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双極性障害(躁鬱病)を片親に持つ恋人と結婚することについて、アドバイスをください。(特に医療関係の方、経験者の皆さん)
こんにちは。現在つき合っている恋人の片親が双極性障害(躁鬱病)であることを聞かされました。薬を飲んでいたので、今まで職場でも働けていたのですが、薬の飲み忘れにより再発したようです。
私自身この病気と「うつ病」の違いもわからなかったので調べたところ遺伝性の可能性が高い病気とのことで大変ショックを受けました。
恋人は今健常者で、30代。3人兄弟ですが、誰も発症はしておらず、片親の親戚にも今まで発症したり自殺したりした人はいないそうです。
20代~30代で突然発症するケースが多く、歳をとっても発症する場合もあるとのことです。
私の両親はこのことを知り、鬼のような半狂乱で別れてくれ、なかったことにしてくれと私に毎晩罵声を浴びせました。
「同じ不幸をまた継いでいくのか」「精神病患者だけはやめておけ」「死んだ祖父母があなたを助けてくれたんだ」「結婚するなら親を捨てていけ」「子供はまず作ることをあきらめろ」「子供になんでこんな人と結婚したのかと責められる人生でいいのか」等です。
あまりの口調のひどさに私は過敏性腸炎となってしまい、現在治療中で、少しこちらがウツ状態となってしまいました。

しかし、自分でネットや本で調べたところ、片親が躁鬱病の場合、子供に因子が受け継がれるのは10%ほどとのことで、現在まったくの健常者で、思いやりを持って将来を考えてくれている恋人が、病人になるとは考えにくいのも事実です。

親のためを思えば別れるべきなのでしょうが、自分でしっかりとさまざまな意見を聞いて、恋人と今後を考えられる余地があるのか等、自分の意思できめたいのです。
結婚について、遺伝について、子供を作ることについて、どうかご意見とアドバイスをなにとぞよろしくお願い申し上げます。
周りに相談できる内容ではないので、心身共に傷ついている状態です。

恋人のことは尊敬しているし、信じています。
もし将来的に病気が発症してもと、覚悟をできるかどうかだと思います。
ただ、子供はあきらめなければならないのかなと思います。
子供に遺伝すること、そして遺伝しなくても片親がもし発症した場合、また同じような悲しみ、苦しみを味わうことになるからです。
二人ともまだ子供をあきらめる歳でないため、苦しいです。

A 回答 (3件)

 再度失礼します。

精神科の専門ではありませんが教科書レベルの事を申し上げますと、疾患そのものは純粋な遺伝疾患ではないが、双極性障害になりやすい体質には遺伝的要素があると指摘されています。単極性障害と比較して遺伝的影響は大きく、一卵性双生児の一致率は60%にも及び(単極型は40%)、この事は遺伝が大きな影響を与えている事を裏付けるものです。有病率に男女差はほとんど見られないので、質問者様がおっしゃったような理由により男性で発症していないからといって遺伝的因子が無いとは言い切れません。

 遺伝病では無いので、特定の遺伝子の異常により発症するというより、複数の遺伝的因子が絡んで脆弱性が存在し、後は環境に因るというものだと思われます。ですから、遺伝子検査して発症のリスクを算出できるような単純なものでは無いですし、脳についてはもっと複雑で、異常を客観的に評価できる検査もありません。うつ状態では、血流の低下を認めるとかいう報告もありますが、研究段階でまだ実用化されていません。

 なお、発症は25才前後がほとんどの様なので、それ以降健常ならば、本人は発症しない可能性が高いと思われます。だからといって脆弱性が無い保証にはなりませんが、質問者様も恋人の方も健常であれば、その子の脆弱性については、そんなに憂慮すべきものではないように個人的には思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても勉強になりましたし、私自身が本で得た知識を、お医者さんに再度言っていただけるととても励みになりました。
やはり知識を得たり、お医者さんときちんと話をすることが大切だと思いました。
恋人の家庭でもそう思ったらしく、今度家族全員で父親の主治医のところに行って病気について話を聞きにいくそうです。
私自身も知識を得て、冷静に対処し、親にも理性的に説明できるようにしたいと思っています。
どうもありがとうございます!!!!本当に感謝しています。

お礼日時:2009/04/25 13:32

躁うつ病(双極性障害I型)の者です。



両親、兄弟、親戚にはまったく躁うつ病の者はいません。

私の場合は、仕事上の激務で、うつ病から発展して、躁うつ病へと変化しました。
現在も治療中ですが、生活に関しては特に問題を起こすこと無く正常です。

躁うつ病は、脳の病気です。その人独自の病気だと考えて貰っていいと思います。
検査は、脳は元より、遺伝子までチェックしましたが、私の場合は、内因性(原因不明)の病気とのことです。
ですので、回復する見込みも十分にあると思っています。

