プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

デジタル一眼レフは、メーカーや機種によって撮像素子サイズが違います。
同じ焦点距離でも、撮像素子のサイズに応じて、画角サイズが変わりますね。
標準から望遠に関しては、問題無いと思います。
広角から超広角撮影に関してはどうでしょう。

撮像素子のサイズが小さくなるにつれ、画角も応じて小さく成ります。
レンズの焦点距離は変わらないので、撮像素子が小さく成っても、写るのは真中の部分ですが、小さくなるほど、周辺に生じる収差の影響も、トリミングの様に、画角が小さくなる事で、影響を、あまり受けなく成るのかも知れませんが、この質問では、フォーサーズ(14mm→28mm 2倍)、APS-C(18mm→28mm 1.5倍)、フルサイズ(28mm)を比較して、レンズの性能条件を、レンズキットレベルとし、撮影者は初心者、被写体に向かい正面からの撮影だとして、広角から超広角に生じる歪みの影響は、同じ画角でも、それぞれ結果は、違うと思うのですが?

愚問かも知れませんが、広角撮影を楽しむに辺り、28mmが撮れたら十分なのかも知れないですが、同じ14mmを楽しむなら、少しでも画角は広い方が良いと考えたので質問しました。

撮影初心者です。
実際に撮影した経験では17mm F2.8で景色を撮ると左右の端部分に傾斜が見られたのと、フォーサーズ14mmサンプル写真の建物の傾斜が強く感じたので、14mmとも成ると、やはり中心部分まで、影響有るのかなと考えました。
広角20mm以下から超広角に向かい傾斜や歪みは増して行くと聞きます。
販売店のサンプル写真でも、その経過を順に示した物を見ます。

画角の小さなフォーサーズは、歪みの酷い部分は、殆ど、写らないから、大差無い事なのでしょうか?
歪曲収差等、収差についての用語の意味を知ってるだけで、撮影体験としては実感出来てません。
(経験値乏しいです。)

性能(収差補正)の優秀なレンズで撮影したら、この結果も、違ってくるのですか?

A 回答 (5件)

No.3のyamameです



>フォーサーズ14mmサンプル写真の建物の傾斜が強く感じたので、14mmとも成ると、やはり中心部分まで、影響有るのかなと考えました。

とは、歪ではなく広角ほど遠近感により遠くの物ほど小さく近くのものは、大きく強調されて写ります。中心部も同様でレンズの効果です。

歪とは、直線が曲がったり(歪曲収差)、点が点に写らなかったり(非点収差)、尾を引いたように写る(コマ収差)、色が滲む(色収差)他、があります。

色収差以外は、広角ほど大きくなる傾向にあります。広い画角を写し込むので特に歪曲収差が顕著です。

球面レンズは、人間の網膜同様に球面に焦点しますが、カメラレンズの場合には、色々な形状のレンズを組み合わせて無理やり平面に結像させているために非点、コマ収差等は、周辺画像程増大します。

撮像素子の小さなフォーサイズ等は、同じ画角を得ようとするとより広角のレンズとなる為、不利です。
また、同一の画素数にした場合には、同一解像度を求めるならより高解像度のレンズが必要になります。
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この回答へのお礼

yamame3497さん

二度にわたって詳しい回答を有難うございます。
分かりやすかったです。
私は、自分で、もう少し、広角レンズの特性を学んだ方が良いと分かりました。
此処で、教えて頂いた事をヒントに、もう少し、掘り下げて学んでみます。
有難うございました。

また、分からない事が有れば教えて下さいね。

お礼日時:2008/12/07 18:37

まず、歪みを


・レンズの歪曲によるもの(カメラに正対した平面上の図を写してもゆがむ)
・歪曲0の広角レンズでも奥行きのある被写体を撮ったときに、周辺が外側に流れるようになる(カメラに正対した平面上の図を写すとゆがまない)
にきちんと分けて考える必要があります。

前者は、個々のレンズによるとしかいえないでしょう。
ただし、同じ構成のレンズなら、同じ画角だと、撮像素子の寸法によらず遠方を撮影したときの歪曲は同じになります(光学系全体が相似になるので)。(が、撮像素子の大小、レンズの後の必要な空間などで、同じ構成のレンズにできないことが多いので、、、。)
被写体が近くなるときには、撮像素子が小さいほうが(遠方の状況からの変化が少ないので)有利かとは思います。

後者は、単純に画角で決まりますので、被写体、画角が同じなら撮像素子の大きさに関わらず、同じになります。

この回答への補足

収差については、表面的な用語の意味程度しか分かってません。m(__)m

ご指摘通り、その方面を、理解出来る様に勉強を進めて行きます。

初心者向けの入門書には一括りに、広角レンズは歪むので・・・・みたいな短絡な表現で締めくくられている事がほとんどで、私も、カタログの用語の意味を理解出来る程度です。

分かり易くご解説頂けたので、興味が持てました。
もっと、理解を深める為に、図書館で、その方面の書籍を探してみます。

補足日時:2008/12/02 11:21
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この回答へのお礼

今迄、独学で進めて来たカメラの勉強も、触りが分かり始めると、さらに、分からない事が広がります。
収差の事も、今回指摘頂いた内容で、単に用語の意味を知っているだけでは、撮影に結び付かない事が分かってきました。
撮影して、こう言う事なのかと実感するのも大切です。
もっと、レンズの性質や特徴を学べば、だんだんと、カメラも身近に成るのかも知れません。
今の私には、ちょっと、難しい回答内容でしたが、勉強する方向を教えて頂いたとと思います。
有難うございました。
もう少し、意味が分かるように成ったら、また、教えて下さい。

