一回も披露したことのない豆知識

晴れている時…

皆さんは
「今日は天気がいい」
「今日は天気だ」

どちらをより多く使いますか?

広辞苑で「天気」をひくと、1番目の意味に前者の「気象状態」としての「天気」、2番目の意味として「気象状態のよいこと」、すなわち後者の使い方が載っておりました。
広辞苑にもあるので後者も正しい使い方だとは思います。

しかしながら、私は前者の意味でしか「天気」を使ったことがなく、後者の意味を初めて耳にした時、非常に違和感がありました。
今は「発足」を「はっそく」と読んでも正しいと認識されてしまうことがあるので、それと同じ類なのか?とも思ったのですが。元々後者の意味での「天気」は正しい使い方だったのでしょうか。
また日本語を教える立場にたった場合等、より正しい(?)日本語を使う場合はどちらを使う方がより良いのでしょうか。

A 回答 (8件)

こんばんは。



> 広辞苑で「天気」をひくと、1番目の意味に前者の「気象状態」としての「天気」、2番目の意味として「気象状態のよいこと」、すなわち後者の使い方が載っておりました。
> 広辞苑にもあるので後者も正しい使い方だとは思います。

私の手もとの辞書にも何番目かの意味にあげられています。

岩波国語辞典
三省堂国語辞典
旺文社国語辞典
学研現代新国語辞典
小学館現代国語例解辞典
明鏡国語辞典
福武国語辞典
etc

しかし、上記ではいま現在、認められていることしか分かりませんが、

> 元々後者の意味での「天気」は正しい使い方だったのでしょうか。

私の幼いころ(数十年前)から「天気雨」という言葉があったと記憶していますので、おそらくかなり昔から定義されていたのではないでしょうか。

質問者様は、お手もとに広辞苑をお持ちとのことですが、広辞苑の語義は意味の成立の古いものから順に並べている(すべてかどうかは定かではありませんが)と聞きます。それと「天気雨」の存在を勘案いたしますと、結構古いと考えてもよさそうな気がいたします。

それで、
「今日は“いい”天気だ」

には違和感を覚える人はいないと思います。

「今日は天気だ」

に違和感を覚える人がいる。

これからいえることは、後者をおかしいと感じる人は、1番目の「気象状態」の印象だけが強くある、ということですね。まあ辞書には載ってはいるのですが、「天気」といえばよく耳にする「天気予報」という言葉があるので、それの影響も強いのでしょうか。

> また日本語を教える立場にたった場合等、より正しい(?)日本語を使う場合はどちらを使う方がより良いのでしょうか。

これについては、日本語の基準として、その使用に際しての拠り所となる国語辞典の現在の大勢を見る限り、どちらも正しいと考えていいのではないでしょうか。「天気=気象状態」が固定観念化しているがゆえに、違和感を抱くことはあっても間違っているとまでは考えず、どちらの言葉も生徒の方々に指導されていかれればいいと私は思います。
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この回答へのお礼

お返事遅くなってしまいすみません

詳しい分析までしていただいて、ありがとうございます!
なるほど天気雨という言葉もありましたね。
仰るように、私自身天気=気象状態という固定観念があるが故、違和感を感じるのだと思いました。

参考になりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2009/09/25 09:12

はじめまして


自分も「今日は天気だ」という言い方は何となく違和感があります。

やはり教えるときは「今日は天気」ではなくて「今日は良い天気」の方が良いのではないのでしょうか?
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみません。

アドバイスありがとうございます。
私と同じく違和感を覚える方もいらっしゃるのですね。
参考になりました。

お礼日時:2010/03/03 23:27

「今日はいい天気」を使います。

 サザエさんでも、そう歌っています。
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この回答へのお礼

お返事が遅くなりすみません。

なるほど、そういえばサザエさんにも!身近な例ですね。
昔からの歌にも両方の意味での「天気」が使われていることがわかり、勉強になりました。

お礼日時:2010/03/03 23:25

こんにちは。

No.4です。

No.5様のエジプトの挨拶のお話に関連することなのですが、下記(の下段)のような感覚の人がいました。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
> > 「今日は晴れているね」というのを、「今日は天気だね」…って言いますか?
>
------------------
> 「今日はお天気でよかったわ」「明日お天気だといいね」「お天気の日でもまだ寒いね」
のように言って、「晴れ」である意味に使います。
>
>
------------------
> 雨が降って欲しい時に雨が降ってくれれば、それが都合の良い天気だと思うのですが、
>
> 天気が良い、良い天気といえば「晴れ」と決まっているのに疑問は持っています。

