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これは社会のレポートなのですが、紫式部について調べています。
レポートを書くのが初めてで、どのようなことを書けばいいかわかりません。(一応図書館で資料になりそうな本を何冊か借りてきました)
紫式部について書くときに、ポイントになるようなことがあれば教えてください。

また、その人物と現代の関わりを書かなければならないのですが、なにかありますでしょうか。

現代との関わりとして、「紫式部(源氏物語)が現代文学に与えた影響」を書こうと思うのですが、そこが具体的に分からないので教えてください。(ここが一番教えてき頂きたいところです)

いくつか質問がありますが、どれか一つでもかまいません;
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

No.1のkadowaki様がご指摘なさった『源氏物語』の現代語訳を試みた作家以外の


古典に精通したとされる近現代の作家、学者等にも着目してみてはいかがでしょう。

例えば、2000円札紙幣裏面のモチーフは言うまでもなく紫式部ならびに源氏物語絵巻(現存する我が国最古の絵巻物)第38帖「鈴虫」の絵図と詞書ですが、
同じく紙幣(5000円札)の肖像として選定された樋口一葉について。

わが国を代表する教養深い才女であればこその、『源氏物語』に寄せる格別な思いというものが恐らくあったに違いありません。
そしてそれが彼女の文学上にどのような影響を与え、形となって見受けられるのでしょうか。

また、江戸時代の国文学者である本居宣長と、彼が焦点をあてた源氏物語を貫く「もののあはれ」について。
この「もののあはれ」という日本人独特の美的感覚・精神性は、今までに「著名な批評家」や学者を通じて研究が行われてきています。

そしてそれらを参考にしつつ、質問者様ご自身が身近に共感を覚えるであろう具体的事象を一つずつ考察してみても面白いかもしれません。
1000年の時を経て感じるであろう現代人の「もののあはれ」とは一体どのようなものなのか。
そしてその言葉の意味合いに何らかの変質や広義の解釈の余地がどれほど認められるのか。
このあたりは個人のライフスタイルや感性によって随分と見解が異なるところでしょう。

更に、谷崎と同じく耽美的な作家とみなされがちな三島について。
『豊穣の海』等でみられる「ある種尋常ではない早逝への執着、憧憬、美意識」は、
儚く薄命な女人達を鑑みて『源氏物語』から少なからず影響を受けているに違いないと個人的に思いました。

ただ、三島の場合は「男性」が夭折しがちなのですが・・・(笑)
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>現代との関わりとして、「紫式部(源氏物語)が現代文学に与えた影響」を書こうと思うのですが、そこが具体的に分からないので教えてください。



『源氏物語』が近代・現代の文学に及ぼした影響となると、まずは明治以降に『源氏物語』の現代語訳をおこなった与謝野晶子、谷崎潤一郎をはじめ、瀬戸内寂聴にいたる文学者たちの『源氏物語』への興味・関心がどのようなものであったかについて調べてみてはいかがでしょうか。

たとえば、谷崎の場合、若き光源氏と継母(藤壺)との密通事件、さらには思春期前の若紫とのロリコン的、マゾヒスティックな関係に興味を覚えたと考えられます。
前者は「夢浮橋」や「瘋癲老人日記」等のマザコンをテーマにした小説と、後者は「痴人の愛」をはじめとするマゾヒズムをテーマにした小説とそれぞれ照応するとおおざっぱに言えるかと思います。

一方、紫式部が与えた影響となると、三島由紀夫の戯曲『源氏供養』くらいしか思いつきません。
この一幕劇では、主人公の女性小説家野添紫が紫式部を、彼女のベストセラー小説『春の潮』の主人公藤倉光が光源氏をそれぞれ下敷きにしています。
ただ、『源氏物語』と三島の『源氏供養』との間には、謡曲『源氏供養』が介在しております。

以上、少しでも参考にしていただければ幸いです。
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