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高1の化学についての質問です。
マグネシウムは常温の水とは反応せず、熱水と反応して水素を発生すると教科書に書いてありました。

ということは、熱水のほうが常温の水よりも、金属に対する酸化力が強いということですよね。
同じ物質なのに温度が違うと酸化力が異なるのはなぜでしょうか。

どなたか教えていただけたら嬉しいです。

A 回答 (1件)

高校では習いませんが、反応には越えなければならない「山」があります。


もし山がないとその辺にある紙切れは紙としては存在できず、すぐ燃えて無くなってしまうでしょう。
この山の高さを「活性化エネルギー」と呼びます。
>同じ物質なのに温度が違うと酸化力が異なる
酸化力は異なりますが、これは水が一方的に「強い酸化剤」なった訳では無く、マグネシウムも同時に「還元力が大きくなった」と考えなくては不正確です。
マグネシウムが空気中で燃えるには何かで引火させてやり「反応温度」を挙げてやらねばなりません。
この時反応温度が上がったために空気中の酸素の酸化力が上がっただけではなくマグネシウムの還元力も上がっているはずです。
反応全体としてみた場合、酸化剤と還元剤の反応の速度を上げるためには一定以上の温度に加熱し、エネルギーを与えてやる必要があるのです。
一方、マグネシウム金属の表面には不活性な酸化マグネシウム膜があります。加熱する事により、酸化マグネシウムは水酸化マグネシウムとして溶解して行くでしょう。
これも熱水を用いたときに冷水と異なる条件の一つだと思います。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2009/05/17 21:06

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