現在の様々なテクノロジーの礎となった

各種の自然科学が発達したのはヨーロッパなのはなぜなのでしょう。
世界中に優れた文明はありますが、物理、化学、生物の分野では
ヨーロッパのみが抜きん出ていますよね。新大陸でも数々の発明発見は
なされていますが、それらはヨーロッパからの移住とともに持ち込んだ基礎知識・技術が無くしてはありえません。産業革命以後の、現在のほとんどの文明社会を形造る知識、技術はなぜアジアでもアフリカでもなくヨーロッパで花開いたのでしょうか。
教えてください。

No.4 ベストアンサー 回答者： shizumo 回答日時： 2009/04/18 09:58

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

この本はまさにその疑問から始まり、答えてくれます

No.3 回答者： owl1234 回答日時： 2009/04/17 17:51

物理、化学、生物でヨーロッパのみが抜きんでているというのは誤解です。

それらの基礎となる数学はインドや中東ですし、航海術は中国ですし、手術だってエジプトが有名です。物理と化学が分からなければ安定しない陶磁器だって、本場は中国でした（今でも英語では陶磁器をChina（中国）と呼びます）。哲学もギリシャの時代ですが北アフリカや中東などの地域との交流の中で磨かれています。騎馬文化ですら、チンギス・ハーンの時代の戦術が、その後の欧州で中心になったのですし、ルネッサンス直前には、スペイン・ポルトガルの大半や東欧の半分以上がイスラム帝国やトルコに占領されて、その文化を吸収したではありませんか。

歴史学者や経済学でも、欧米中心の文明となっているのは、「せいぜいルネッサンスからこちらぐらい」という理解をしているようです。

つまり、欧米はアジア・アフリカの物真似に過ぎない。中東あたりの人々は、本気でそう思っているのですよ。

ちなみに、今のアジア・アフリカは、その欧米の物真似をしているわけで、突き詰めて言えば、「歴史はめぐる」ということです。これこそが、グローバリゼーションという言葉の真の意味です。ご参考まで。

No.2 回答者： debukuro 回答日時： 2009/04/17 17:16

実社会に役立たないことには関心がなかったからでしょう

太陽が何で出来ているか分かったところで何の役も立たない
地球が動いていようと止まっていようと生活に影響はない
それよりも明日の天気の方が重要だ
こういうことじゃないでしょうか
ギリシャ人たちは根源的な物質は何であるかと悩んでいました
そのように知っても役に立たないだろうことでも真剣に考える風潮がヨーロッパに広がったのだと思います

残念なことにインドの実用的ではなさそうな数学には極東人は興味がなかったようでヨーロッパにしか伝わらなかったようです
古代の科学はアラビアで発達したのでアラビア人は科学に関心が高かったでしょう
アラビアの商人は主としてヨーロッパや北アフリカで活躍したので科学もその方面に広がったのだと思います

No.1 回答者： fa_muran 回答日時： 2009/04/16 20:33

ポール・ケネディの『大国の興亡』によれば、ヨーロッパにはアジアやインドのように圧倒的な勢力が登場しなかったため、常にライバルを出し抜く努力を惜しまなかった。

それが今日の発展の原動力になったと述べています。
また、ジャレド・ダイヤモンドの『銃・鉄・病原菌』によれば、アフリカやオーストラリア先住民、アメリカ先住民などが技術を発展させなかったのは人口稠密なコミュニティを確立できるだけの食料源を持たなかったためと述べています。