵」という条件で請け負ったら「家の窓の中に5人家族も描いて」と言われた場合。作業量が全然違うのですが、先方は追加業務と思ってない場合があります。こういう微妙な追加も別料金を要求しようと思います。

修正については、ラフ段階での修正は無料、ラフ確認完了後に清書した納品物の変更修正に関しては、「イラストレーターの明らかな過失による修正を除き、別途料金が発生する」としようと思っています。クライアントの漠然としたイメージに合致するまで清書版を描きなおしすると大変なことになります。(なりました)。ただクライアントは「ラフとイメージが違ってるのもイラストレーターの過失」と思うかもしれず、難しいところですが。

3.著作権・著作者人格権について

「納品物の著作権・著作人格権はイラストレーターにあるものとし、クライアントはその権利を侵害しない範囲で納品物を使用する」というような一文を入れたいと思っています。先方との協議で変更はするでしょうが、契約のデフォルトにはこう記載したいと思っています。

上記のようなものを相手に要求するのはイラストレーターとして常識範囲内でしょうか?それとも暴利?
あまりガチガチ強気な契約でいくのもわずらわしいと思われるでしょうし、かといって言いなりというわけにもいかず。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

僕は約20年ほどイラストの仕事をしていますが、


(そんなに仕事量は多くないですが)
質問者さんの悩みは痛い程よくわかりますよ!

>最初にきいていなかったことを後からどんどん言われ、、、、5倍以上の業務量となりました。

僕人身のことですが、正式な契約書はしていません。理由は、クライアントの大半はデザイン、出版関連の会社なので、修正に関してはある程度常識的に対応してくれる場合がほとんどだからです。
もし、あなたのようにケースになった場合は、やわらかく修正費を請求を求めます。それでも聞き入れてくれない場合は、この時点で仕事を仕事をキャンセルします。だいたい、この業界ではほぼ、暗黙のルールが有ると考えています。
でも、キャンセルすると言った場合は、大抵クライアントのほうが折れて
少しは、修正費をだしてくれますが、なんせ、納期の少ない場合がほとんどなので、今イラストレーターに降りられると、困るので(笑

但し、一般の人や全く違う業種からの依頼に対しては少し慎重に考えて、
一般論的なイラストの制作過程を出来るだけ詳しく説明します。
(具体的には、修正費用や著作権、二次使用など)

>メールなどでなく捺印した契約書を結ぶべき?

本当は、正式な契約書を作成すべきとは思いますが、
現実的には納期が無いなどの理由で少しでも早く作業したいので、
そこまではしていませんが、自分のホームページのトップには
(打ち合わせ完了後、当方から制作内容の確認メールを送信します。
このメールの記載内容を簡易契約書と致します。それで宜しければ作業に着手致します。)と明記して、実際に依頼が有った時に同内容の確認文(簡易契約文?)を作業前に送信しています。

でも、中には常識のないデザイン業者さんも居ますので、本当に不安になる場合もありますが、そんな場合は喧嘩になる場合も本当に有ります(笑
マジで、つい2~3年前に料金を払わない姫路市のデザイン会社さんに対して小額訴訟で裁判にくるように電話で怒鳴りながら喧嘩をしました!
ほとんどヤクザです(笑
すると、相手はすぐに折れて全額の8割で勘弁してくれと泣きつきました。、、
いざとなったらこのぐらいの覚悟はいります。

>クライアントは「ラフとイメージが違ってるのもイラストレーターの過失」と思うかもしれず、難しいところですが。

これは、難しい問題です。クライアントと自分のイメージには差が有りますから。当然100%合致させるのは至難の業です。もうこれは、イラストレター自身で客観的な判断するしかないのでは?
ただ、マイナーなやっつけ仕事では、具体的な他のイラスト作品をクライアントから提示してももらえば、客観的に判断しやすいです。ただし、どんな仕事でも、他のイラストレーターのまねはいやだと思う人も居ると思いますが。それならあくまでも自己主張すべきです。

>上記のようなものを相手に要求するのはイラストレーターとして常識範囲内でしょうか?それとも暴利?

決して間違いではないと思いますが、一般的には無名のイラストレーターはあまり契約内容にこだわり過ぎると、相手にされなくなるかもしれません。かといって、なにも言わないのもダメです。正直これらの問題に100%答えられるイラストレーターは居ないでしょう。

要は、最初からガチガチに考えずに、失敗や多少の過剰サービス?も勉強のうちと割り切り、メージャーになって、しっかり契約書を作成出来るよう、努力を継続する事だと思います。

あまり、僕も偉そうなことは言えませんが、
今後も、頑張って良いイラストを描いてください!
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今回は個人のお客でしたが、ご自分の趣味でイラストなどを描かれることもあるらしく、作成方法などについて細かく(描いたあとで)訂正を求めてこられるのですが、その割に著作者人格権は無視前提、納品寸前になってレイヤー構成・ファイル形式変更など致命的な修正を当然のように出す、(ご自分の作成方法では可能だったので、勝手にそれが前提になっていたようです)という感じです。
イラストレーターによって作成ソフトも違えば作成手順も違うので、予め明確に前提条件として決まってないことには対応できない、ということをちゃんと契約の中に入れようと思っています。

