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SPSSの重回帰分析で悩んでいます。解る方がいたら教えてください。データから、従属変数を決定し、独立変数も決定しましたが、標準偏回帰係数の求め方が解りません。違った表現なのかもしれませんが、知識が明るくないので解りません。また、その操作法も教えていただければありがたいです。お願いします。

A 回答 (1件)

 心理学系の院生です。



 まず、従属変数、独立変数が決定しているということで、重回帰分析を実施する前に決めるべきことは、あとは変数の投入法だけです。
 変数の投入法に関しては、もしパス解析をやる予定でしたら「強制投入法」という方法を使わなくてはなりませんが、そういう予定がないのでしたら「ステップワイズ法」というのを使えばいいと思います。この方法は、簡単に説明すると、変数を投入しながら重回帰式の有意性の検定をし、有意ではなくなる前の段階で変数の投入を終了するという方法です。

 従属変数・独立変数・変数の投入法が決定したら、重回帰分析を実施します(「OK」ボタンを押すだけです。細かいオプションなどは、設定する必要はないと思います)。すると、別のウィンドウの出力結果が出てくると思いますが、上から順に説明します。

1.一番上
 表のタイトルが、「投入済み変数または除去された変数」となっていると思います。
 この表で、「投入された変数」というのが、実際に重回帰分析で使われた変数になります。

2.上から2番目
 表のタイトルが、「モデル集計」となっていると思います。
 見るべきところは、まず「R2乗」と書いてあるところです。別名「重決定係数」とも言いますが、この重回帰式で従属変数を説明できる割合を示しています。例えば、重決定係数の値が0.35でしたら、35%説明出来ると考えて下さい。ホントはある程度高くないといけないのですが、心理学の場合、いろいろな理由でかなり低くても問題ありません(あるかも^^;)。

3.上から3番目
 表のタイトルが、「分散分析」となっていると思います。
 ここは、ステップワイズ法で変数を投入している場合、必ずF値は有意になっていますので、特に見る必要はないと思います。

4.上から4番目
 表のタイトルが、「係数」となっていると思います。
 ここで、標準偏回帰係数がでてきます。見るべきところは「標準化係数|ベータ」と書いてあるところです。ここの値が、その変数の標準偏回帰係数になっています。なお、その隣にt値の有意性の検定が行ってありますので、もし有意でない変数が入っていたら、のぞいて分析を行った方がいいかもしれません。

5.上から5番目
 表のタイトルが、「除外された変数」となっていると思います。
 そのままです。除外された変数が一覧に示してあります。


 なお、重回帰分析を報告する場合に記載する必要があるのは、重決定係数(もしくは、重相関係数:R)、標準偏回帰係数(有意水準も含めて)です。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。
貴重なお答え感謝します。
ところで、「細かいオプションなどは、設定する必要はないと思います」
というのは、何故でしょうか?

お礼日時:2003/01/28 11:01

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