夫婦ともに保険に入ろうと思うのですが、悩みに悩んでなかなか決められず、皆さんに助言を頂きたいと思っております。
私(夫)は現在、独身時代に親が知り合いとの付き合いで掛けていた保険があります。
(旧生命)
終身・65歳払済 月額8900円
死亡時700万円
入院特約 5日目以降1日5000円
他に手術一時給付金有り
解約払戻金有り
今後加入する保険の内容により、この保険を解約することも考えています。
今、加入しようと思う候補が、医療保険がオリックス生命(CURE/CURE Lady)、ピーシーエー生命(メディスマート)、
生命保険がオリックス生命(FineSave)です。
また、金銭的に余裕があればガン保険(アフラックのフォルテ等)も入りたいです。
保険に貯蓄性は求めておりませんので、掛け捨てで考えています。
悩んでいるのは、医療保険の1日当たりの入院給付金を5000円と10000円のどちらにするか、
入院期間60日と120日どちらにするか、
死亡保険金をお互いにいくらぐらい掛けるかという事です。
うちの家庭状況はこうです。
夫32歳:年収約330万円
妻30歳:年収約300万円
貯金:2人合計で約150万円
マンションのローン:夫名義で2350万円、35年始まったばかり
子供:なし
入院給付金に関しては、1日1万円ぐらいは必要だといいますが、それぐらいの給付で、
入院したらプラスになったという話もよく聞きます。
保険の利く医療であれば、高額医療費制度もありますし給料もゼロになるわけではないので、
5000円でもなんとかなるのかなとも思います。
入院の日数については、全く良く分かりません。
ほとんどの入院は60日ですむような気もしますが。
また、死亡時の保険金ですが、私が死んだ場合はローンが無くなりますが、
妻が死んだ場合はまるまる残るので、その負担を保険金で減らすことだけを考えれば、
あとは生活費はお互いに収入があるので葬儀代・墓代ぐらいで良いとの考えですが、甘いでしょうか?
今後子供ができて、もし妻が退職する事になれば私の死亡保険金は改めて考える必要があると思いますが。
ですので、現時点では妻に1000~1500万円程度の生命保険を掛け、
私は300万円程度の生命保険で良いのかと思っています(保険期間65歳まで)。
ただし、私の場合、それなら府民共済の総合タイプの月々2000円支払のほうが良い気もします。
(月々の保険料もあまり変わらないし、交通事故の死亡時は保険金が多い、入院給付金もある等)
これにガン保険も加入すると結構な金額になります。
何かあった時にもらえる保険金は、多いに越したことはないですが、
現時点でも、月々6~7万円程度の貯金をしたら、生活にあまり余裕がないので
保険を掛けすぎる事は避けたいと思っています。
(これでも貯金していく月額が少ないと思っているのですがどうでしょう?)
結局は人それぞれだと言われればそれまでですが、いくら悩んでも結論が出ないので、
どうか皆さん、助言やご意見などお願いします。。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
保険を考えるときの基本は、リスクをはっきりとさせることです。
つまり、何のために、どのような保障が、いくら必要か……ということを、まず、はっきりとさせることであり、どの保険にするのかというのは、次の段階での話です。
リスクをはっきりさせるには、ライフプラン(これからの人生の予定表)を立てることが重要です。
住宅購入は終わりました。お子様のご予定は……?
次に、ライフプランに基いたキャッシュフロー表と作成します。
キャッシュフロー表とは、これから30年間、40年間の毎年の収支と累計の収支を一覧表にしたものです。
このキャッシュフロー表ができたら、色々なシミュレーションが可能となります。
例えば、夫様に万一があった時、夫様の収入を遺族年金に、住宅ローンをゼロに、死亡退職金を計上して、生活費から夫様の分を引くと遺族のシミュレーションとなります。
このときのマイナスを補うのが保険です。
さてさて、ここで問題になるのは、むしろ、奥様が亡くなったときです。
お二人の年収が近いので、まさに、お二人で生活を築いていくことになると思いますが、奥様が亡くなったとき、夫様は遺族年金を受取ることができません。
300万円がそのまま減収となり、しかも、住宅ローンが残ることになります。
いまさら……ですが、住宅ローンは、お二人の共同名義にして、どちらが亡くなられてもゼロに設定するのが、共稼ぎの方では普通なのですが、それを選択されなかったのは、何か特別の理由があるのでしょうか?