今回は簡単なタッチなイラストだったのと、期日も延期してもらえたからまだよかったものの、これで油絵風や水彩風の凝ったイラストで、さらに期日だけは守れなどというお客様にあたると、納品不可能になってしまうかもしれませんので…。

また著作者人格権に関しては、私もイラストの仕事を始めるまで知らなかったくらいですので、お客様も知らないのが前提として、ちゃんと契約に書こうと思っています。

あとやはり料金トラブルはあるのですね…。今回はこころよく納品前に料金をお支払いいただけたのでそのトラブルはなかったのですが、(基本的に料金は前払い、業務期間が長く料金が多額な場合は分割払いにしています。これも契約に書きます)ありえない話ですね。
メール内容を契約書とします、というのはいいですね。小さいお仕事や急ぐお仕事はそれで対応するようにしてみようかと思います。

契約に関しては、なるべく内容を最低限にして、こちらとして「それは割に合わなさすぎる!」ということ以外なら、なるべくお客様の要望に応えるようにしてゆきたいです。
ただその「最低限」がどこまでなのかがまだちょっとわからなくてご質問いたしました。
あとはなるべく柔軟に状況に応じて対応できるようになりたいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/09 16:42

人物が別料金だとかヒアリングした上での見積もりかということなのかな?と個人的には思ったりします。


いくら先に人物を書くことがわかっていたとはいえ、人物がつくからといって値段を上げられるのか?じゃあ犬を描いてくれと言われたらまた値上げして、パーツが増えるごとに値段をあげていくのか?という問題もあります。
どれくらいのサイズで、どんなタッチで、というのを決めて、ラフを提出、それでOK出たら作業、締め切り2日前までなら修正も可能だけど、それ以降、ギリギリの修正依頼は承れません(または追加料金です)、というのが一番スマートなんじゃないかと思います。
クライアントは素人さんが多いだろうし、ほとんどお任せ状態のことが多いかと思います。そんなクライアントに細かい指定を求めて見積もりを出していたら、お客さんも「こちらが出したイメージにそって絵をあげてくれるのがプロだろう」と思うのではないでしょうか。

一番いいのは、「私はこう思います」「ここをこうしたほうが、このテーマに合っているのでは」と提案して解決していくことではないのかなと思います。修正を加えれば加えるほど欲って出てきて、あれもこれもとなりますが、描く側が「これでいきましょう」と言えるくらいの強い信念が必要なのではないでしょうか。
要は、プロであることの自覚です。クライアントに言われなくても、ラフをいくつか作成し、それを見ていただく。時給で働いているわけではないのですから、よっぽど理不尽なことを言われない限り、時間と値段の比較はしないほうがいいでしょう。

契約書も、留意点を伝えておくのはいいでしょうが、あまりに細かく設定してもクライアントにとってはわずらわしいだけです。「あそこはいろいろ面倒くさい」と、次の仕事がもらえないかもしれません。
クライアントの意見もききつつ、自分がうまく操るくらいの気持ちでいたほうがいいと思います。

そのかわり、こちらもプロらしい仕事の仕方をしなければいけません。
「ラフと違う」と言われてしまうようでは、自分の技術不足と反省しなければなりませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今のところ考えているのは、たとえば契約書には

・絵の内容は下記とする。
人物一名、家一軒(人物および家のデザイン、背景処理はイラストレーターの任意とする。ただし詳細については別途依頼者とすり合わせの上、書面およびラフ画にて別途決定する)

「書面およびラフ画を両者合意の元で決定した後、イラストレーターはそれらに基づき納品物を清書する。納品後の訂正は別途料金が発生する。ただしイラストレーターによる明らかな過失(事前に決定した書面およびラフ画の内容から著しく逸脱する等)による訂正の場合はその限りではない」
というような形にしようと思っています。

ラフ決定までに当初からかなり業務量に変更が出た場合は、ラフ画の間に交渉し、それで交渉決裂ならばこちらもお金をいただかないということになるでしょう。それはこちらも避けたいので、できる限りはお値段据え置きにはしたいです。

>「ラフと違う」と言われてしまうようでは、自分の技術不足と反省しなければなりませんね。

下の方への回答にも書いたのですが、今回はラフタッチのイラストであるにも係らず「ラフと1ピクセル違う」「腕をあと1,2度ほどまげて」といった非常に詳細な訂正が何度もきました。また詳細な色の訂正(明度を10%上げる、下げる等)も何度もきました。先方の言うとおりに変更したら「やっぱりやめる」というのもありました。すべて清書後の話です。
清書前にこういう感じになる、というのはラフでも言葉でも説明しましたが、ここまで詳細にラフ段階で詰めるのは不可能です。(多分清書と同じものになります)

