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『クローン人間』って『人間』なんですか???

『人権』って適用されるんでしょうか???

生まれて来た『クローン人間』って国籍や戸籍・住民票・相続…どうなるんですか???


ダレが育てるんでしょうか???
育てる人は『情』はどうなるんでしょうか???

『親』は元々、クローンの『元』になった人の親が『親』とされるんでしょうか???

『クローン人間』は必要なんでしょうか???

A 回答 (9件)

こんにちは。


大学で法律を勉強しているnyahaです。
この問題について、僕も興味があり、自分なりの見解を答えることにします。
以下の回答は僕の考え方であり、間違いもあると思いますので、鵜呑みはしないで下さい。

結論から言えば、僕は現在の法制度の下では、クローン人間は人間であるが、人間として扱うには問題がある、という風に考えます。

この問題を考えるうえで大事なことは、まず、「人間」の定義だと思います。
そこで、従来の法律の枠組みの中で考えてみると、人と胎児の区別は、
刑法では母体から胎児の体が一部でも露出した時、
民法では母体から胎児の体が完全に露出した時、と考えます。
すると、クローン人間も母体から摘出する以上、法律学的に人間であるといえそうです。
実際に、我々と同じ形をした生き物を人間と呼べないだなんて、
法律的に考えなくても、ちょっとは抵抗があるのではないでしょうか。

では、クローン人間を普通の人間と同様に扱っていいのでしょうか。
法律による人の扱いの前提には、「男女が性交を通じて」という前提があるような気がします。
つまり、以上の人と胎児を分ける議論は、男女の性交を通して生まれてきたとき、
というのが前提にあるような気がします。
原則的として、性交を通じて初めて父と母がこの世に存在するのですから(代理母などは除く)。
子供が生まれたとき、父と母が存在しているを前提に、色々な場合を想定して、
法律で相続などについて規定していると思うのです。
現に、民法上の相続の規定でも、それが前提になっていると思うのです。
そうであるとすれば、現段階の法律では、クローン人間を扱うのに適したものとはいえないはずです。
当たり前ですが、日本の法律立法者が法律を制定する際、クローン人間について考えていなかったのです。
ですから、クローン人間は日本の法律の枠組みを明らかに越えた存在であると思うのです。
そうであるとすれば、日本の法律を適用することができませんので、
普通の人間と同様に扱うのは、問題があると思います。
ですから、クローン人間をどう法律で扱うかは、法制度の整備を待つしかないでしょう。

クローン人間は必要かどうかとなると、難しいですね。
結論から言えば、僕は必要ない気がします。
クローン人間ができて利益を得ることもあれば、利益を失うこともあります。
そして、クローン人間ができたために得る利益と、それと同時に失う利益を天秤にかけると、
失う利益のほうが大きい感じがします。
失う利益とは、社会秩序です。
僕の考え方でいけば、現在の法律では絶対に間に合わない問題なのですから。
そうであれば、僕はクローン人間は必要かといわれれば、必要だとは断言できません。
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前半部分は多くの回答者の方の意見に賛同します


が、現在のシステムには想定されていない存在であるので全ての回答は「想像」とするべきだと思います。現行の日本の法律の条文そのものは、クローンのみならず「体外受精」すら想定されていない時代の遺物です。

で、最後の部分のみ。
>『クローン人間』は必要なんでしょうか???

これは個人によっては「宗教(科学論)上の主張のため」「感情的な安定のため」などなど諸々の理由から、必要と答える人がいるでしょうが、大多数の意見・つまり社会的なコンセンサスから考えると<今は>必要ないと言い切るべきだと思います(これすら個人意見ですが)。それは新しい概念や存在に対し受け入れる体制が整っていない段階で強引な導入を行うとそれによる「歪み」のほうが顕在化してかえって有害だからと考える立場からの意見です。もちろん(国際)社会的なコンセンサスは技術や法律、メンバー間の相互の理解の変化によって変貌する「なまもの」の側面があるので、将来的には変化をするであろうとも思います(民主主義が異端だった時代と今を比べればどのような概念でも受け皿が変われば受け入れられる可能性があることがわかります)。ですが現状の技術では理論上クローン固体にかなり過酷な障害が発生しうることがわかっており、法的な問題以前にそうした「拷問」をクローン固体に強いる強行者の非倫理的な行為を許すべきではないと考えます。

また「クローン人間の技術」と考えた場合、それは「再生医学の技術」と等しいもので究極全人類・全生物への福音となる可能性を秘めた技術ですから<必要である>というべきだと思います。例えば現在問題となっている移植医療のドナー問題や各種適合不全は劇的に変化する可能性がわかっています。この場合、もちろんクローン人間を作る技術で「クローン人間を作るのではなく、いわばクローン臓器を作る」と考えるべきでしょう。

【科学技術の諸相】
http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/index.htm
・クローン技術
http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/L11_10. …

余分)
生物種の概念は「遺伝子情報の種ごとの共通性」だと思います。
現在の国際的なコンセンサスは新しくエンカウンターした未開人(←コレは多分に差別用語)も同じ人間と扱い人権を認めることになっています。
これまでにその社会にとって既知であるかどうかは問題にしていません。
また、親の概念は、生物学的には「遺伝子情報を与えたもの」ですし
社会的には「直接的に扶育・養育する立場のもの」だと思います。
わたしはそれをもって前半部分を解釈します。
性交渉云々は全く意味をなさない(AID:第三者提供精子による人工授精では性交渉の存在はない)でしょう。法律や社会の受け皿が技術の革新に追いついていない現状があります。
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この回答へのお礼

