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(1+j)/(1-j)の3乗根を求めよ。

上の問題をとくときにやり方によって答えが違ってしまい、???なのでご教授願います。

やり方(1)
1+j = expj(π/4 + 2πn) 、 1-j = expj(-π/4 + 2πn) ここでnは定数
よって
(1+j)/(1-j) = expj(π/4 + π/4 + 2πn - 2πn) = expj(π/2)
よって3乗根=expj { (π/2)×1/3 } = expj(π/6)

やり方(2)
(1+j)/(1-j) = 有利化して計算すると j = expj(π/2 + 2πn)なので
三乗根 = expj { (π/2 + 2πn)×1/3 } = expj(π/6 + 2πn/3)

やり方(3)
やり方(2)において、そもそも j = expj(π/2 + 2πn)の時点で、
=expj(π/2) × expj(2πn) = expj(π/2)

なので、3乗根は(1)の時と同じように 三乗根=expj(π/6)

(1)、(2)、(3)ともやり方が違うだけで本質は同じだと思いますが・・結果が異なります。
これはどういうわけでしょうか?
自分はどこをどう勘違いしているんでしょうか???

よろしくお願いします!

A 回答 (5件)

やり方が、間違っているので


結果が違ってくるのではなかろうか。
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結局、複素数の扱いがlazyだからそういうことになる。


正の実数に√をつけるような感覚で軽く「三乗根」って言ってるけど、
それって実際にはどういう計算をしてるのか、理解できてるかい?
同じように計算できて、計算結果は必ず一つなのかな?

んなこたぁない。
高校生でも知ってるように、1の3乗根は3つある。

正の実数に√をつけるのと同じ感覚で計算していることが全ての原因。
複素数のべき乗は、一般に「多価関数」になる。
複素数の世界では、必ず計算に"branch"が生じるぐらいに思っていた方がいい。

だから、途中の計算で2nπがキャンセルしてなくなった(1)とか、
exp(2nπ)があってもなくても同じだよね(3)という考え方は一切関係ない。
途中の計算や考え方がどうであれ、べき乗演算を施した時点で、必ず「2nπ」を考慮しないといけない。
(1)でも(3)でも、途中の計算とかのせいでそれを見失っている。
# ちなみにだから、(1),(3)では「branch」を無視して「主値」だけ計算しているわけだ。

複素べき乗が多価関数だって、じゃぁどう定義されてんのよ?って話だが。
まぁ大学の講義やら参考書やら当たれば書いてあると思うので簡単にm乗根だけ説明するけど、

まず複素対数関数が多価関数で定義されている:
 log(z) = ln(r) + i(θ+2nπ) (但 z = rexp(θ))
次に両辺をmで割る:
 log(z)/m = ln(r)/m + i(θ+2(n/m)π)
両辺expをとる:
 zのm乗根(多価) = R * exp(i(θ+2(n/m)π)) ( R := exp(ln(r)/m) )

a^bという記法は、実数のべき乗と同じ感覚では答えが一つであるように錯覚するが、
複素数の場合、肩に乗ってるbが整数でない限りそれが一つとは保証できない。
なぜならば、複素数のべき乗 a^b が exp(b*log(a)) で定義され、そのlogが多価だからだ。


…要するに。
2nπを持ち出すポイントが違うぜ、ってこと。

参考URL:http://lemonchord.chu.jp/math/complex_function.h …
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(1) お言葉に甘えて(?)√2は省略することにします。



>1+j = expj(π/4 + 2πn) 、 1-j = expj(-π/4 + 2πn) ここでnは定数

1+j = expj(π/4 + 2πn) はいいですが、 これに
1-j = expj(-π/4 + 2πn) を並べて書くのは問題です。これでは1+jの偏角と1-jの偏角が同期(?)していることになってしまいます。
もちろん同期している必要はありませんから、ここは

1-j = expj(-π/4 + 2πm)  mは整数

などと書くべきです(ついでに定数ではなくnも含めて「整数」とします)。割り算すると

(1+j)/(1-j) = expj(π/4 + π/4 + 2πn - 2πm) = expj(π/2+2π(n - m))

ここで改めてnーm=p(pは整数)とし、3で割れば、めでたく(2)と合流します。


(3)
せっかく(1)の
>1+j = expj(π/4 + 2πn)・・・
の時点で「偏角はπ/4だけでなく、ここから2πを任意回数たしたり引いたりしても構わないことを、私は知っています!」とアピール(?)したのに、

>expj(π/2) × expj(2πn) = expj(π/2)

