dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

イギリスの本を読んでいたら「鎖絞めの刑」という残酷な言い回しに訳されていたのですが、本当にそんな処罰が実在したのでしょうか、因みに本は丁度1900年代初頭の頃のイギリスの死刑制度が廃止される前の話です。イギリス当時の死刑制度に詳しい方ぜひ教えてください。私は誤訳のように思えてしかたがありません。死刑制度を廃止したイギリスでそのような刑があったとはとても思えないからです。イギリスの死刑制度に詳しい方ぜひ教えてください。

A 回答 (3件)

おそらく重罪犯、凶悪犯に適用された処刑法の事ではないかと思います。

訳す人によっては「鎖吊り刑」と言うものではないかと・・・
重罪犯、凶悪犯の絞首刑にした死体をそのまま見せしめとして街道に晒したままにする為、死体の手足が腐っても落ちないように鎖を体に巻き付けて絞首刑にしました。
また死体の腐敗を防ぐ為、タールも塗ったそうです。
昔はそうした絞首刑にされた死体が街道によく見られたそうです。


確かにイギリスは死刑制度を廃止しましたが、それは1964年からでそう昔の事ではありません。まだ50年も経っていません。
昔は子供さえ死刑にしていました。1800年には詐欺罪で10歳の子供が死刑にされ、1808年には放火罪で13歳の子供が死刑にされています。

また、死刑制度廃止も議会のリードにより決定されたもので、廃止が決まった頃は、国民の85%が死刑制度存続に賛成でした。
1995年に議会で警官に対する殺人に対して、死刑制度を復活する法案が出されました。否決されましたが世論調査では76%の国民が死刑制度復活に賛成でした。
2002年に少女2人が誘拐され殺された事件の直後に行われた世論調査では、子供の殺人に対し死刑制度復活に賛成する国民は53%だったそうです。
イギリスは死刑制度を廃止しましたが、国民の総意で決まった訳でも全員が死刑制度廃止に賛成している訳でもありません。その事は留意するべきだと思いますが・・・
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。そうでしたか、イギリスの死刑制度廃止も様々な血に塗られた歴史によって、決まったのですね。少々先進的な国だと思い込んでいた自分が恥ずかしいかぎりです。おかげで大変勉強になりました。詳しく書いて下さって理解しやすかったです。貴重な回答本当にありがとうございました。助かりました。

お礼日時:2008/11/12 18:57

蛇足を



ウィキペディアで「ガイ・フォークス」という人物を引いてください。この人物は英国史上最大の政治テロ(議会爆破)を企んだのですが逮捕され、ロンドン塔で拷問されたあと、自供書にサインさせられるのですが、もうまともに読めない文字になっています。

首を切るのもなかなか難しいものでして、おさえこんで斧でベシッ、が多かったようです。また、英国の歴史は内乱の歴史で、将来の禍根はつぶしておく、と子供殺したり平気でします。夏目漱石の「幻影の楯」は、薔薇戦争舞台にした短編ですが、このようなことを書いた一作です。

庶民にとって貴族の公開処刑は娯楽でした。なにか言うか(政治的メッセージを叫ぶか)を賭けの対象にしたりしたそうです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ガイフォークスのページ早速見ました。確かに残忍な処刑法ですね。見ているうち気持ちが悪くなってしまいました。Vフォーヴェンデッタのモデルとは知りませんでした。あの映画もかなりイギリスの暗い世界を描いてましたが。昔のほうがもっと残忍な事をしていたとは驚きです。大変勉強になりました。回答の多い中わざわざ回答してくださって本当にありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2008/11/13 18:44

昔のヨーロッパはなかなか残酷ですよ。


大昔のイングランドを舞台にした小説や映画でも、よく斬首が出てきます。
刑の名前が単語で残っているぐらいですから、あったんでしょう。

behead (~の)首を切る
drawing and quartering  はらわたを取って四つ裂き

drawing and quarteringは、
英辞郎で引くと解説が出ます。単語を入れて意味を調べてみてください・・・・。
 

参考URL:http://www.alc.co.jp/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

引き回されたあげく、はらわたをだされて、八つ裂きにされさらに焚死ですか、考えただけでも恐ろしい刑ですね。イタリアにも撲殺刑というとても、残忍な刑があった事は知っていますがまさかイギリスでもこのような刑があるとは知りませんでした。少々わたしはイギリスに理想を抱きすぎていたようです。貴重な回答本当にありがとうございました。おかげで大変勉強になりました。

お礼日時:2008/11/12 19:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!