いい先生に当たらないと、なかなか回復しません。
私は、良い先生に当たったようで、転院を何回か繰り返しましたが、
今は、飲む薬の量も減り、気力もやる気も十分でてきました。

あと少しで、健常者に戻れると思い、楽しみにしています。
かかると、その人の生涯の病気と昔は言われていましたが、今は医学も進み、ある程度までは回復してきます。

#1の方も言われていますが、本人が気が付かないだけで、うつ病、躁うつ病に掛かり、毎年3万人余りの人たちが自殺しています。

健康診断に、うつ、躁鬱の検査項目を設ければ、相当な人たちが潜在的にいると思います。

最後になりますが、ドクターによると、「遺伝では無い」とのことです。

この回答への補足

ご自分が大変な時に親身なアドバイスをいただき本当にありがとうございます。そしてこんな辛い質問ですのに、本当に申し訳ないです。
恋人にも思い当たる発症した親戚はいないそうなんです(ただ、発症した父親の父(祖父)が酒飲みで威張る人だった。発症した父の姉妹に目の不自由な人がいる)位。

なので恋人も自分は病気にはならないと言っています。(信じているようです)
私自身、今回過敏性腸炎になったのですが、これは鬱病を併発していることが多いと知りました。今はだいぶ内科の薬で楽なのですが、慢性化する場合は心療内科に行くことを勧めている人もいます。私自身も十分鬱病の可能性もあるわけです。
父親は、自分の親友が「精神病」になり(でも病名は知らないのですよ。)苦しんでいる家族を見ているから、どうしても「精神病」の家だけはやめてくれと、今日手紙が届きました(私が連絡をしないでくれと言っているので)。私には病名もわからないのに、無知からくる偏見のように思えてなりません。
回答者さまの「遺伝子チェック」「脳チェック」というものをもしよろしければ詳細教えていただけませんでしょうか?
もしそういうシステムがあれば、恋人と一緒に病院に行くことも今後考えたいと思っています。
いろんな本やネットを見ても「遺伝的なものの可能性が高い」という話ばかりで半ばあきらめていましたので、その主治医の方の「遺伝ではない」という言葉が一筋の光になりました。
回答者様は非常に理知的でI型とのことですから、それほど症状も躁状態が激しくない方ではないかと思いますし、本当に健康な日々を取り戻せることをお祈りしています。
恋人の父の場合は症状からして?型で、家族がありながら母が忙しくて目を離したすきに、薬を飲むのを止めてしまって再発しているので、本人の問題も多くにあると恋人も私も考えています。

補足日時:2009/04/18 00:23
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。
「双極性障害」加藤忠志著を読みました。私の過敏性腸炎も薬が効いていてだいぶ良くなり、飲む事で安心しているのかだいぶ精神的にも安定してきました。
回答者さまも回復に向かっているとのこと、何よりです。
回答に心より感謝すると共に、ご回復を心よりお祈りいたします。

お礼日時:2009/05/03 03:14

 私自身うつを患っていて、教科書的な事しか分りませんが医師免許を持っています。

他に回答がついていなかったので、敢えて回答させていただきました。あくまで一意見として参考にしていただければ嬉しいです。

 双極性障害の生涯有病率は0.2~1.6%とされ、うつ病の6~15%と比べると低めですが決して珍しい病気ではありません。この統計も、うつと診断されているもののなかに双極性障害が潜在的に存在していて、実際はもっと高いと思われます。うつについても統計によっては四人に一人が生涯を通じて実はかかっているという報告もあります。これを信じるならば、潜在的な双極性生涯の割合はもっと高くなりそうですよね。仮にうつと診断できる患者の1/5が双極性障害であったなら、世の中結構多く存在する事になると思います。親戚の親戚とか辿って行けば当たりそうな数字ですよね。この事と、恋人の方は健常な訳ですから、そんなに騒ぐ程のリスクでは無いと個人的には考えます。万が一、将来お子さんが発症しても、双極性障害は薬物でのコントロールは概ね良好で、ちゃんと服薬していれば社会性が損なわれる例はまれだと思います。

この回答への補足

医師免許をお持ちの方とお聞きし、本当に参考になるデータをありがとうございます。私が調べた感じだと、因子を持つ場合はリスクが10%に上がるそうなんです。ただ因子はもしかするとX染色体(優勢遺伝)に関係しているかもだそうで、その場合恋人は男性なので、発病した父親からはX染色体は受け継いでいないわけですよね。そして二人が結婚した場合女の子であればXXですから、因子は受け継がないのではと考えたのですが、こんな高校生生物学レベルの知識しかありません、、、、。
この考え方というのは合っているのでしょうか?

補足日時:2009/04/18 00:44
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