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源氏物語が、現代語訳されている本っていっぱいありますよね?
どれが1番分かりやすくて読みやすいですか?

ちなみに私は今度高1になる中3です。
国語は苦手です。読解力は他人と比べて少々欠けていると思われます。

A 回答 (6件)

読み易いが、作者の思いや考えが或る程度入っているものを選ぶか、多少、参考書の口語訳的なところがあっても忠実のものを選ぶかによって違います。


前者では、田辺聖子訳(新潮文庫)、瀬戸内寂聴訳(講談社文庫)、円地文子訳(新潮文庫)あたりでしょう。
国語が苦手では一番良い与謝野晶子訳(角川文庫)と谷崎潤一郎訳(中公文庫)は勧められないですから。
忠実と云う事ならば、
講談社学術文庫-今泉忠義訳。(現代語訳のみ、新装版は7冊)
角川文庫-玉上 琢弥訳。(各冊前半は原文。後半は口語訳。訳だけでも独立して読めるようにしてある。10冊)

中学校卒業程度ですと、源氏物語を読む前提知識や有職故事(ゆうそくこじ)の知識も期待できないと思います。筋書き梗概をしるには漫画で読むのも方法です。大和和紀「あさきゆめみし」講談社(文庫版7冊)が良いでしょう。一部若い人に読み易く補作をしたり改変をしていますが全体としては最後迄作を追っています。
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現代語訳も「作者の解釈」が入ってくるので様々な本が出ているのでしょうね。

一般的には原文の雰囲気が一番良く伝わってくるのは「円地」訳と言われていますが私は「瀬戸内」訳を読んでいます。(なんせ長いので休み休みです)
大体のあらすじを掴むならまんがの「あさきゆめみし」(大和和紀)からでもいいと思います。(高校の古文の先生でも推薦されるそうです。)
他の方がいろいろ挙げておられる作品を手にとって見てご自分が「読み易い」と思われたものから読んでいかれたらいいと思いますよ。

それから「源氏物語」の訳ではないのですが「源氏物語の色辞典」(吉岡幸雄 著)3500円ちかくするので学生さんにはちょっとお高いですが、これお勧めです。
平安時代の染色法で当時の色彩を再現して「源氏物語」に出てくる衣装装束を再現しています。見ているだけで「うっとり~」してしまいます。「源氏~」では「色」で登場人物の性格などを表したりするので参考になると思います。アマゾンの書籍紹介なら本の中身がPCから見られます。一度ご覧あれ~!!

大和和紀も染色家の吉岡氏も何度も原文を読んで物語の世界を表現しようと努力されたそうです。現代語訳も人それぞれ表現方法が違います。長い時間をかけて色々な人の訳を読んでみれば、紫式部の手を離れ、作者それぞれの「源氏物語」になっていると思います。
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私は瀬戸内寂聴の「女人源氏物語」を読んで、やっと紫式部の書いた目的を理解できました。

最初、谷崎潤一郎から取り付いて失敗しました。
 その後で円地文子を読みました。物語の進行にともなって、登場人物の関係図が載っていてわかりやすかったです。光源氏が偉くなっていくにしたがい、物語の枠組みが変化することが最初わかりにくいとおもいますので、あらかじめいろんなひとのエッセイを読んでいくか、読みながら、間にいれていくのもいいかとおもいます。
 俵万智子「私が愛した源氏物語」などもあらかじめ読んでおくと、物語を素直に読むためにややかたよりができるかもしれませんが、宇治十帖を読むときに参考になりました。
 やはり女流作家の書いた物語は、女流作家により訳されたものがわかりやすいと思います。
 
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『源氏物語』大好きなオバサンです。


『源氏物語』関連の本もたくさん読んでいますが、#3さまがお勧めの大塚ひかりさんのものを私もお勧めします。

全体的にさらっと知りたい…ということでしたら、小泉吉宏さんの『まろ、ん? 大掴源氏物語(おおづかみげんじものがたり)』(幻冬舎)をお勧めします。
http://www.atc.ne.jp/seikindo/maron.htm
お気に入りです。
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大塚ひかり訳が最近のものでいいかと思います。


ちくま文庫にあります。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/genji/
このページの冒頭が以下です。

現代は、平安時代ととても似ている――「現代の平安化」を唱え、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『源氏物語の身体測定』等の著書において、『源氏物語』を、まさに現代に通じる物語として鋭く読み解いてきた気鋭の古典エッセイスト・大塚ひかり氏による個人全訳。
『源氏物語』には、与謝野晶子以来、数々の名訳があり、最近の逐語訳では、瀬戸内寂聴訳が完結したばかりであるが、大塚源氏は、源氏の原文に長年親しんだ訳者自身が「欲しかった逐語全訳」である。 
 原文を重視し、原文のリズムを極力重んじ、また「要注目」の原文はそのまま本文に取り込みつつ、「するする分かる」訳。リズムを重んじるために敬語を抑え、主語を補い、余分な言葉を補うことなく、なるべく平易な表現に、という主旨で訳した結果、人物像とその心理が粒立ち、これが千年前に書かれたものとは思えない、非常に現代的な物語なのだということがわかる訳となった。
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田辺聖子さんの本が一番オススメなのですが、一番有名なのは瀬戸内寂聴さんのものだと思います。


ただ源氏物語はどんな作品でも長いし読むのは結構苦労すると思います。
流れが知りたいだけならマンガという選択肢もありますよ。
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