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一度投稿した質問ですが、その時はまともな回答が得られなかったので、もう一度質問させていただきます。
広辞苑はなぜ権威があるのですか。
他の辞書より有名なのには、どういう理由があるのですか。
内容の質が良いのでしょうか。それとも別に理由があるのでしょうか。
ウィキペディアをみても分からなかったので、教えて下さい。

A 回答 (4件)

先行者利益です。



広辞苑は

 大判の1冊本で百科項目を多く収録した国語辞典

のはしりで、広辞苑の前にはこういうタイプの国語辞典はなかったですし、広辞苑の後にもしばらくは追随するものはなかったんです。

大きな辞典は作るのに大変な手間がかかりますし、作ったとして売れるかどうかわからない。
今も昔も辞書で確実に売れるのは生徒学生向けの小型辞典だけで、中大型の辞典はそうそう売れるものではありません。
広辞苑タイプの辞書はすでに広辞苑が普及している。辞書は一度買えばそう頻繁に買い換えるものではない。という状況では、広辞苑がヒットしたからとすぐに真似をする出版社はなかったようです。

で、広辞苑の寡占状態が長く続いたため、言葉を調べるときにはとりあえず広辞苑に当たるのがなかば社会常識になってしまいました。
「広辞苑によれば」というフレーズが新聞雑誌の紙面でも職場学校の会話でも実際によく交わされたものです。
ただし、それは広辞苑に権威があるからではなく、手元にある一番大きい詳しい辞書が広辞苑しかなかったからです。

その後状況は変わりました。広辞苑タイプの辞書が各社から出版され広辞苑の寡占状態は崩されています。

それでも広辞苑の栄光の時代の記憶が人々の中に残っているせいで、いまでも同種の辞書の中では広辞苑が一番売れてますし、「広辞苑によれば」というフレーズもしぶとく生き残っています。まぁ、さすがに最近ではめったに聞きませんし目にも触れませんがね。




以上述べたとおり、広辞苑が売れているのは必ずしも広辞苑が優れた権威のある辞書だからというわけではありません。

といいますか、あんまり大きな声ではいえませんが、広辞苑はあんまりあてにならないというかなんというか。
「内容が偏向している」という批判もありますが、それ以前の問題として、国語辞典としてあんまりレベルが高くないんじゃないのとか古いというか語釈がどうも不正確じゃないのかとか、いろいろ言われています。

同種の辞書としては大辞林のほうが信頼できるという声はよく耳にします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2009/06/02 15:16

権威というのは盲信するという意味ではなく依拠できると考えれば、やはり手直しを何度も行っているということがあげられると思います。

ほかの辞書より有名といってもすべてが広辞苑の方が優れているという意味ではないと思います。簡単に言えば改訂版の数が権威の象徴かもしれません。前版がそれなりに売れなければ改訂版は出しにくいはずです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2009/06/02 15:16

今晩は。


どこに権威があるかは分かりませんが。
・NHKがプロジェクトXで、日本一の辞書と崇めた。
・裁判官は自分の判決で、ある言葉が重要な意味を持つ場合に、「広辞
 苑にあるように」と有利な材料に使う。
・メディア・マスコミが「広辞苑によりますと」などと語句検索の道具
 に使っている。
これらは、権威ではなく、一般に広く知られている辞書と言うだけです。
国語辞典は、収録語数が最大の、「日本国語大辞典」(小学館)
百科事典は、「世界大百科事典」(平凡社)
これらの方が、権威があると思います。
国語辞典の意味の説明はそれぞれに個性があり、自由な解釈の部分があ
ります。
言葉は一つの意味しか持っていないのではないですから、それはそれで
良いのですが、辞書によって意味が違い過ぎる場合があります。
そこで、岩波書店はと言うと左翼的なの出版社なので、子供には見せた
くない、持たせたくないと言う親もいることを知っておいて下さい。
そこで、この本を一読して下さい。
http://www.amazon.co.jp/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B …
少し、考えが変わるかも知れません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2009/06/02 15:15

岩波文化である。



http://ja.wikipedia.org/wiki/岩波書店
ここに岩波文化で【要出典】とあります。
要出典なので、出典を出さないとなりませんが、少なくとも1970年代に高校に入った時私が先生に言われたのが下記の言葉
『一杯のコーヒーを我慢して岩波新書を買え』
そのくらい、当時における岩波文化は文化を主導していました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2009/06/02 15:15

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