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2008年は原油と穀物の相場が一時急上昇し,これに連られてガソリンやカップ麺の小売価格も上昇しました。その理由として新聞やTVの報道番組の多くは「ヘッジファンドなどの投機マネーが流入したため」と説明していますが,私はどうしても理解できません。
投機マネーが流入(買う)するのは現物ではなく先物取引ではないでしょうか。我々の生活(ガソリンやカップ麺の価格など)に影響を与えているのは先物価格ではなく現物価格です。また先物取引に参加するファンドなどは将来の現物価格を想定し,買う権利(義務)や売る権利(義務)を売買しています。すなわち将来の現物価格を先物が追いかけている状態であり,言い換えれば,(将来の)現物(価格の変動の想定)が原因で先物(価格の変動)が結果だと思います。この逆に,投機マネーの一時的かつ過度な流入により先物価格が極端に上昇しても,これを原因にして現物価格が上昇することはないはずです。現物を買うのは,あくまでもそれを必要してしる(または流通させようとしている)商社などだからです。結局,価格が上昇した原因は次の3つによる需給バランスの変化(需要増,供給減)に集約される気がします。
・正解経済が好調であったことによる需要増
・アメリカなどがバイオ燃料にするための需要増
・オーストラリアなどの穀物地域の悪天候による供給減
しかし,日経新聞にもNHKの報道番組でも「投機マネーの流入」が最大の原因のうちのひとつと言っています。やはり私の考えは間違っているのでしょうか・・・。

そこで質問ですが,
「2008年の原油と穀物の現物相場が一時急上昇した原因に「投機マネーの(先物取引への)流入」は関係ないのではないでしょうか?」
また,前段の私の記述で間違いがあったらご指摘して頂けると幸いです。

A 回答 (2件)

原油で言うと、現物原油の価格は先物(WTI)の値段を反映しているのです。


そもそもの値段の決め方が先物次第なので、投機マネーが先物相場に流入すると、現物もあがるのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
現物価格が先物価格の値段を反映しているとは知りませんでした。
先物は将来の現物価格を想定して売買しているのに,現物価格が先物価格を反映しているとなると,鶏が先が卵が先かみたいで不思議な感じがします・・・。

お礼日時:2009/01/04 17:26

先物が上がっても現物価格が上がらないと言われていますが、現物価格が先物価格を参照して決まっています。




WTI原油価格とガソリンスタンドのガソリンの値段などを比較するとその関係が分かります。先物に遅れること数ヶ月で、その先物の値段が現物の価格に反映されます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
現物価格が先物価格を参照して決まっているとは知りませんでした。勉強になりました。
ただ,2008年の様に極端に原油の先物が上昇したときの現物相場では「こんなに高いのなら買わない」と購入を断念する商社などが増えて原油が大量に余る気がしますが,実際には需給バランスが保たれていたとなると現物取引の市場でも,一時145ドルまで上昇したあの異常に高い価格でも「買いたい」と考える商社が多数あったと思うのですが・・・。
例えば仮に,2008年に先物取引がこの世の中からなかったとしても,やはり現物取引の価格が昨年とほぼ同じ程度まで上昇していた気がするのですが,いかがでしょうか。

お礼日時:2009/01/04 17:37

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