夫様一人の名義になっているので、妻様に万一があったとき、住宅ローンを繰り上げ返済できるように、死亡保障を上乗せしておく必要があります。
特に、お子様が誕生された後では、妻様の死亡保障がとても重要になります。
この辺りの点も、キャッシュフロー表で簡単にシミュレーションできます。
夫様の現在の保険は、このようなシミュレーションの中で考えるべきものですが、そのまま終身の死亡保障の部分(主契約)は、継続されるのが最も良いと思います。
また、死亡保障と医療保障は、目的の異なる保障なので、保険も別々にするのが基本です。
●医療保障
医療保障を考えるときには、健康保険制度を抜きにしては考えられません。
健康保険制度には、高額療養費制度があり、ある月(1日~末日)の純粋な医療費の自己負担額は……
80,100 円+(総医療費-267,000 円)×1%
で、計算される金額と決められています。
つまり、200万円の医療費がかかっても、自己負担は97,430円となります。
それに、入院食事代(一食260円)や差額ベッド代が別途、自己負担となります。
平均の入院期間が37日であること、8割の入院が30日以内、95%が90日以内ですから、医療費は貯蓄でカバーする、医療保険は気休めで十分という考え方があります。
医療保険が気休めで十分ならば、一回の入院限度日数60日型、入院給付金日額5000円で十分です。何しろ、気休めなので……
一方、高齢になると入院する回数も増え、入院日数も長くなります。
65歳以上では平均入院日数が50日を超えます。
なので、長期入院に備えたいという考え方があります。
年金生活になってから、医療費負担を考えたくない(貯金が減るのは不安)。
などなど、リスクをカバーしたいという考え方もあります。
本気でリスクをカバーするのならば、
一回の入院限度日数は、120日、180日以上、入院給付金日額も高いほど良いことになります。しかし、言うまでもなく、コスト(保険料)も高くなるので、どこかでバランスを考えなければなりません。
気休め派、リスクカバー派のどちらが正しいということはありません。
どちらの考え方をするかによって、選ぶ保険が変わるのです。
死亡保障もそうですが、まず、大切なことは、「目的」です。
リスクをはっきりさせることです。
それがはっきりしてから、ニーズに合っている保険を選ぶのです。
先に、保険商品を見てしまうと、迷うだけで、答えが出てきません。
ご参考になれば、幸いです。
早速のご回答ありがとうございます。
ライフプランですか・・・。
子供に関しては天に身をまかせという感じなので・・・。
結局は現時点(DINKS)でのキャッシュフローで考えるしかないですよね。
子供がいなければ遺族年金も微々たるもの(遺族基礎年金はもらえず遺族厚生年金のみ)ですので、
その点も考慮して死亡保障額を決めないとだめですね。
こういう事を保険代理店で聞きたくて一度訪問したのですが、さっぱり話にならなくてこちらで相談させて頂きました。
キャッシュフロー云々は保険代理店は担当外なのでしょうか?
有料のFPの方々にくわしく相談しないといけないのでしょうかね。
住宅ローンに関してはフラット35にしたんですが、今になって思えば団信を連帯債務でデュエットにしておいたらとも思うのですが、
当時は良く考えていたつもりでもまだまだ考えが浅かったですね・・・。
現在の私の保険に関してですが、入院給付金の部分だけはずす事ができるのですね。気が付きませんでした。
一度保険会社に聞いて、いくら安くなるのかなど確認してみたいと思います。
医療保障に関しては、老後の不安を減らしたいという考えが1番強いので、
その点からすると限度日数120日は必要になりそうですね。
また、今のまま健康保険制度が変わらないとすると、1ヶ月丸々入院したとして、
最大で80,100円プラスアルファで、入院給付金が1日5000円だったとしても150,000円になり、
年金しか収入の無い老後でも、住宅ローンが終わってると考えれば
日額5000円でも入院費用は十分まかなえるという考えは合っていますでしょうか?