この場を、お借りして御回答・アドバイス下さった全員の方に、厚く御礼申し上げます。

現在、私は3歳4ヶ月の子供を生み育てています。

『クローン人間』に関しましては、皆様の仰るとおり『一卵性双子』の片割れ…と考えれば、正に『人間』と言える事が良く解かりました。

ただ、『移植』等の医療や科学等の『技術』の為に『臓器』として扱われるのであれば『人間』としての『尊厳』や『倫理』を無視した…いわゆる『神への冒涜』(やってはならない事)になってしまうと思います。(私は無宗教です)

また、『人口増加問題』や『少子化問題』を考えた場合、『クローン人間』の誕生は益々つじつまが合わなくなってしまう様な気がします。

もし…最愛の子供や親族を亡くした方が『クローン』を『子供』として欲している…気持ちは解からなくもないですが…『穴埋め』にしか過ぎないと思ってしまいます…

『クローン』でなくても、一人の『人間』を育てて行く事は責任も重大です。その、思い責任や義務を背負うからこそ、人間は『親バカ』になれるんだと思っています。

『クローン』として生まれて来た子供は自分の出生を知った時、『人間』として生きてきたにも拘らず、その『出生』を甘受出来るのでしょうか???

一人の『親』として、とても複雑な気持ちです。

法的な観点からの、御回答も大変参考になりました!!!

皆様、本当にありがとうございました!!!
本当は、御回答・アドバイス下さった全員の方にポイントを、お付けしたかったのですが…2人までとの事なので…どうか、ご了承下さい!!!

また何かあった時は、どうか宜しくお願い致します!!!

お礼日時:2003/01/13 14:22

この問題は諸説あるので、あくまでも(法律屋さんでも生命科学関係者でもない)私の意見です(自分の意見なので「自信あり」)。



>『クローン人間』って『人間』なんですか???
「発生の過程がちょっと従来と異なる」だけで、人間だと考えます。他の方がおっしゃるように、一卵性双生児の一種と考えると話がクリアになるかもしれません。

>『人権』って適用されるんでしょうか???
「人権」という概念から考えて、適用されると思います。これまでに明文化されていない観点だからといって除外することを「人権」は禁じていると思います。

>生まれて来た『クローン人間』って国籍や戸籍・住民票・相続…どうなるんです>か???
通常の「子」と同じでいいと思います。

>『親』は元々、クローンの『元』になった人の親が『親』とされるんでしょうか???
そう考えるのが妥当だと思います。
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クローンといっても難しく考えない方がいいんじゃないでしょうか。


元になった人間と遺伝子情報がまったく同じってだけで
紛れも無く人間なんですから。
遺伝子情報が同じならまったく同じ人間に成長する
わけじゃないですよねぇ。
育つ過程だとか、教育の仕方、成長過程で出会う人間によって
最終的にはまったく別の人格を持った人間になると言っていい
と思います。そうなれば人権だってあっていいはず。
それに自然に生まれてくるクローン人間だっているんですよ。
一卵性双生児は遺伝子情報はまったく同じですからね。
クローン人間と原理は同じです。双子の片方にに人権ないですか?
国籍や戸籍・住民票・相続無いですか?
ただ、倫理的にどうかという問題は残ると思いますけどね。
命の操作までするべきではない・・・と。
ようは、その扱われ方しだいだと思います。
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今の段階で「クローン人間」という題材は今まで無かったのでこれから議論されると思います。



用はその扱われ方ではないでしょうか?

医療機関や実験等で「頭の無いボディーのみの臓器移植用クローン人間」というのであればかなりの問題があるとは思いますが、ちゃんと頭があり、映画の様な試験管baby(この場合今現在の技術では無理ですが)ではなく、人間として母体を借りて生まれてくる限り人間として扱われるべきではないのでしょうか?

fullowさんがおっしゃっているみたいに必要とされる方々も五万とおられます。
ozawonderfulさんがおっしゃっている問題はこれから解決されていくと思われるのですが・・・

ただ、早くES細胞等を利用した臓器が作れる日がくることを私は切実に期待します。そうであれば臓器移植用のクローン人間の作成は回避できると思うのです。

あ、これはあくまでも私の意見なので参考なんかにはならないとは思いますが。。。
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>『クローン人間』は必要なんでしょうか???


クローン人間は、たとえば、映画SWのような役割があるのなら
必要であるかもしれません。
しかし、現代ではまったく必要ないと思います。
それよりも必要であるのが、クローン体細胞です。
病気で体組織が欠落した人や健全な体組織が必要な人に使用されます。

ただ、そこまでして生きていいのかという倫理問題は残ります。
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>>>『クローン人間』は必要なんでしょうか???



クローン人間が必要な人というのは、
最愛の子供を無くしてしまった親とかが
あげられると思います。だからそういう人たち
にとっては、欠けがいのない事だと思います。

しかし、「素晴らしいDNAを持っているから、それを
コピーして何かに役立てよう」という考えは、
完ぺき、やめてほしぃ。人間を道具に使うのは、
それこそ人間らしくないですから。
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>『クローン人間』って『人間』なんですか???


人間です。

>『人権』って適用されるんでしょうか???
適用されます。

>生まれて来た『クローン人間』って国籍や戸籍・住民票・相続…どうなるんですか???
普通の人間として扱われるので、産まれた国、戸籍など同じです。

>ダレが育てるんでしょうか???
クローン人間を作る依頼をした人(自分の遺伝子を持った人)

>育てる人は『情』はどうなるんでしょうか???
クローンとは言っても、要は双子と一緒です。
育て方によって、性格は変わります。
だから、顔は同じでも別人なので、情に違和感は無いでしょう。

>『親』は元々、クローンの『元』になった人の親が『親』とされるんでしょうか???
親権は人間の子であれば、あると思います。

>『クローン人間』は必要なんでしょうか???
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それが決められないから問題になってるんだと思います。

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