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あるご老人と戦前の話をしていたら、
昭和12年に日中戦争が始まってからインフレがはげしくなり、
物価が4倍にも5倍にもなったといっていました。
昭和8年と昭和15年の東京郊外の土地の値段の比較の話題だったのですが、
当時は統制経済なのでインフレはあまりなかったと思いますが、
事実はどうでしょうか?
昭和8年と比較して、昭和15年では土地の値段はだいぶ違いますか?
単なる老人の記憶違いでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

昔詳細に調べたのですが、忘れました。

^^;

金価格から言えば、昭和「6年」~昭和「20年」で約2倍。

「昭和20年」~「昭和21年」の1年間でで「約4倍。」
「昭和21年」~「昭和22年」の1年間でで「約10倍。」

http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/y-gold. …なので、

ですので、
あまり正確な記憶ではないと思います。

終戦時の食料自給率は50%前後まで陥っており、
「昭和20年に60円」(金価格より1年早い)
更に昭和21年には3倍になります。
http://www.ne.jp/asahi/nagaishi/kyoto/komekakaku …

庶民の感覚では、米価の上昇(昭和8~昭和15年)
はそう言う印象が強かったと思われます。
http://f59.aaa.livedoor.jp/~bokujin/inflation.html

色々調べるには総務相へ。
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/17.htm
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土地については資料がないのですが、


一般論として戦中のインフレについては
卸売物価指数での比較になりますが、
昭和12年6月基準(100)とした場合
昭和15年で131
昭和17年で149
昭和18年で158
昭和19年で175
昭和20年で219
でした。(各6月時点)

統制経済で公定価格は設定されますが、物不足で闇経済が主体となりますので体感的なインフレ感は当然あったかも知れません。
ただし、国内では戦争初期までは海外の占領地からの収奪物資が比較的順調に輸入されましたからインフレ率は緩やかです。
戦争末期からむしろ戦後のインフレが本土ではすごかったということのようです。
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私自身の勉強にもなりますので検索してみました。


いろんな記録や統計があって、しかもその背景を綿密に分析したレポートを居ながらにして読めるなんて、便利な世の中だと思いますね。

戦時住宅政策の確立と住宅市場の変容 8-11ページ 
戦時下の不動産ブーム (東京市を例にして具体的な数値が示されています)
http://www.rikkyo.ac.jp/eco/research/pdf/papar/6 … 

これを読みますと、土地の値段については、そのご老人の仰るとおりだということが分かりました。
レポートをそのまま引用する訳にはいきませんので、要点の概略を示します。

昭和14年9月「価格等統制令」によって、多くの商品の価格が14年9月18日時点の水準で凍結されたが、土地建物など一部の品目は統制から除外されています。
除外されたがために投機的資金が不動産市場に流入し、土地売買価格の急激な上昇を招いています。
異常な土地価格の高騰を抑制するために、昭和15年11月「宅地建物等価格統制令」が発令されたが、その後も上昇し続けています。

ところで、土地の価格は上記のように高騰していますが、庶民の生活物資の価格については、
次のサイトに詳しいです。
これによれば、
「1938年から1940年の統制開始前後における騰貴率の高いことが注目される。その後統制が全面化するにつれて、1941年には騰勢がかなり押えられた。」  ということです。

日本労働年鑑 特集版 太平洋戦争下の労働者状態
第五編 物価・配給統制と労働者の生活 第一章 物価と生計費
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rn/senji1/rnse … 

このことは、内閣府が公表している資料「東京小売物価指数」でも確認できます。

内閣府統計資料「東京小売物価指数」
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h15/ho …
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