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日本ではディーゼルエンジンは排気ガスの問題で嫌われていますが、ガソリンエンジン用のガソリンも精製段階で軽油の3倍のCO2を出しているそうなので、一概にガソリンエンジンが良いとは言えない気がします。ガソリンエンジンよりディーゼルエンジンのほうが安全性が高いですし、燃費も良いのでとても便利なエンジンだと思うのですが、環境への影響や安全性やその他を含めて皆さんはどう思いますか?

A 回答 (7件)

世の中では「ガソリンエンジンはクリーンで、ディーゼルエンジンはダーティだ」という図式ができあがっているみたいですが、現実にそのようです。

けれども、その原因は、開発への力の入れ方の差ではないかと思います。つまり、乗用車に多く使われてきたガソリンエンジンには多くの力を注いで排ガス対策をし、ディーゼルエンジンはそれを疎かにしてきただけだと思います。

 かつてアメリカで、乗用車の排ガス規制法、マスキー法が施行されたとき、世界中の自動車メーカーの誰もが悲鳴を上げたものでした。ホンダのCVCCエンジンはこのとき誕生しています。

 そもそもディーゼルエンジンは原理的に優れたエンジンですので、気合いを入れて排ガス対策をすれば、ガソリンエンジンよりクリーンなエンジンになるのではないかと思います。

       ディーゼルE  ガソリンE
---------------------
燃料      軽油・重油   ガソリン
着火      空気圧縮    電気花火
馬力当り質量  大       小
馬力当り価格  高い      安い
熱効率     良い      悪い
       (30~40%)  (22~28%)
経費      安い      高い
火災の危険度  少ない     多い
騒音・振動   大きい     少ない
冬季の始動性  やや悪い    良い

ガソリンエンジンはガソリンを燃料にしないと動きませんが、ディーゼルエンジンは粗悪な重油、灯油、あるいは植物油でも動くと聞いています。(ガソリンではなぜか動かない)
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この回答へのお礼

有難うございます。

>そもそもディーゼルエンジンは原理的に優れたエンジンですので、気合いを入れて排ガス対策をすれば、ガソリンエンジンよりクリーンなエンジンになるのではないかと思います。

僕もそう思います。ディーゼルエンジンは改良を続ければガソリンエンジンに勝てると思います。

お礼日時:2003/02/26 16:57

 いくつか気になった点がありましたので、私も意見を書いてみたいと思います。




○NOxとPM(煤)について
 ディーゼル車のNOxはNO.4の方の回答のとおり原理的にどうしても、ガソリン車より多くなります。
 また、これを触媒で取ろうとしても、軽油には硫黄分が含まれていて、触媒がうまく働かず、NOxを取り除くことはできません。
 少なくとも、同じ条件で排気ガスを処理すれば、ディーゼル車のNOxの量がガソリン車を下回ることはないです。

 PMについては、ディーゼル車は、軽油を霧状にして燃焼されるので、不完全燃焼ができ煤ができます。それに対してガソリンは気化されてから燃焼されるので、不完全燃焼はほとんど起こりません。
 PMも原理的には、ガソリン車の出す量をディーゼル車のものが下回ることはありません。(これはDPFも付けても減らすことができても、完全になくすことはできなません。)

 いくら技術改良されても、NOx・PMの出る量はガソリン車に下回ることはなく、特にPMの量をガソリン車に近づけようとすると、DPF等の装置を付けなければならず、コスト、メンテナンス、重量の点で不利になります。(コストはともかく、メンテがかかることと重量が大きくなることは、安全性と環境に悪い影響を与えます。)


○ヨーロッパでディーゼル車が使われる理由
 3つ理由があると思います。

 1つ目は、ヨーロッパ人はコスト意識が高い(ケチだ)から。(階級社会なので、庶民は日本人の庶民よりお金を持っていない。だからヨーロッパではディーゼル車が多い。あと小型車が多いのも同じ理由。)

