『L・DK』上白石萌音&杉野遥亮インタビュー!

次の問題の(  )を埋める問題です。
「1897年には綿糸の輸出量が輸入量を完全に上回ることになった。また,製糸業も(  )獲得のための重要な輸出産業として発展したほか、、、」
(  )に入るのが「正貨」か「外貨」なんですが、正解は「外貨」のようです。でも「正貨」ではなぜいけないのかわかりません。教えてください。

A 回答 (1件)

この時代、イギリス・フランス・ドイツ・アメリカといった主要国は全て金本位制を取っていました。

これらの国の通貨を獲得するのは、その通貨に相当する正貨(金塊)を獲得するのと同じことでした。

正解が「外貨」であるというのは
「輸出代金を受取る際に、主要国の通貨で受取るのが普通であったから」と説明できます。
例えば日本が生糸を海外に輸出する場合、代金を「英貨***ポンド」とか「米貨***ドル」で受取ることはあっても「金塊何キロ」で決済することはありませんでした。理由は「面倒だから」です。

金塊を運ぶのは大変ですので、各国は自国の保有する金塊を当時の世界の金融の中心であるロンドンに集積し、それを信用の源泉として金本位制による紙幣を発行し、自国の内外に流通させていました。もちろん、各国が望めば、ロンドンに保有する金塊を、海上保険をつけて自国に輸送することは自由でした。第一次大戦前の平時であれば、イギリス海軍が世界の主要航路の安全を確保していましたので、海上輸送のリスクは「海難事故」だけでしたから、金塊の海上輸送に際しての保険料は合理的な範囲に収まりました。

日本が海外に例えば生糸を輸出して、代金を「外貨」で受取れば、結果として日本銀行がロンドンに集積している、日本円の信用の源泉である金塊が増加したのと同じ効果を生んだわけですが、直接的には「(金塊といつでも兌換できる)外貨が増加した」こととなったわけです。

なお、上記の穴埋め問題で「正貨」を入れた場合、採点者のレベルが高いほど、減点される可能性が減るでしょう。
私が採点するなら
「この生徒(学生)は19世紀末の金本位制をよく理解しているな」
と考えて「正貨」でも正解とします。
そして、機会があれば質問者さんに「お前は経済史の研究者になる素質がある」と言うかもしれません。
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