お礼日時:2008/12/07 18:46

レンズの特性に画角と遠近感(パースフェクティブ)があります。



画角は、視野に相当しますが、人間の中心視野に相当する画角のレンズを標準レンズ(35mmフィルムで焦点距離50mm位)とてしおり、撮像素子(フィルム)の大きさにより焦点距離が変わります。

一方、遠近感はレンズの焦点距離によって決まってしまい
人間の目に近い(自然な)のは、焦点距離80mm前後とされています。
35mmフィルムでポートレートに85mmが多用されたのは、その様な理由からです。

また、6x6や6x7などの中判カメラは、標準レンズが80mm前後になるので人間の目の中心視野と遠近感が近い為、多くのプロ写真家に愛用されております。

更に、実際の人間の視野に近づけるためにより大きなサイズの大判カメラ(リンホフなどの45)も利用されております。

撮像素子が小さいほど画角(中心視野角)と遠近感のバランスが人間の視覚と整合し難くなります。
何れ全てのサイズカメラでデジタル化が標準になるかもしれません。

この回答への補足

詳しく分かりやすい説明を有難うございます。

私は、デジ1買うまでは、使い捨てカメラと携帯電話のカメラ機能しか使った事が無くて、デジ1を趣味にしようと決めてから、独学で人に教えて貰いつつ基礎を学んだのですが、大判、中伴カメラの事は、ちらっと見たぐらいで、無知です。
いつか、フルサイズにステップアップできる時には、その辺も勉強しないといけないかなぁ・・・・?程度の認識でした。
奥深い世界です。
手に負えないから手近な知識だけ・・・・とはいかないようです。
教えて頂いたように、色んな事が関わるのですね。
時間をかけて、とにかく基礎が確かに成るまでは、地道に知識習得に励みます。
でも、撮影しないと実感無いから、ステップアップしたら、順番にレンズを揃えて行こうかなと考えているので、その時は、相談に乗って下さい。m(__)m
用語の意味を理解しても、撮影しないと机上の空論ってやつですよね。

補足日時:2008/12/02 03:00
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この回答へのお礼

親身に教えて頂いて嬉しいです。
これからも宜しくお願い致します。
教えて頂いた事を、ちゃんと勉強しておきます。
有難うございました。

お礼日時:2008/12/07 18:48

一般論として回答します。


個々のレンズについては、カメラ雑誌等のテストレポート等を参考にしてください。

イメージセンサーが小さくなれば、それだけ焦点距離の短いレンズを必要としますので、結果的に同じです。
樽型の歪曲収差は、単焦点よりはズームレンズ、更にはズーム比が高くなる程、顕著になります。
勿論、設計により軽減できますが、そうするとエレメントの構成枚数が増え、嵩高くなり、画質や使い勝手にも影響を与えます。
当然コストにも影響を与えますので、幾ら歪曲収差の少ない優秀なレンズを開発しても、気軽に買えない値段になってしまいます。
ですから、歪曲収差、画質、コスト等の兼ね合いで設計します。

一般に優秀なレンズ=高価なレンズと言われるモノは、MTF特性で解像度が高くヌケの良いレンズで、必ずしも歪曲収差が少ないとは言い切れません。
歪曲収差に拘るなら、結局のところ、単焦点レンズかズームレンズの歪曲収差が最小になる焦点距離域で使用するしか有りません。
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この回答へのお礼

仰る通りです。
こうして、色々なご意見を聴いている内に、拘るには小さすぎる事と思う様に成りました。
しかし、その小さな一点に拘ったからこそ、皆様から沢山の知識を頂き、次の習得目標も、決まりました。
疑問を持つ事、それを放置せず、きちんと確認して置く事は、学ぶ上で大切ですね。
丁寧なご回答、感謝しています。

お礼日時:2008/12/07 18:54

同じイメージサークルのレンズを使用して各フォーマットサイズの


カメラを使った場合は、仰られる様にレンズの中央部分のみの使用に
なりますから、歪みは少なくなるでしょう。
が、現実的にはセンサのサイズに合ったイメージサークルのレンズを
使うことになりますから、センササイズでの歪みの違いより、各レンズ
での違いを考えた方が現実的です。
中ではオリンパスはセンサの大きさに対して余裕を持ってマウントを
大きくしている様ですから、松竹梅とランクがある中の竹レンズ
などは、その効果が発揮されている模様です。

この回答への補足

広角レンズにしても、色々有るんですね。
設計とか、コーティングだけの問題じゃ無いんですね。

デジ1を趣味にするからには、勉強しよう。
奥の深い世界と覚悟はしてましたが・・・・知れば知る程に底無しです。
独学で、入門書は、色々読んでるんですが、未だに、理解不足を指摘されます。(TT)

でも、指摘されて、調べ直して、だんだん知識が深まれば、何時か、まともな写真が撮れるかなと、頑張ってます。

補足日時:2008/12/01 23:36
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この回答へのお礼

私には、いささか早飲みこみで思い込みの激しい欠点が有ります。

女性としては、おっちょこちょいは、愛嬌。
危なっかしいで済むのですが、写真を勉強すると言う事に対しては、十分に落ち着いて、正しい知識を習得していかなければ、長きに渡る苦労の意味も有りません。

得た知識を短絡に、結論付けず、丁寧に覚えて行きます。
有難うございました。

お礼日時:2008/12/07 19:02

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