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「そんなことは言わないで下さい。」の文の中で ~ないで下さいの「で」は、文法、品詞としてどう説明できるのでしょうか。古典文法では、「言わで」の「で」は、打消しの助詞だそうです。現代文法ではどうでしょう。普通は「ない」に「て」が付けば、「なくて」になるはずです。助動詞の「です」の「半終止形」で、「で」でしょうか?或いはやはり助詞でしょうか。であれば、何の助詞でしょうか。

A 回答 (3件)

 みずから発言したことに足りない点があるので、訂正します。


「ないで」の「で」を断定の助動詞連用形とするには無理があるという理由付けのために、「ない(だ)」という終止形が使われないと言いました。それは、それで正しいのですが、「ない(だろ)う」という未然形、「ない(なら)ば」という仮定形は考えられますね。しかし、一方で「ない(だっ)た」という連用形、「ない(な)」という連体形、それに終止形が存在しない、いってみれば不完全な活用になるのは確かです。
 そのような不完全な活用でも、活用があるとすれば、「で」を独立した「助動詞」という考えも成り立つわけです。
 以上、追加の意見を書きました。
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この回答へのお礼

色々と一緒に考えていただいてありがとうございます。

確かに、そう言われれば「~ないだ」はないですね。でも、仰るとおり、「~ないだろう」はありますね。それに、「~ないです」もありますね。
「ない」はご存知の通り、形容詞的変化形の助動詞ですよね。
ですから、基本的には形容詞的に変化して、連用形であれば、
「なくて」や「なかった」となるが、中止形の場合は例外的に機能するというは、我田引水の論旨でしょうか。
つまり、連用形の働きと、中止形の働きの違いがここに出るのではないかとも思われますが、如何お考えですか。
「大学には行かないで、友達とディスコで踊ります。」の文を
「大学には行かないです。+ 友達とディスコで踊ります。」と考え、「です」の中止形を「~で、」とすれば、「~ないで」は、
「ない + です」とは理解できないでしょうか。
ただ、これだと、
「大学には行かないで、友達とディスコで踊りました。」の例では、
まだ、OKでしょうが、
「大学には行かないで、友達とディスコで踊った。」の例では、
「です・ます体」と「だ・である体」の混交になり、問題となることが、考えられますが…

また、何かありましたらどうぞご連絡下さいませ。

お礼日時:2009/04/28 02:27

実は、そう悩んだわけではありません。

「日本文法大辞典・明治書院」に「時代別活用表」があり、近世後期や現代の「ない」の活用表の中に「ないで」があるのを見て書いたのです。
 もし、「で」が「だ」の連用形だとすれば、「ない」の後に終止形の「だ」がついた「ないだ」も存在することになり、たしか方言の中に「あるだ」、「ないだ」という言い方があるようですが、共通語としてはちょっと肯定し兼ねます。
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http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4892997.html
の質問をご覧ください。古文における「で」は、打消の助動詞「ず」と接続助詞「て」が一体化したものです。しかし、現代語では打消の意味は「ない」で表されていますから、「なくて」でいいわけですね。
 なお、「半終止形」というものがあるのですか。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。
OKATさんも、でも別の所での回答ではお悩みのようですね。
「ないで」を果たして「ない」の活用形と考えるべきかは、私としては大いに疑問です。

別の所での質問の例で一つ参考になったものがあります。
1.「さしみにワサビを付けないで食べる。
→   ワサビを付けなくて食べる。(×)

2.起きれなくて、遅刻した。
→  起きれないで、遅刻した。(×?)」
「で」には、様態の機能はあるが、理由の機能はない、
また、文節としてより、副文的機能の方が強いと言えるでしょうか。

特に、2の例は、「で」が、助動詞「だ」の中止形に思えますが、
如何ですか。「半終止形」と言うのは、外国語としての日本語の文法用語でした。失礼しました!

何かまたご意見や参考になるものがあれば、どうぞご連絡ください。宜しくお願いします。

お礼日時:2009/04/27 19:14

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