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問・この人々の深き心ざしは、この海にも劣ら(  )べし。

(  )の中には、助動詞氏のず連体形のざるが入るようですが、
助動詞のべしは、終止形にくっつく助動詞じゃないのですか?

A 回答 (2件)

 「べし」は通常は終止形接続ですが、例外があります。


 辞書や古典文法のテキストでたしかめてみましょう。

 打ち消しの助動詞「ず」の活用は、「下二段型」とかの単純な活用ではなく、文法のテキストでは「特殊型」ということになっているかと思いますが、細かく見ると3つの系統が合わさったものです。

ぬ系 (な)・(に)・ ○  ・ ぬ ・ ね ・ ○
ず系  ○ ・ ず ・ ず  ・ ○ ・ ○ ・ ○
ざり系 ざら・ ざり・(ざり)・ざる ・ざれ ・ざれ

このうちの「ざり系」は「ず」系の連用形の「ず」にラ変動詞の「あり」が付いた「ずあら」や「ずあり」「ずある」「ずあれ」がなまって「ざら」「ざり」等に変わったものです。
 したがって、「ざり」系の活用はラ変型なのです。

 このことと、先の「べし」の接続の特例とを考え合わせると、なぜ「劣ら【ざる】べし」となっているのかが分かります。
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この回答へのお礼

とってもわかりやすかったです。ありがとございます。

お礼日時:2009/06/21 17:41

そういう理屈をこねないで,教科書を丸暗記しましょう。

言葉というものは,自然に出てこなきゃしょうがないです。
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