 2つ目は、日本ほど人口が密集しておらず、また、町の作り方の問題で、日本では高速道路等大きな道が町中を通っているけど、ヨーロッパの町の多くは、町から少し離れた所に高速道路等大きな道を造っていることが多いので、さほどNOxやPMのことを問題にしなくても良い。(もちろんロンドン等例外はありますが・・・)
 これは、日本の道路行政が悪いと言うより、平野の部分の少なさからくる問題の方が大きいと思います。

 3つ目はエネルギー政策上の問題(フランスなんかは、軽油に5%程度の廃植物油を混ぜているそうです。こうすれば、エネルギーの外国への依存度が下げられます。)

 確かにエネルギー効率が良い(CO2の排出量が少ない)、廃植物油等の原油以外からできた燃料を使用できるという点では、優れています。NOx・PMの問題が解決できるなら、ディーゼル車はガソリン車より優れていると思います。

 でも、ヨーロッパと日本では、事情は大きく違いますので(軽油中の硫黄分、人口密集度、まちづくり等)NOx・PMの対策を優先する(=ディーゼル車の規制する)必要があるのだと思います。

 今後、新車のディーゼル車にかかる規制は世界一厳しいものとなりますので、現在使用中の古いディーゼル車がなくなる頃には、ディーゼル車のイメージは今より良くなるかもしれません。

○CO2の排出量
 他の方のご指摘にもあるとおり、日本はガソリン車の技術開発に力を入れてます。そのため、現状では同じクラスの自動車で、ディーゼル車よりガソリン車の方がCO2の出る量が少ない車種も一部ではあります。(国土交通省の資料を読んで見ますと、トヨタのビッツあたりの最近開発されたコンパクトカーはどうもそのようです。)
 CO2のことを考えるなら、今のところ(自動車を使わないと選択肢がなければ)最近開発された小型のガソリン車に乗ることが一番良いということになりそうです。



 とりとめのない文章ですいません。別にディーゼルを否定しているわけでは、ありませんが、ただ、ディーゼルを擁護するときに、ヨーロッパのことを引き合いに出す人が多くいますが、日本とヨーロッパでは事情が大きく違うこと(特にまちづくりと人口密集度に関してはどうしようもないので)を知ってほしいと思い、この文章を書いた次第です。

 あと、低硫黄軽油のことも書きます。

○低硫黄軽油は平成15年10月に全国販売
 低硫黄軽油は、平成15年10月には、全国で販売されます。特に新長期規制適合車と呼ばれる自動車が平成18年頃から販売されます(というかその基準が達成できないと販売できない)が、その自動車や低PM車と呼ばれる自動車を使用する場合は、低硫黄軽油を使っていないと法律で罰せられることになるそうです。(まだ、法律等改正はしてませんが、国土交通省が、パブリックコメントの募集をしてました。)
 ということで、将来的には低硫黄軽油を使用しなければいけない状況になると思います。(また、それより先に低硫黄軽油しか売っていない状況になると思います。)
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この回答へのお礼

詳しく有難うございます。

やっぱりNOx・PMのことを考えるとガソリン車のほうが排出量が少ないのですか。そうなると日本ではやっぱりガソリン車優先になるのですか。よく分かりました。

お礼日時:2003/03/02 20:38

石油精製会社のせいではないと思いますよ。


ヨーロッパは北海の原油を使ってるのですが、これは相当クリーンな原油です。つまり、精製するのが容易です。日本は原油のほとんどを中東から輸入していますが、これは北海原油に比べるとかなり「汚い」です。これをヨーロッパの軽油なみに精製しようとすると、技術的には可能ですが相当なコストがかかります。軽油の値段が今より高くなってもいいのならすぐにでもクリーンな軽油が供給されると思いますが、残念ながら消費者は地球環境のことより自分の懐の方が大事なので売れないでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございます。

北海の原油は中東の原油よりもきれいなんですか。知りませんでした。
やっぱりコストの問題で日本にはあまり普及しないのですね。それじゃあ低硫黄軽油だけガソリン税を減税!なんてことしてはどうでしょうか?