これでは上記「 」内をケロリと忘れて『やっぱり偏角に2πnは不要です』と宗旨替えをしたことになります。もちろん、2πnは必要ですよ。0≦θ<2πなどとシバリをつけることが多そうですが。
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この回答へのお礼

確かにm、nに区別しないでやってました!
それがだめだったんですね。すっきりしました!ありがとうございました

お礼日時:2009/06/08 20:11

こんばんは。



先に、式を簡単にします。
(1+j)/(1-j) = (1+j)^2/{(1-j)(1+j)}
 = (1^2 + 2j + j^2)/(1^2 - j^2)
 = (1 + 2j - 1)/(1 + 1)
 =  2j/2
 = j

というわけで、絶対値は1のままで、角度 π/2 の回転です。


3乗根は、その回転の3分の1なので、
exp(j(π/2 + 2nπ)÷3)= exp(j(π/2 + 2nπ)/6)
です。


----------------------------------------------

>>>
やり方(1)
1+j = expj(π/4 + 2πn) 、 1-j = expj(-π/4 + 2πn) ここでnは定数
よって
(1+j)/(1-j) = expj(π/4 + π/4 + 2πn - 2πn) = expj(π/2)
よって3乗根=expj { (π/2)×1/3 } = expj(π/6)


1+j の絶対値は1ではなく √2 です。
ですから、1+j = expj(π/4 + 2πn) ではありません。
√2・exp(なんちゃら)
になります。



>>>
やり方(2)
(1+j)/(1-j) = 有利化して計算すると j = expj(π/2 + 2πn)なので
三乗根 = expj { (π/2 + 2πn)×1/3 } = expj(π/6 + 2πn/3)

これは、正しいです。



>>>
やり方(3)
やり方(2)において、そもそも j = expj(π/2 + 2πn)の時点で、
=expj(π/2) × expj(2πn) = expj(π/2)

3乗根は、
90度÷3 + 0度 = 90度、
90度÷3 + 360度 = 390度
90度÷3 + 720度 = 750度
のことではありません。

3乗根は、
(90度 + 0度)÷3 = 30度
(90度 + 360度)÷3 = 150度
(90度 + 720度)÷3 = 270度
のことです。


以上、ご参考になりましたら幸いです。

この回答への補足

したのお礼でちょっと間違えました。

誤り
やり方(1)とやり方(2)は・・


やり方(1)とやり方(3)

補足日時:2009/06/07 05:17
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

2点、質問します。

まず、最初に指摘された√2のことですが、付け忘れてました。。すみません。しかし、√2をつけたところで結局分数の割り算で消えてしまう運命ですから今回の質問には大きな影響がでません。
なぜ、(1)のやり方だとまずいのでしょうか?

次に(3)の指摘ですが、 j = expj(π/2 + 2πn)の時点で、
=expj(π/2) × expj(2πn) = expj(π/2)
という風に分解してはならないということでしょうか?
数式的に流れは正しくても複素関数という分野においてはむやみに変形、消去をしてはならないということになってしまい、気持ちが悪いです。
数式の変形の手順なんぞで答えが違ってくるのですから。。

やり方(1)とやり方(2)は数式の流れ的には正しいのだけれども、やってはいけない!!っていうことなんですか?いやー気持ちが悪い・・

誰か助けてくださいー

お礼日時:2009/06/07 05:14

>1+j = expj(π/4 + 2πn) 、 1-j = expj(-π/4 + 2πn) ここでnは定数



こんな無駄な設定は不要です。
1+j = expj(π/4)、1-j = expj(-π/4)
((1+j)/(1-j))^(1/3) =(exp(j(π/2)))^(1/3)=expj(π/6)=√3/2+j/2

この回答への補足

ちなみに正しい答えは

expj(π/6 + 2πn/3) のnに1、2、3の整数を代入した3つです。

複素平面上では点が3つプロットされます。

補足日時:2009/06/07 04:05
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この回答へのお礼

残念ながらそのやり方は正解ではありません・・。問題の答えだけは持っています。
正しい答えは(2)です。つまり、複素数の場合、3乗根は3つあります。
(2)の定数nが重要なようです・・

ここで問題なのが、分数でない複素関数の問題であれば、(1)の方法で間違いなく解けます。
しかし、今回は分数の問題ですので、(1)の方法の途中でご覧のように定数nが消えてしまうことに困ってるんです。

なぜでしょう??
というか、(1)(2)(3)とも途中計算は数式的に正しいように思うのですが、なぜ結果が違うのでしょうか?

お礼日時:2009/06/07 04:03

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