とにかく保険にかけられる費用も家計上限度があるので、もう少し考えて決めたいと思います。
詳しいお話、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
保険と言うのは保険会社に手数料という形の追加コスト(生命保険の場合大体保険料の30%~50%と言われています)を払ってリスクを軽減する行為です。
他方、世帯年収の4倍もの大金を借金して住宅を購入すると言うのはハイリスクの投資行為です(投資におけるハイリスクはハイリターンの可能性を生み出すので必ずしも悪いことではないです)。一方でリスクの高い投資を行い、別の面で高い“追加コスト”を払ってリスクを軽減をするというのは論理的に矛盾しています、保険に入る程リスク回避的なら住宅ローンは組むべきではありませんし、住宅ローンを組む程リスク志向的なら保険に入るべきではありません。
住宅ローンは帳消しできるものではありませんがこれからのライフプランを考える際に他の行動との整合性を考えてリスクの調整をするのは良いことだと思います。
保険の話に入ります。上記でも触れたように保険は非常にコストの高いリスクヘッジ手段です。また死亡や入院といった極限定されたリスクににしか備えられない事を考えても(離婚や失業のほうが死亡や超長期入院より発生確率は上です)どうしても必要な時以外加入しない、というのが経済合理的だと考えます。このような視座から各保険を検討してみましょう。
生命保険ですが、ローンの支払いはボーナス払いが無ければ月々9万円といった所でしょうか、旦那様お一人の収入でもなんとか払い切れる額でしょう。お子様が生まれるまでは死亡保障は必要ないと考えます。お子様がお生まれになった場合はその時の貯蓄と所得、死亡時の親類縁者から受けられる保護などを検討して最低限必要な額を検討されると良いと思います。
ところで子供のいない世帯に対しての生命保険をセールストークとして常用される葬儀代についてですが、例えば30歳の男性が向こう10年で死亡する可能性は約1%、女性はそれ以下です。このような低確率で起きるイベントの為に高い手数料を払うのは正直どうかと思います。このような事態が起こってしまった際、親族に多少の負担が掛かってしまうのは仕方のない事ですし、この程度の負担も厭うような親族しか持っていないことの方がむしろ悲しいことのように私には思えます。また死亡退職金でカバーできる事はしばしばあるのでいくら貰えるのか確認しておきましょう。
次に医療保険ですが貯蓄が既に150万円程ある事を考えればおよそ殆どの医療保険が給付してくれる範囲はカバーできます。超長期入院や癌に備えられる保険以外で加入する必然性は薄いでしょう。質問者様ご夫婦が告知義務に該当する病歴はないが極めて不健康であり保険会社への高い手数料を払ってなお元をとる自信があるのであれば加入も一案かもしれません。
医療保険を検討されるくらいならガン保険に入りましょう。ガンは再発の可能性がある事や、高額療養費制度がカバーしない先進医療を必要とする場合等がままありますので貯蓄では対応できない可能性があります。ただし保険会社もかならず元をとれるような商品設計をしますので(例えば殆どのガンは180日以内に再発することを見越して180日以内の再発は給付対象にならない、等)契約内容をよく確認してから入りましょう。
それと質問とはズれますが住宅ローンがある場合、貯蓄よりローンの繰上げ返済を優先することをお勧めします(但し医療保険と言う超不利な金融商品を使用しないですむようにもう少し貯蓄を増やしてからです)。例えば3%のローンを返済することは3%の元本が保証された貯蓄をするのと同じ効果があります。そしてそんな有利な投資手段は現在日本には存在しません。逆に言えばいかに借金が不利かという事をご理解いただけると思います。
ご回答ありがとうございます。
そうですね。仰るとおり保険に入らないというのも選択肢の一つかも知れませんね。
入院日額1万円もらえても、将来の1万円が今の1万円と同じ価値があるという保証もないですもんね。
しかしながら、住宅ローンに関しても全期間固定にして出来るだけリスクの幅を小さくしていますし、
全然保険に入らないというのも不安なところもありますので、良く考えてみたいと思います。
貯蓄よりローンの繰上返済の優先というのは存じております。
繰上返済が100万円以上からしか出来ないので、余裕を見てもう少し後になりそうですが。
ありがとうございました。
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