母(58歳)が癌になりました。原因の臓器は摘出しましたが、既に肺に転移があり、本人は非常に意気消沈しております。子供たち(私と兄)は、やる気満々で、抗がん剤についていろいろ調べたり、食事免疫療法のためにいろいろな食材や調理器具をそろえたりとしているのですが、当の本人がのれんに腕押し状態で、すこしうつ病気味になっています。これから入院で抗がん剤の第1回目を受けるのですが、「退院後にやりたいことを考えておいて」と言っても、顔を真っ青にして「何も考えられない」という状態です。まだ、体の方は普通に生活できる状態ですが、先に精神的にやられてしまいそうです。このような状態を克服された方、または克服できなかった方、また、ご家族の方や患者となられたご本人様、いろいろなご助言をお願い致します。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
サイコオンコロジーという言葉をご存知でしょうか。
http://www.nursing-gakken.com/pdf/syougai_b/B12. …
日本では、がん患者に対する精神的なケアが極めて貧弱であり、その理解も進んでいません。
御母堂様に今、必要なのは、サイコオンコロジーだと思います。
専門家が見つからない場合、医療コーディネーターを利用することも考えてください。
http://www.rnurse.jp/
No.7
- 回答日時:
臓器摘出の手術を受けるにあたり、ご本人はどんなことを乗り越えてきたでしょうか。
ガンの告知を受けたときのショック、
術前の検査や手術に伴う苦痛の数々(採血や点滴だけのことを考えても何度針を刺されたことでしょう…)、
手術に対する不安(うまくいくのか?痛みはどの程度?麻酔は…?)、
臓器を失った喪失感やその後どんな支障が出てくるだろうかという苦悩、
術後の苦痛(創部の痛み、不眠、安静を強いられることへの苛立ちや苦痛…)
考えだしたらいくつも出てきそうです。
これらを乗り越えても尚、常に消えない「不安」を抱えた中で次なる治療を受け入れることになったわけです。
転移があると知らされ、今度は抗がん剤治療。
副作用に苦しむことになるのか…という新たな不安の到来です。
効くかどうかもわかりませんから、死の恐怖から逃れることができるわけではないのです。
まだ58歳という若さ。自分のことは自分で何でもできるし、趣味ややりたいことなどこれからの楽しみも
たくさんお持ちだったことでしょう。
「何でまだこの歳で…。何で自分が…。」と見つけられない答えを探し、深い悲しみや行き場のない怒りから
脱することができない状態なのかもしれません。
抗がん剤治療で衰弱していくかも知れないことや効果が得られずにいずれ壮絶な疼痛に直面し、
治療の甲斐なく死んでいく自分も想像してしまうことでしょう。
二度と今と同じ生活はできないかも知れないとの懸念も、この時期の患者はもってしまうものだと思います。
>「退院後にやりたいことを考えておいて」
こう言われて、何も考えられないほうがむしろ普通だと思います。
親身になってくれる者の存在はありがたいですが、向いている方向が同じでないと
かえって辛い状況にさらすことにもなると思います。
この状況下だと私なら、
「自分の気持ちは誰にもわからないのだな…」と強い孤独感に苛まれることになりそうですが。
ガンの治療をいきなり前向きに克服しようと邁進できる人のほうが稀です。
今は本人の苦痛と不安を最大限に理解するよう努めてやることが、本人にとって癒しになるのではないでしょうか。
今ご兄弟でなさっていることは、本人がガン克服に向けて前向きな気持ちになった時まで
待ってみるのはどうでしょう。
ご本人はガンそのものに対してではないものの、それにまつわる強烈な不安、怒り、悲しみ、孤独、絶望感と
懸命に闘っている時期だとまずは解釈してみてはいかがでしょうか。
ご本人のためにしてあげたくなることが、自ずと今とは変わってくると思います。
ガン患者の心の内を綴った手記や、心理学など専門的見地から書かれているガン患者の
精神に関する著書に触れてみるのも良いと思います。
現在の、また今後のお母様の気持ちを理解する一助になるでしょう。
経験者様のお話、これ以上に母親のことを理解できるご助言はないと思います。
「強烈な不安、怒り、悲しみ、孤独、絶望感と懸命に闘っている時期」そうですよね。こちらからは押し付けずに親の理解役に徹していきたいきたいと思います。
No.5
- 回答日時:
患者本人です。
。。のれんに腕押し… 本人が冷静になるまで待ってあげられませんか?
家族が悪化させてますよ…
治療方針も 今後の予定も 本人が決めることだって ご家族だって分かっているのでしょ?
