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今、何気なくパソコンで「密命」という単語を変換しようとしたら、正しく変換されませんでした。

おかしいな、と思って調べてみると、国語辞典や広辞苑にも載っていません。

「殿の密命を受けた・・・」など、時代劇ではよく使われる言葉ですし、大河ドラマの篤姫にも「斉彬の密命」という回があったと思います。

「密命」とは、誤った日本語なのでしょうか。それとも、たまたま辞書に載っていないだけなのでしょうか。

私の中では、それほど珍しい単語でもないのに、とても不思議です。

どなたか回答を宜しくお願いいたします。

A 回答 (8件)

日本語が誤っているのではなく、認識が誤っているのです。



この手の”略語・短縮語”は辞書に載っていないことが多いです。

密命は「秘密命令」「秘密の命令」の略です。

すでにこの言葉で意味を表しているわけですから、もちろん「秘密命令」「秘密の命令」も辞書には載っていません。

同じようなものに「親族会社」などがあります。
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この回答へのお礼

略語だから辞書に載っていないのですか!考えてもみませんでした。

早速の回答、ありがとうございます。

お礼日時:2008/08/24 23:16

今晩は。


ATOKは変換しますよ。
参考までに。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E5%AF%86 …
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この回答へのお礼

早速の回答、ありがとうございます。

お礼日時:2008/08/24 23:36

こんばんは。



>>>大河ドラマの篤姫にも「斉彬の密命」という回があったと思います。

そうでしたね。


>>>「密命」とは、誤った日本語なのでしょうか。

正しいです。
漢和辞典に載ってます。

角川最新漢和辞典新版(1989年9月30日初版発行)

意味は「秘密の命令」、
同義語として「密旨」が挙げられています。


>>>それとも、たまたま辞書に載っていないだけなのでしょうか。

質問者様が調べた辞書になくて、
私が持っている漢和辞典には、たまたま載っていたということですね。


>>>私の中では、それほど珍しい単語でもないのに、とても不思議です。

私も、そう思います。


以上、ご参考になりましたら。
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この回答へのお礼

早速の回答、ありがとうございます。

私は、インターネットのYahoo!辞書と、手元の電子辞書に入っている広辞苑で調べました。

国語辞典ではなく、漢和辞典なら載っているのですね。

国語辞典に載せるにはマイナーということでしょうか?

時代劇ではよく使われる言葉ですし、かと言って、字を見ても、音を聞いても、万人に分かる言葉というわけではなさそうなのですが・・・。

お礼日時:2008/08/24 23:42

単に日本語としてこなれていない、と考えられているだけではないでしょうか。

「密命」という熟語は、中国の正史である「晋書」「五代史」にも用例がある由緒正しい言葉で、最近の日本の造語や略語ではありません。もし仮に、
「密命」が「略語である」とすれば、
「別命」=別途の命令
「特命」=特別に下される命令
が、いずれも広辞苑第六版に載っていることが説明できません。
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この回答へのお礼

「晋書」「五代史」ですか・・・。古い言葉なのですね。

「別命」「特命」が載っていて、「密命」が載っていないのは、ただの偶然と言うか、単なる編者の気まぐれなのでしょうか。

言葉としての知名度は、あまり変わらないか、もしくは「密命」のほうが上のような気がします。

早速の回答、ありがとうございます。大変勉強になりました。

お礼日時:2008/08/24 23:51

時代劇などではよく使われる言葉ではあるかと思いますが、そういうのが好きな人ばかりではありません。

また、世間一般的には使いませんし、日常会話の中でも出てこない言葉かと思います。時代劇や小説の中に出てくるといっても、それほど歴史のある言葉ではありません。「秘密の命令」を縮めて作った造語だと思いますが、世間一般的に広く使われている言葉ではないと判断されて辞書に収録されていないのだと思います。なお、「秘密の契約」を縮めた「密約」は、

  http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%A …

にあるように辞書に収録されています。但し、現在では「秘密の約束」という意味で「密約」という言葉を使うことがあると思いますが、その意味は辞書には出てないのです。辞書にすべての言葉・意味が収録されているわけではありません。まず言葉があって、その中でも意味の解釈。解説が必要だと思われるものが辞書に収録されるのです。その選択基準として、一過性の流行語で終わってしまうものではなく長く使われそうかどうかということもあります。「密命」「密約」という言葉は、もとの「秘密の命令」や「秘密の約束」からの造語であることが容易に類推できるために、辞書に収録する必要性を認められないということもあるかと思います。また、その言葉の使用頻度や汎用性が弱いということも理由の一つかと思われます。
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この回答へのお礼

No.1の方の仰るように、略語・造語の類ということでしょうか?

