
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
No.3です。
再び失礼します。No.4様のご回答を踏まえ、自分の回答を補足させてください。「たり」は、自動的に連続使用しなければならないわけではありません。ご質問の「たり」には意味が3つあります。以下、一部、国語辞典を参考に記します。
(1)並行する、あるいは継起する同類の動作や状態を並べ挙げるのに用いる。普通、「…たり…たり」のように、「たり」を二つ重ねて用いる(時に、末尾の「たり」のあとに「など」を添えていうこともある)。
・これがご質問のケースですよね。このほか、
(2)(副助詞的用法)一つの動作や状態を例として挙げ、他に同類の事柄がなおあることを暗示する。
(3)(終助詞的用法)同じ動作を「…たり…たり」と繰り返して挙げ、命令や勧誘の意を表す。
・という意味も別にあるのです。No.4様のご紹介された用法は(2)のことです。例えば、
「あの子は、親に立て付い【たり】して、本当に困ったものだ」
「私が人をだまし【たり】などするものですか」
この場合は、その意味合いから、逆に単独使用しかダメですよね。
(3)の用例としては、今では主に昔の文学作品などにおけるセリフでしか目にしませんが、
「さあ、早く起き【たり】起き【たり】」
「そこにいては邪魔だ。どい【たり】どい【たり】」
というものですね。
ご質問における、
「人が出【たり】入っ【たり】している」
「本を読ん【だり】手紙を書い【たり】する暇もない」
「大きかっ【たり】小さかっ【たり】などして、なかなか体に合うのがない」
というような用法は(1)です。これは、連続使用が原則です。
「たり」自体には上記のように3種類の意味がありますが、ご質問文から判断して、No.3では(1)に限った回答をした次第です。
No.4
- 回答日時:
「~たり」の使い方については、私も結構こだわっていました。
「~たりを使うときは最低2個以上」ということで、「~たり~する」という文を見ると、必ず「~たり~たりする」と直してきました(仕事が出版なもので)。しかし、今回のお話とは用法が異なりますが、「単独使用」の用法もあるそうです。以下、辞書の一部引用です。
◆同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させる意を表す。「車にひかれたりしたらたいへんだ」
そういえば、こういう用法もありますね。
No.3
- 回答日時:
最後は「××したりする。
」が正しいです。私は、以前はこのことに鈍感で、日常的な文章だけでなく、仕事上の文章でも「○○したり、△△する場合があり…」などと平気で書いていました。
しかし、この場合、「Word」であれば、文章校正機能で「○○したり」の部分にチェックが必ず入るので、「何がおかしいのだろう?」と思って調べると、「『~たり』は繰り返して使います」という警告文だったので、「あっ、そうだったんだ」と思ったものです。
それ以来、私は「たり」の部分を気にするようになりました。
そういえば、「上がったり、下がったりする」とは言いますが、「上がったり、下がる」はおかしいですよね。
「たり」というのは、並行する同類の動作や状態を並べ挙げるのに用いる助動詞ですので、その動作や状態の表現は「対等」でなければならないところ、片や「下がる」と普通の終わり方をしており、バランスが崩れるため、違和感を持つわけです。
このような短い文章だと違和感を持ちやすいですが、一つ一つが長い文章だと、ついつい見落としがちですので、文章校正の際は注意しています。
一つ一つが長い文章とは、例えば、「ついつい見落としがちですので、Wordの文章校正機能を利用したりしています。」というのはおかしいですよね。「たり」は複数の動作等を並べ挙げるものなのに、単独使用していますから。
これが、「ついつい見落としがちですので、音読によりチェックしたり、Wordの文章校正機能を利用したりしています。」であれば、連続使用なのでOKです。
ところが、「ついつい見落としがちですので、音読によりチェックしたり、Wordの文章校正機能を利用しています。」となると、間違いなのですが、見落としやすいということです。
ちなみに、「ついつい見落としがちですので、音読によりチェックしたり、Wordの文章校正機能を利用したりなどしています。」という具合に最後の「たり」の後に「など」を添えることも可能です。
No.2
- 回答日時:
「歌と歌ったり、踊りを踊ったりする」は違和感があるませんが、「歌と歌ったり、踊りを踊る」は拍子抜けですね。
似たような例で、「歌を歌ったり、手を叩いたりする」に対して「歌を歌ったり、手を叩く」はどうでしょう。後の方は、かろうじて違和感がありませんが、前の方は何も問題がありませんね。
「晴れたり、曇ったりする」は良いですが、「晴れたり、曇る」も変ですね。天気予報でも、前者を使っているようです。
ですから、「、、たり、、、たりする」は常に可能ですが、「、、たり、、、する」は違和感が在る場合もありますね。全てに「たり」をつけておくと、比較されている物がはっきりし、我々は頭の中で無意識のうちにバランスを感じているようです。ですから、脳味噌の生理から言うと、前者が本来は正しいのでしょうが、後者でも違和感を感じない場合がたまにあるので、本来の用法からズレているが、それを使う人も時々いると言うことでしょう。
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