「考えておいて」って要求されるほどキモチの余裕はなくなります
放っておいて! って思います
私は40代ですが_ かなり冷静な方らしいです
告知も一人で受けたし、転移と治療の変更も自分で聞いて決定しました
自分で調べたことを主治医に言って 可能なもので一番気に入った方法を選びました
まわりで騒ぐのなら 患者から見えないところで騒いで。
患者本人には 静かな時間をください。
ご助言ありがとうございます。
ご本人様の言葉、まさに今の母の立場だと思いました。
母が落ち着いて、自分からいろいろ話出すまでは、少しそっとしておきたいと思います。
無力さを感じざるおえませんが、こればかりはサポートに回るしかないですね。
私も毎月病院に通わなくてはならない内蔵系の病気を持っていますが、告知された時のことを少し忘れてました。静かな時間、大切ですね。
No.4
- 回答日時:
まず最初に申し上げます。
人は風邪を引いた方に「お大事に」と言います。それなのになぜ、癌の人間には「頑張れ!」「負けるな!」大丈夫!」と言うのでしょうか。私も癌患者です。毎日スポーツクラブに行き、一日11キロから13キロ走っております。
「明るいね」「元気だね」
そういわれることばかりの私ですが、でも、頑張れとか言われたくありません。本当は苦しくて、頑張りたくないのです。それでも頑張っているのです。この病気になった人は、皆、そうなのです。
食欲のないときにバランスの取れた食生活なんて言っても無理です。食べられるものを食べればいいと、医師も看護師も言います。
それと同じように、「嫌ならしないでいい、ゆっくり休んでいればいいんだよ」
そう言って上げてください。頑張らなくていいって、言って上げてください。ご家族からまず…
お大事に。
ご助言ありがとうございます。
1行目のお話、ごもっともです。
癌=死と言うイメージになりがちですが、周りがそれを前提とした発言になってしまっているかも知れません。やさしくバックアップしていきたいと思います。
1日11キロ、私自身が見習わないといけません。
No.3
- 回答日時:
ご家族の生命に係わって、お母様にすれば一生の重大事でしょう
病気につきましては例え医師でも医学的なアドバスは不可能です
お母様が今後、どのように推移されるのか、わかりませんが
私が、大切だと思うことを、お知らせいたします
がんは、重篤な疾病ですから、最悪のこともありえるでしょう
しかし、がんの特徴は、最期まで意識が鮮明だということです
また痛みを感じないかたもいるそうですし、傷みをコンントロールする
対処療法も普及しています
ですから傷みのない鮮明な意識で、治療や、思い通りの毎日を送れます
他のほとんどの重篤な疾病は生活にいろんな制限が必要になるでしょう
がんは痛みがある場合はペインコントロールにより普通に生活できます
誰もが、永遠には生きられません
限られた時間を、どう生きるかが、充実した人生かどうかだと思います
確かに、人間は太陽を直視できないように、死を直視できないでしょう
そこはとても難しいところですが、限られた時間を大切に生きることは
お母様も、貴方も、誰もが同じだと思います
意識が混濁したり、身体が不自由にはなっていないと思います
必要があれば医師のご紹介もいただいて、ホスピスも可能だと思います
お母様が、どう生きるかは、お母様の決めることだとは思いますが
医師の協力も頂きながら、より充実した日々を送ることは可能でしょう
ご助言ありがとうございます。
転移があったといっても、まだ生活は普通におくれています。おっしゃるとおり癌不思議な病気ですね。
最後まで人間らしく生きてほしいので、ホスピス等も含めた病状に応じた対処方法を勉強したいと思います。
No.2
- 回答日時:
よくテレビで死の淵からの生還として出る話題ですよね。
本人に強く治す、治る、という信念があれば、克服する事もあります。
自分自身の持つ治癒力に賭けてみるしかありませんし、賭けてみる価値は十分にあると思います。
私の祖父は膵臓癌で亡くなりましたが、本人はかなり高齢だった事もあり余命宣告を受けた時から腹を括って自分の葬式の準備をしていました。
準備が少し長引いたせいか、余命宣告よりも4ヶ月くらい長生きしていましたが、準備が終わったらどんどん衰弱していってそのまま亡くなりました。
やはり、本人の気の持ちようだと思います。
おじいさんは強いお方だったのですね。
「本人の気の持ちよう」おっしゃるとおりです。
どれだけの時間が残されているかはわかりませんが、あせらずやっていきたいと思います。
No.1
- 回答日時:
例・その1)私の父は胃がんで余命一年ですが、しぶとく生きていて元気だった母が先に逝ってしまいました。
ただ抗がん剤は合わなかったらしく吐血したり、体調不良を訴えていました。
丸山ワクチンに変えてからはそう言う事がなくなりました。
例・その2)私の行きつけの整形外科の先生が昨年9月下旬にがんが見つかり考え込むようになり、そのうちうつ病になって11月中旬に自殺しました。
病人に叱咤激励してはいけませんよ。
目の前が真っ暗になっているのですから。
早速のご助言ありがとうございます。
ご家族のお話、我が家にも重なる所があり、色々考えさせられました。
自殺なんて言葉は自分に関係ないものと思っていましたが、毎年何万人もの方が実際に自殺されているのですよね。やはり当事者でないとわからないことが色々あるのでしょう。あまりプレッシャーをかけないように、自然にバックアップしていきたいと思います。
いつかは通る道、自然体で行きたいです。
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