恥ずかしながら「密命」=「秘密の命令の略」という発想には、今まで至りませんでした。

「密命」は「密命」という、一つの言葉だと思っていたのです。

大変分かりやすい回答を、ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/25 00:25

国語辞典に収録されていないということは、「密命」が比較的新しい時代に生まれた言葉であることを窺わせます。

その割に誰もが抵抗なく受入れているのは、恐らくテレビドラマ等の影響でしょう。まあ、いずれ辞書にも掲載されるだろうと思います。
なお、言うまでもありませんが、時代劇の脚本というものは、その時代に書かれたものではありません。したがって、ドラマで役者が喋っていたからと言って、その言葉がその時代に使われていた証拠にはなりません ( ^^


略語かどうか・・・?

略語とは次ようなものを指します。
「特高」(特別高等警察の略)
「密輸」(密輸入 & 密輸出の略)
「携帯」(携帯電話の略)

しかるに「密命」についてですが、例えば「秘密命令」とか言う用語が先に成立していて、それが略されて「密命」になったとは考え難いと思います。これは元々「密命」でしょう。無論、辞書に掲載がない以上、はっきりとは言えませんが‥。ちなみに「特命」(特別の命令)、「厳命」(厳しい命令)なども辞書で略語とは説明されていない筈です。
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この回答へのお礼

時代劇の役者が喋っていることが当時の言葉ではないということは分かっていましたが、いかにも昔からありそうな言葉なので、「密命」が新しい言葉というのは意外でした。

「秘密命令」という言葉は、私もあまり聞かないので、仰る通り、略語ではなさそうですね。

どこかの時代小説家あたりが作った言葉なのでしょうか。

日本語は奥が深いですね。

大変分かりやすい回答をありがとうございました。

お礼日時:2008/08/25 21:27

> どこかの時代小説家あたりが作った言葉なのでしょうか。



その辺は何とも量りかねます。ズバリ「密命シリーズ」(佐伯泰英 著)というのがありますが、少なくともそれよりは昔からあったでしょう。
ただ、誰がいつ作った言葉であるにせよ、発想のヒントになったのは「密勅」ではないかと私は思っています(根拠はありませんが)。こちらは歴史辞典はもちろんのこと、国語辞典にもあります。
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この回答へのお礼

やはり「密勅」「密旨」あたりの言葉からヒントを得て、比較的最近作られた造語なのでしょうか。

再度の回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/27 17:19

面白いので参加



「密命」が辞書に載っていなかったとは知りませんでした。
インターネットで調べましたら、以下のことがわかりました。

「密命」は「南洲手抄言志録」に以下のように出ています。
僧月照( げつせう ) 嘗て近衞公の密命( みつめい )を喞( ふく )みて水戸に至る

明治時代に書かれたものでしょうね。

その後は、黒岩涙香や海野十三などの探偵、スパイ、冒険小説などに出ているようです。
(黒岩涙香)↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B2%A9% …
(海野十三)↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%87%8E% …

ANo.4さんのおっしゃるように、昔からある由緒正しき言葉なんでしょうけれど、今の辞書に載っていないということは、日本ではあんまり使われていなかったのではないでしょうか。

同じような言葉で「密旨」は辞書に出ています。Goo辞書↓

みっし 1 0 【密旨】
秘密の命令。内々の命令。

この言葉が辞書にあるということは、この言葉の方が多く使われていたということでしょう。
「秘密の命令」となっていますが、根っこのところは、非常に身分の高い人の「内々のおぼしめし」ということだと思います。
「密命」よりも使い方が限定されてくるように思います。

「南洲手抄言志録」の「僧月照嘗て近衞公の『密命』喞みて水戸に至る」の「密命」は「密旨」でもいいと思います。
「殿の『密命』を帯びて」も「密旨」でいいと思います。

しかし、軍事探偵小説などでは、「密旨」という言葉は合わないように思います。軍ですからハッキリと命令とわかる「密命」でないといけません。

そんなことで、時代小説というよりも、明治以降の探偵、推理、冒険小説あたりから、必要に迫られて「密命」を使うようになってきたように思います。
そして、「密旨」では読者にわかりにくいということもあって、最近の時代小説は「密命」を多く使うようになったのかな・・・と、想像してみました。

明治時代には沢山の新語が造られました(死語の生き返りも含む)。
誰がいつ使い始めたかは、学問、研究などに使う専門用語については、割合にハッキリしていますが、こういう「密命」のようなやつは、わかりにくいですね。
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この回答へのお礼

「旨」と言えば、日本史をやっていると、「令旨」や「宣旨」を思い浮かべるので、近衞公ならともかく、軍人が使うには、確かに少し違和感がありますね。

探偵・推理・冒険小説なら、「秘密の命令」と言うより、「密命」と一語にしてしまったほうが、締りがある表現になるようにも思えます。

大変興味深いお話、わざわざお調べいただき、ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/26 20:34

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