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エカテリーナ二世はドイツの弱小貴族の娘ですが縁あってロシアの皇太子妃になりました。
それはわかるのですが、どうして、ロシア人でもなく、ロシア王室の血縁者でもないただの后妃がクーデターで皇帝になれるのでしょうか?
たとえば、イギリスで他国から嫁したお妃が王になるなんて考えられませんよね。
エカテリーナ二世は頭脳が優秀で人扱いもうまく女帝としては優れて功績を残したとはいえ、あくまで外国人で、もともとはお妃だった人。
当時のロシア人に抵抗はなかったのでしょうか。
皇帝として優れていれば、性別や血筋や国籍は気にしない国民性なのでしょうか?

A 回答 (4件)

ピヨトール3世(エリザベータの甥)は養子で、おばかさんで有名で、彼は全く政治には向いていなく、彼の興味は鉛の兵隊と遊ぶことや愛人などと派手に遊ぶことしか興味がなかった人と言われています。


それに比べ、エカテリーナは教養も高く、賢く、兵も率いることが出来るような女性でした。それに加え、後継者となるバーウェルを生んだことは、家族がなく、孤独だったエリザベータに受けいられる最高の点だったと思います。

>皇帝として優れていれば、性別や血筋や国籍は気にしない国民性なのでしょうか?

反対に、政治を司れない馬鹿でも地位の方が大事だとは思わないと思います。
映画や歴史映画などで知る限り、ピヨトール3世は徳川13代将軍や○○天皇みたいな感じの人だったようですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
池田理代子の漫画ではピョートル三世は無邪気で子供のような、何も深く考えない人として描かれていますね。
普通の庶民としてはよかったかもしれませんが、皇帝になる器ではなかったということですね。

お礼日時:2008/11/22 21:52

まず、ロシアの皇帝がすごい!という先入観をなくさないと理解しづらいかなと思う。

ロシアが欧州の中で確固たる地位を築いたのは、ナポレオンの時代18世紀末。ピョートルの頃に「東の外れに、なんか大国スウェーデンに勝った新興国がいるぜ」と思われた程度18世紀初め。
んで、ロマノフ王朝自体も初代が1613年(17世紀初頭)からで、ヨーロッパの王家の中では格下です。エカチェリーナの母方の方が格上になります。今でこそデンマーク王家といえば、影が薄いですがちょっと前はバルト海にまたがる大帝国。その王家の分家がエカチェリーナの母方のホルシュタイン=ゴットルプ家となります。

あとゲルマン系では確かに女系とか遠い血をたどってというのがありますが、スラブ系ですと貴族の力が強くて、血統が途絶えると選挙で外から持ってくる傾向が強いようです。
また、歴史的にロシアですと外来王の伝統がある感じ。
ノブゴロド公国やキエフ公国などは、スウェーデン人がやってきて王様になっています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ロシアは西ヨーロッパから見るとあくまでも後進国でしかないんですよね。それは今でも続いている考え方なのかもしれませんが。

お礼日時:2008/11/22 21:49

ヨーロッパでは結構他国から入って王様は多いよ。


イギリスなら、名誉革命の時のウィリアム王がいます。
エカチェリーナのおじさんはスウェーデンの王様になっています。今から見ればロシア>>>スウェーデンですが、当時の感覚で言えば、どっこいどっこい。
ロシアの隣ポーランドですと16世紀ですと、スウェーデン=ポーランドで同君連合だったりするし。17世紀だとポーランド=リトアニア同君連合だったりする。
19世紀にギリシャ王国が成立したときには、ドイツ人が王様になっている。
一般に、ヨーロッパですと、貴族同士が牽制しあって、その国と縁もゆかりもない外人を連れてきて王様にするケースは多々あるようです。

この回答への補足

ありがとうございます。
エカテリーナの母の兄は確かにスエーデン国王になったようですが、だからと言って,ただのお妃がロシア皇帝=女帝になるというのはよくわからないんですよね。
大体、その国の皇室の血縁者を連れてきて国王にしているのに、エカテリーナ二世はロシア皇帝とは血縁ではないですからね。

補足日時:2008/11/18 21:03
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エカテリーナ2世が女帝になるのと、よく似た事例がそれ以前にありました。


エカテリーナ1世です。
エカテリーナ1世は、貧農に生まれ、スエーデン人と結婚し、ロシアとスエーデンの北方戦争中に捕虜となり、召使としてピョートル1世に献上され、気に入ったピョートル大帝は、妻にします。
ピョートルの死後、ロシアは、ピョートルの先妻の孫アレクセイを皇帝に押す者と、エカテリーナを押す者とに分裂し、結局エカテリーナ派が勝利を収め、エカテリーナ1世として即位します。

エカテリーナ2世の場合も、ドイツかぶれで国民や貴族に人気の無かったピョートル3世にかわって即位します。
エカテリーナ2世は、ドイツ人ですが、ロシア人らしく振舞い、夫ピョートル3世よりも褒め称えられています。
ただ、一部には、抵抗があったようですが、大きな勢力にはなっていません。
ただ、当初エカテリーナ2世を担ぎ出した貴族たちは、女帝であればコントロールしやすいと考えてエカテリーナを擁立した可能性があります。
本来であれば、エカテリーナの子後のパベル1世が帝位につくはずですが、そうならずにエカテリーナ2世が即位した事に、裏がありそうです。

この回答への補足

ありがとうございます。
要するにロシアでは、皇帝になるのに血筋性別国籍身分は関係なくて、あくまでも実力主義だということでしょうか。
ある意味進んだ考え方??なのかもしれません。
当時のロシアの王室では権力闘争が凄まじかったようですね。
長子相続で穏健に相続した王室の方が平和ですね。
女帝ならコントロールしやすいという考えは世界各国にありますが、
必ずしもそうでもなくて、強大な君主になる女性もいますね。
エカテリーナもそうだし、エリザベス一世もそうですね。

補足日時:2008/11/18 21:07
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