電子書籍の厳選無料作品が豊富!

添付したA,B,Cの有機物に関する問題です。
(1)Aの物質はグルコースの1位の炭素がメトキシ化しているものなのですが、これをグルコースから合成するにはアルカリを触媒としてCH3-Xを反応させればできますか?(ウィリアムソン合成)

(2)B,Cをアルカリ加水分解すると6位の炭素の隣の酸素原子(酸素18でラベル)の挙動が異なるそうです。
Bを加水分解したものには標識酸素が残存しているのに対して、Cを加水分解したものには残存していません。この違いはなにが原因で起こるのでしょうか?
電子供与性・吸引性やメソメリー効果?というものが関わっているのでしょうか?また、メソメリー効果を詳しく教えてください。

よろしくおねがいします。

「D-グルコースに関する問題」の質問画像

A 回答 (1件)

ヒントだけ。



> (1)Aの物質はグルコースの1位の炭素がメトキシ化しているものなのですが、これをグルコースから合成するにはアルカリを触媒としてCH3-Xを反応させればできますか?(ウィリアムソン合成)

 その方法だと,1位以外(2位,3位,4位,6位)の水酸基もメチル化されます。

 1位だけメチル化するには,グルコースの他の位置は水酸基であるのに対して1位はヘミアセタールである点を利用します。教科書のケトンやアルデヒドからアセタールの合成が書かれている所を御覧下さい。

> (2) B,Cをアルカリ加水分解すると6位の炭素の隣の酸素原子(酸素18でラベル)の挙動が異なるそうです。
> Bを加水分解したものには標識酸素が残存しているのに対して、Cを加水分解したものには残存していません。この違いはなにが原因で起こるのでしょうか?

 (C) のエステル部分は p-toluenesulfonyl 基といって,非常に良い脱離基です。そのため,(B) では通常の加水分解(カルボニル炭素への求核付加脱離反応)が起こるのに対して,(C) では6位炭素での SN2 反応が起こります。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

今、見られている記事はコレ!