お礼日時:2003/02/26 17:11

ヨーロッパの方ではディーゼル車も日本と違って


とってもクリーンで多く走ってるそうなんですよね
日本とは燃料の精製が違うとか
ディーゼルにもエンジンとかいいところがたくさん
あるんだから規制ばっかりしてないでもっと日本でも
いい燃料の精製をしてくれればってある評論家が言ってました
そうなのかー 燃料会社のせいなのか って思って
見てたんです
もっとヨーロッパみたいにクリーンな燃料にしてほしいですよね
そしたらディーゼル車ももっと見直されるんですよね
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この回答へのお礼

有難うございます。

欧州では低硫黄軽油が主流だそうです。低硫黄軽油は日本でも東京の一部で販売されているようですが、精製段階で費用がかさんでしまい今までの軽油より高価になってしまうそうです。(今は国が補助金をだしているようです。)
それより気になるのは、低硫黄軽油と今までの軽油で、精製段階の環境への影響はどのくらい違うのかです。

お礼日時:2003/02/26 17:07

ヨーロッパ諸国(特にEU圏)では、ディーゼルエンジンの排ガス対策を燃料を含めて、総合的に実施している為、かなりクリーン化され人気を取り戻しているようです。



ところが日本では、自動車メーカーに対策の殆どを押し付けている状況なので、ディーゼルの方が、黒鉛、Noxの排出量は多いと思います。

黒鉛等の粒状物質は、燃料が綺麗ならそれ程出る物ではないと思います。
Noxはご存知かと思いますが、窒素と酸素の化合物であり、毒物ですね。
酸素も窒素も大気中に大量に含まれています。
常温、常圧では結びつくことはありませんが、高温、高圧になればなるほどより多く結びつきます。

つまりガソリンエンジンよりも、ディーゼルエンジンの方が圧縮比が約2倍程度と高く、原理的にはより多くのNoxを排出することになります。

ということで、私は現状の日本の環境ではガソリンエンジンの方がよりクリーンだと思います。

個人的趣味になると、ディーゼルは高回転型エンジンを作り難いため、スポーツ性能に劣ってしまい、面白身に欠ける。

ディーゼルだと燃料を切らしてしまったときのエア抜き作業が面倒。
(実際ガソリン車でも切らしたことはありませんが)

ということで、ガソリンエンジンの方が圧倒的に好きです。

もっと個人的な話をすれば、高速の上り坂で追い越し車線を黒鉛撒き散らして加速も出来ずに後続の邪魔をするようなディーゼルユーザーに対しては、迷惑なことだと思います。
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この回答へのお礼

有難うございます。

確かに今までのディーゼルエンジンはひどかったですね。ですが、改良をすれば環境の問題も含めてガソリンエンジンより優良なエンジンになると思うのですが・・・。

お礼日時:2003/02/26 17:01

排ガスなどに関しては、北海産の軽油を使用する欧州では、中東産メインの日本に比べるとずいぶんきれいだそうです。


そういえば、欧州ではディーゼルカーが多いですな。
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この回答へのお礼

有難うございます。

欧州の方では低硫黄軽油みたいな軽油を使っているらしいです。だから乗用車などにもディーゼルが多いみたいです。

お礼日時:2003/02/26 16:53

ディーゼルエンジンは、NOxやHC、COが結構出ると思うのですが、ガソリンよりは、総合的に見ればクリーンかもしれませんね。

でも、やはりディーゼルだと煤が結構出ると思います。
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この回答へのお礼

有難うございます。

確かにNOxやHCやCOは多くでるかも知れませんが、高価でもDPFなどをつければ解決しそうな問題ではありませんか?

お礼日時:2003/02/25 22:01

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