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二つの正の整数の和は54で、その最小公倍数は231である。各数を求めよ。
という問題です。

231=3*7*11、二つの整数の和が54より最大公約数は3.∴求める2数は3*7、3*11つまり21,33.
と解説があるのですが、よくわかりません。

最小公倍数とは、2数に共通する因数の2数に共通しない因数の積ということは覚えていたので、その2数をA,BとするとA(B)=3^l*7^m*11^n、となるから、3,7,11を掛け合わせて和が54になるような2数を探せばよいんだなという方針で、答えはでたのですが、あまり能率的ではないような気がします。

解説の解説をお願いします。
宜しくお願いしますm(__)m

A 回答 (4件)

 


231=3*7*11

以上のように素因数分解されているということは、二つの数で、この三つの素数を使わなければならないということです。「最低一回」使うのです。

しかし、二つの数の和は、54だと言います。すると、一方の数で、7*11を使うと、これで、77になり、もう54を越えてしまいます。

残りの可能性は、7と11を二つの数に分けることです。3*7,11という可能性と、3*11,7という可能性が思いつきますが、これでは、54に足らないのです。(前の場合、21+11=34で、後の場合、33+7=40です)。

3を二度使って、3*7,3*11にしてみると、21と33で丁度54です。
これで終わりです。

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二つの数の和が、54ですから、二回使える数は、11は見ただけで無理、7も、11がすでにあるので、二回使うと、7*7=49となって、大きくなりすぎるので、結局、二回使う数は、3しかないということになるのです。

素因数を二回使わねばならないと分かった時点で、54を、2と3で素因数分解するまでもなく、7と11は、54に比べ、あまりに大きな数なので、残るのは3となるのです。

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和が54でなく、もっと大きな数の場合、7か11で割って見ることは重要です。7か11で割れれば、二つの数は、どちらかの数を二回使っているということが分かるからです。

例えば、和が714などになると、これは、7か11でまず割って見ることです。7で悪と割り切れて、7*102となります。しかし、11では割り切れません。これは、二つの数で、7をそれぞれ使っているということを意味します。

そこで102を考え、また7と11で割れるかどうか確認します。今度はどちらも割れません。しかし、3だと割り切れ、34になります。つまり、3を二つの数で使っているのです。

二つの数は、3*7,3*7*11という形をしている可能性があるのです。しかし、前は21,後は231で、合計しても、252でたりません。

252は、714の大体、1/3です。ということは、どちらか二つの数の一方に3をかけると、うまく、目的の数になる可能性があるのです。それは、多分、3*7,3*3*7*11ではないかと考えます。前は21,後は、9*77=693で、合計は693+21=714で合います。

二つの数は、3*7=21と、3*3*7*11=693となります。こういう計算の時は、共通素因数を見つけるため、素因数で割ってみるというのは良い方法です。

しかし、今回の問題では、和が54なので、素因数3,7,11を考えただけで、7や11が二回使われて、共通素因数になっているのは無理だと分かるのです。
 
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この回答へのお礼

詳しくどうもありがとうございます。
類題はスムーズに解けるようになりそうです!
ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/18 20:28

求める数をA,Bとおき、その最大公約数をGとおくと、


A=Ga,B=Gb(a,bは互いに素な(1以外に公約数を持たない)整数)とかけます.

G(a+b)=54, Gab=231

ここで、1つ定理。
「a,bが互いに素であるとき、a+bとabも互いに素である。」ことがわかっています。

ということは、Gは54,231の最大公約数であるから、G=3
ということで、a+b=18, ab=77
あとは因数分解をする要領で、aとbは7と11であることがわかります。

よって、求める数は、3*7=21と3*11=33(答)

さて、定理の証明ですが、これは背理法を使う必要があります。

a+bとabが1以外の公約数を持つと仮定すると、
ある素数pを用いてa+b=pm, ab=pn と書けます。
abの積が素数pの倍数なので、a,bの少なくとも1つはpの倍数でなくてはなりません。
ここでたとえばaがpの倍数であると仮定すると、a=pa'
これをa+b=pmに代入すると、b=p(m-a')

ということは、a,bがともにpの倍数であり、これはa,bが互いに素であるという条件に矛盾する。

したがって、a+b,abは互いに素である。(証明終)
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この回答へのお礼

違う角度からのご説明どうもありがとうございます。
そんな定理があるんですね。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました~!

お礼日時:2003/02/18 20:30

2つの正の整数をA,B(A<B)、最大公約数をnとおくと、


AもBもnの倍数ですからA+B=54もnの倍数です。
AB=231はnの倍数だから、
nは231と54の公約数となります。
231と54の公約数は1と3だから、n=1 or 3ですが、
明らかにn≠1です。
n=3の時は
A=3*7=21、B=3*11=33と、A=3、B=3*7*11が考えられますが、
後者は明らかに不適で、前者はA+B=54となるので、
21と33が答えになります。
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この回答へのお礼

なるほどです。
参考にさせていただきます。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2003/02/18 20:23

解き方としては考えていらっしゃる通りです。


ただ、解説の中にはちょっとした機転みたいな部分が
含まれています。

まず、3,7,11だけでは、足して54になる組み合わせはないのは簡単にわかります。
(組み合わせとしては3通りしかないから)
「だから、どれか重複して使われる因数があるはずだけど…。
そういえば、同じ因数を持つ数どうしを足し合わせると、
和も同じ因数を持つはずだな。
54を見てみると、因数は2と3しかないぞ。
2は使われてないから、重複して使われる因数は3にちがいない。
3とほかの因数を掛け合わせて、21,33。ちょうど条件に合う。
答えはこれだ」
という過程をとって、ちょっとだけ探すのが早くなります。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

>そういえば、同じ因数を持つ数どうしを足し合わせると、
和も同じ因数を持つはずだな。

言われて気が付きました。
なるほどです。

参考にさせていただきます!

お礼日時:2003/02/18 20:22

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