今回は最後まで価格据え置きで対応しましたが、次回からはこのようなことにならないよう、「漠然としたイメージの違い」や「ラフ→清書への移行段階で当然起こり得る微少な変更への詳細な訂正」については有料での訂正になるというようなことを一応記載しておくのが目的です。
もちろんこちらもなるべく詳細なラフと書面での取り決めをこころがけるつもりです。一番の目的はお客さんのイメージ通りのものを仕上げることなので。(ただ…こちらも仕事でやってるので限界があるということです)

結局は相手の出方や状況に応じて、柔軟に対応することになるかとは思いますけど、契約に一言書いてあるのとないのとではまったく違いますので。

お礼日時:2008/08/18 16:08

#3です。



>今回の家の例でしたら、「当初は家の絵ということでお受けしました。人物も描くのであればそれは別料金です」とはっきり言えるようになりたいです。

いえ、後からそう言えるようになるのではなく、後から言わなくてすむようにしましょうということです。
つまりどういう家なのかを最初から聞いておけ、ということです。何階建てなのか、洋風か和風かなどだけでなく、窓はあるのか、窓から中は見えるのか、見えるのなら何が見えるのか、それは人か、というように、できるだけ追加がないように最初からクライアントがその家の絵に何を求めているのか、考えているイメージをできるだけ引き出せ、ということです。
最初から人物が必要だということを引き出した上で見積もりましょう、ということなのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>最初から人物が必要だということを引き出した上で見積もりましょう

今回微妙でして、最初に先方から予算提示の上、「家の絵」ということでコンペに近い形でイラストレーターを集めラフ提出。私が描いたラフが一番イメージに近かったので通ったのですが、「じゃああなたにお願いします。このラフの感じでいいですけど、窓の中には家族を描いてください」というような切り出され方だったんですね。

つまり最初から金額が決まってたので、詳細を詰めてから見積もりという形は不可能だったんです。
もし先方から依頼という形で「家の絵を描いてください。予算はこれくらいです」という感じなら、「どんな家かによって見積もりが変わってきますので、詳細をお知らせください」とお返事するようにいたします。

お礼日時:2008/08/12 01:56

>「ラフと1ピクセルずれてる」



自分なら二度とそういう人とは仕事しませんね。

契約書はあった方がいいですが、あまり細かい事まで明文化しない方がいいと思います。

>たとえば「家の絵」という条件で請け負ったら「家の窓の中に5人家族も描いて」と言われた場合。

最初からできるだけ相手のイメージを聴くことです。経験をつむと「このあたりが曖昧だな」とか「このあたりにこだわりがありそうだ」というような勘が働くようにになります。

権利については、「○○権」などとは書かずに「○○に使用する目的で製作する。それ以外の目的で使用する時は別途協議する」という文面の方がいいかも知れません。

いずれにせよ、「うっとおしい奴」と思われてしまった客が相手にされなくなるのと同じように、「うっとおしい奴」と思われてしまったデザイナーも仕事がなくなりますので、ほどほどにしましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
契約書はなるべく最低限のことだけにしたいと思うのですが、書いてゆいくとかなり長文になりました。難しいですね。

>最初からできるだけ相手のイメージを聴くことです
そうですね。イメージをこまかくつめて、追加となるべき部分は最初に言おうと思います。今回の家の例でしたら、「当初は家の絵ということでお受けしました。人物も描くのであればそれは別料金です」とはっきり言えるようになりたいです。今回はそれがいえなかったんですよね。

権利は一応○○権と描いた上で、具体的な禁止事項を簡単に書こうと思います。

お礼日時:2008/08/11 22:36

いずれも常識範囲内だと思います。

最低限のルールだと自信を持って要求して下さい。

1.印紙は貼ってます。
2.ラフと違う要求をされたらその都度追加作業という事を確認します。
3.著作同一権や二次仕様などについても明文化が必要かと、勝手に改変されたらお嫌ですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やはりこれくらいの内容はちゃんと詰めておくべきですよね。

>2.ラフと違う要求

これなのですが、今回あったのは、「ラフと違う要求」というわけではなかったんです。ラフタッチのファンシーイラストなのですが、逆に「ラフだともっと明るい表情だったように思う」「ポーズの角度をあと1度くらい傾けて」「色が違う」(ちょっと濃い、薄い、もう少し緑っぽく、という感じ)「ラフと1ピクセルずれてる」(ラフタッチなので当然なのですが…)というように、ラフ→清書するにあたって、当然起こりうる変更やイメージの差の部分が「完全に埋まる」まで何度もやりなおしさせられたんですね。なので先方にしてみれば「追加作業」とは受け取らないと思うのです。しかしこちらは清書後にソレに最後までつきあって作業をしていると大変なことになるので、「そこは妥協してもらうのが前提」とあらかじめ提示しようと思いました。

お礼日時:2008/08/09 16:11

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