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よくネットやTVで基礎代謝という言葉を耳にします。
一日を何もしなくてもそのカロリーは消費する値ですよね。
どうやって把握するのでしょうか。
計算式ってあてになりますか?
また、必要摂取カロリーを下回ると筋肉を分解してエネルギーを
造ると聞きますが
私が計算上の摂取カロリーを下回った日が何日か続いても
ジムにいって筋力が落ちたと感じる事はありません。
同じくらい運動できます。
眉唾なのですか?

A 回答 (1件)

基礎代謝はかなり正確に把握できます。


たとえば、国立健康栄養研究所では、一般参加者を募集して、基礎代謝と日常消費カロリーの関係を調べています。
http://www.nih.go.jp/eiken/chosa/juuten_energy.h …

このプロジェクトで、被験者は気密室内でエアロバイクを漕いだり読書したり、2泊3日間過ごして、基礎代謝と消費カロリーを測定してもらいます。
これまでの実験結果では、基礎代謝の推定値と実測値は、女性の場合はたいへんよく一致し、男性の場合で 5%ほど低く出る傾向があるそうです。

ただし、一般のウェブサイトで使われている基礎代謝の計算は、簡略式が用いられていて、これは欧米人用の計算式なので5~10%ほど高く出ます。
したがって、ウェブサイトで使われているものについては、あまり正確とはいえないようです。

また、基礎代謝は食事や運動の影響を避けるために、食後14時間以上経過し、静かな室内で仰臥姿勢で測るものですが、トレーニングジムなどでは、これらの条件を無視して測定されるようです。
普通、安静時消費カロリーは基礎代謝よりも20%ほど高い関係にありますから、トレーニングジムの基礎代謝は20%ほど割り引いて考える必要があります。

> また、必要摂取カロリーを下回ると筋肉を分解してエネルギーを造ると聞きますが...

そうではありません。消費カロリーよりも摂取カロリーが少ないときは、不足分は体脂肪が燃焼してまかなわれます。
その目的で、私たちは運動や食事制限をするわけです。

骨格筋も心臓や内臓の筋肉も、体温を作っている肝臓も、脂肪を直接燃焼することができます。
基礎代謝の熱量の大部分はこれらの臓器が使いますが、これらの臓器は脂肪を直接燃やすことができるので、エネルギーが不足してもまったく困りません。

エネルギーが不足すると、困るのは脳だけです。
脳の血管は細くて、脂肪が通過できないので、ブドウ糖が不足すると、脳だけは困ります。
脳は1日にブドウ糖を144g消費します。ですから、炭水化物を1日に144g以上を摂りさえすれば、脳も筋肉も内臓も困ることはありません。

それでは、どういうときに困るかというと、
炭水化物が144g以下のときは、摂取カロリーがどんなに高くても、脳のエネルギーが不足するので、カラダは筋肉をつぶしてでもブドウ糖を作ります。
ですから、筋肉がつぶされるのはカロリーが少ないせいではなく、炭水化物が少ないときだけなのです。

このようですから、拒食症や炭水化物抜きダイエットでもしないかぎり、少々のダイエットで筋肉がつぶされることはありません。
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この回答へのお礼

これほど、分りやすい回答がくるとは思ってなかったです。
ただ、個人では正確な自分の基礎代謝は分らないという事ですね。
炭水化物に限って、筋肉が破壊されるわけですか。
炭水化物は制限していないので、安心しました。

お礼日時:2009/05/10 19:44

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