国民健康保険と雇用保険という組み合わせはダメ？

Question

派遣社員をしています。
長期の契約ですので、派遣会社からは社会保険の加入を薦められましたが
どちらでもいいと言われましたので、
厚生年金はかなり高いですし、後からでも厚生年金に切り替えられるとのことで、とりあえず現在は自分で国民健康保険と国民年金を払っています。

ですが、やはり雇用保険は必要だと思いまして、
派遣会社で加入しようと思って尋ねてみると、社会保険とセットでないとダメです、
とのことでした。
私としては会社で雇用保険と、自分で国民保険・国民年金というセットがいいのですが・・・。
やはりどうしても健康保険・厚生年金に切り替えないといけないのでしょうか。
法律でそう決められているのですか。
ぜひ教えて下さい。

noname#11476 · Accepted Answer

>国民年金は13.300円ですが、さらに別途国民健康保険料も取られるんでしたっけ。
はい。別に取られます。
国民年金は「年金」（老齢年金、障害年金、遺族年金）で、国民健康保険は病気になったときに見せる保険証をもらうものですから別物です。

国民健康保険（国保）は、自治体によってかなり金額が異なりますが、全体の構成は以下の４つからなっています。

・平等割（世帯割）
　一つの世帯にかかる金額。
・均等割（人頭割）
　被保険者一人にかかる金額。被保険者の人数で掛け算する。
・所得割
　保険加入者全員の年間収入から算出される。
・資産割
　固定資産税額の３割程度取られる。
　これは自治体よりないところもある。

（４０歳以上だと更に介護保険料が別途必要）

金額、利率、計算方法は自治体でかなり違いますが、基本構成は上記のとおりです。
上記の所得割が問題で、自治体によって５～９％位差があります。
均等割りと平等割は定額で、大体どちらも１６０００～２８０００円位の幅です。

２０万円後半の収入とのことですから、２６万円で一例を計算してみると、

＜社会保険＞
健康保険：11,050円
厚生年金：22,555円
合計：３３，６００円／月

＜国保・年金＞
国保：　　１６，５００円（一例です。某自治体で計算しました。）
国民年金：１３，３００円
合計：２９，８００円／月

となります。差額は３，８００円／月だけ社会保険のほうが高くなるわけです。
厚生年金と国民年金だけ比較すれば大きな差も健康保険を入れるとこのように縮まります。
意外と差が小さいことが判ると思います。

健康保険と国保で２倍の差がないのは、扶養家族を入れていないのが大きく影響しています。
一般に２倍程度高いというのは、扶養家族を入れるためです。健康保険は扶養家族に対して保険料はあがりません。
しかし、国保では本人、妻、子２人とすると、２２，４００円／月となりほぼ２倍となります。
年収が更に高い、家などを持っているとまた更に国保のほうが高くなります。（２倍以上になります）

あと実は年金も厚生年金は半分会社が負担してくれていますので国民年金よりもずっとお得です。

以上でお判りいただけましたでしょうか。

石川忠司 · Answer

厚生年金被保険者からの除外条件に、平成28年10月1日から次の事項が加わりました。
 ・1週間または1か月間の所定労働時間・日数が同一の事業所に使用される通常の労働者の4分の3未満である短時間労働者に該当し、かつ
 ・1週間の所定労働時間が20時間未満であること
 
 一方、雇用保険の被保険者となる用件は、
 ・1週間の所定労働時間は20時間以上であり、かつ
 ・31日以上引き続き雇用されることが見込まれるもの
 となっています。
 
 つまり、週20時間以上の労働をしている雇用保険加入対象者は、自動的に厚生年金被保険者となってしまうことになります。

noname#11476 · Answer

１．社会保険（健康保険、厚生年金）も雇用保険も「雇用者（会社）」に従業員を加入させる義務があります。
これは法律で明記されています。

ただ、従業員でも一時的な雇用など一定の条件以下であれば加入させなくても違法ではありません。
また、雇用するのではなく、個人事業主との業務契約という形であれば、加入させる義務はありません。

社会保険の加入させなければならない要件と雇用保険の要件は異なっています。
雇用保険は週２０時間以上働く従業員全員を加入させる義務があり、会社が個人事業者であっても同様です。
社会保険は法人の会社であれば、フルタイムの３／４以上働かせる従業員全員を加入させる義務があります。

ということで、法律上そう決まっていて、違反すると「雇用主」が罰せられます。

加入がどちらでも良いというのは、労働形態そのものをご質問者を個人事業主として業務委託の形を取るか、雇用という形を取るかという意味でしょう。
この場合は、yu_koさんは雇用されるわけではありませんので、何時でも相手の会社は首を切れるなど、労働法上の保護を十分に受けられませんので明らかに不利です。
当然雇用ではありませんので、雇用保険も社会保険も全部入れません。

ただし、労働形態がフルタイムでない場合は、雇用保険の加入要件は満たすけど、社会保険の加入要件は満たさないという中間もあります。
この場合は社会保険は任意となり、雇用保険のみ加入ということもあります。（雇用保険のほうが加入させる基準が厳しいため）

２．健康保険と厚生年金（社会保険）
これは必ずセットになります。別々ということは出来ません。
（退職して健康保険のみ任意継続した場合は、国民年金－健康保険という組み合わせもありますが）

さて、国民年金／国民健康保険と社会保険の違いは、

　・国民健康保険は、社会保険の健康保険より２倍以上高いことが普通。（健康保険は１／２が雇用主負担であるため）
　　現在の保険料は幾らになっていますか？健康保険は月２０万円でも８５００円です。
　　＊＊＊これは掛け捨て保険＊＊＊
　・国民年金は１３，３００円／月であるため、月額約１５５，０００円以上働く場合は国民年金の方が安い。
　　＊＊＊これは掛け捨てではなく、老齢・障害・遺族年金に掛け金が反映＊＊＊

です。したがって月収１５５，０００円までは間違いなく、社会保険の方が月の掛け金は安くなります。
これ以上では段々その差は縮まり、いずれ国民健康保険＋国民年金の方が安くなります。
きちんと計算したことはありませんが、非常に大雑把に２０万円前後が境界線かと思います。

さて、手取りのどちらが多いかという考え方で行けば、一定月収以上働く場合は確かに国民年金・国民健康保険の方が安くなりますが、どちらがお得なのかといえば間違いなく社会保険です。
この理屈は単純で、年金は掛け捨てではありませんので、両者共にどちらが損ということはありません。
対して健康保険は掛け捨てですから、掛け捨ては金額の安いほうが特に決まっています。

ということで、社会保険に加入のほうが目先の手取りを考えなければ間違いなくyu_koさんにとっては特になります。
それゆえ、社会保険加入は雇用主にとっては明らかに損であり、法律で従業員に対して強制するのではなく、雇用主に対して強制しているのです。

では。

ponte-ponte · Answer

こんにちは。

派遣で働かれているということですが、
労働時間はどれほどでしょうか。

1.　健康保険、厚生年金保険の場合
通常の勤務の方（この場合、派遣会社の他のスタッフの方になると思いますが）の
４分の３以上の労働時間があれば加入になります。
（今後このラインも変わっていくようですが）

2.　雇用保険の場合
週の労働時間が２０時間以上であれば加入になります。

ですので、通常の勤務時間が４０時間である場合、
２０～３０時間までの勤務であれば雇用保険だけに加入、
３０時間以上であればいずれも加入、ということになります。
yu_koさんがこれに該当する場合、雇用保険のみの加入ができます。

もしyu_koさんが３０時間以上の勤務であればいずれも加入を
義務付けられていますが、
もしかしたら派遣会社のほうで加入を選択させているのかも知れません。
（ほんとはいけないことですが）
その代わり、「これは入るけどこれは入らない」という
選択肢を派遣会社は設けてはいないのではないでしょうか。
あくまでも憶測ですが・・・。

YUNTAKU · Answer

そんなことはないですよ。雇用保険のみっていうのも大丈夫です。うちがそうですから・・

会社のシステムとかがあるんですかね？

国民健康保険と雇用保険という組み合わせはダメ？

>国民年金は13.300円ですが、さらに別途国民健康保険料も取られるんでしたっけ。

厚生年金被保険者からの除外条件に、平成28年10月1日から次の事項が加わりました。

１．社会保険（健康保険、厚生年金）も雇用保険も「雇用者（会社）」に従業員を加入させる義務があります。

こんにちは。

そんなことはないですよ。

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