よく考えてみれば、農業に従事する方々など、水が必要な人たちにとっては、適度な雨が降った方が良い場合がありますね。雨なしの日照りばかりが続くと困惑されますから、エジプトの人たちの心情と通じるものがあるのでしょうね。

実は、そういう私も過去に炎天下で肉体労働に従事していたときなどは、雨の日は“良い”天気だなと喜んだものでした^^ 真夏の天気予報などで、「明日は雲一つない快晴です」などと言っているのを聞くと、思わずチャンネルを変えたくなったりしました^^;

つまり、それぞれのニーズに合致した天候が“良い”天気ということなのでしょうが、厳密に言えばこれらの比較は少し違っているところがありますね。

上記より
> 天気が良い、良い天気といえば「晴れ」と決まっているのに疑問は持っています。

ニーズに合致した天候をいう場合は、あくまでも“都合の良い”天気ということであり、「晴れ=良い天気」にももちろん“都合の良い”ことがあるでしょうが、その意味合いは「さわやかだから良い」という比重が大きいような気がします。

この意味からいえば、雨でびしょ濡れになりながらよりも、快晴のもとで活動する方が「さわやか」だと感じる人が多いことは明らかですから、「天気=雨・雪の日」などの意味が辞書に掲載される日はこの先も来ないのでは?と思ったりもします^^

無駄話ばかりで大変失礼いたしました^^;
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみません。

二回も投稿いただきありがとうございました。
無駄話じゃありませんよ~ふんふん関心しておりました。
確かに雨が「良い天気」というカルチャーもあるでしょうね。
自分がいかに晴れ文化人間として育ってきたかということを気づかされました。

興味深いお話ありがとうございました!

お礼日時:2010/03/03 23:38

私は、どちらも使いますが、子どものころから「今日は天気だ」の方を使うことが多いですね。


もちろん、子どもも孫も使いますが、違和感はありません。
話し言葉は、簡略した言い方になると思います。

「天気」という表現は、江戸時代の資料にも出ています。
 『三島宿本陣史料集(6)』
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn001873.html

余談ですが、エジプトの挨拶では、雨の日に「いい天気ですね」というそうです。
新聞社の特派員のエッセイで読みました。
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「今日は天気だ」という言い方はしません。


ですが、「明日天気になあれ」とかは普通に言ったりすると思います。
言い方や場合によるということではないでしょうか。
ちなみに、三省堂の「新明解国語辞典(第五版)」には「天気」の項に「狭義では、晴天を指す」と書かれています。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。

なるほど、
私も確かにてるてる坊主の歌や下駄(靴)投げの遊び等で「明日天気にしておくれ」は使っていましたね

国語辞典からの引用もありがとうございました。
確かに「言い方や場合」によるのでしょうね

お礼日時:2009/09/04 21:56

所謂くだけた表現をどこまで容認するかによると思います。


「けじめのない」ことを「ふしだら」と言いますが、別の言い方では「だらしない」と言います。
この「だらしない」は…お気づきですか、「ふ・しだら」の「しだら」を「だらし」と、今で言う倒置言葉にしてかつ、否定的な言葉をつなげたくだけた表現です。
江戸時代に流行った言葉らしいです。
一時期流行って今では忘れ去られた言葉もありますが(死語という)今でも使われている言葉もあります。そう言った言葉が後々標準的に使われることで言葉の文化が成長すると考えれば、容認もできると思うのですがどうでしょう。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。

はい、もちろん容認できます。

ただ例えば、「食べれる」とはもう多くの方が使っていてもう標準化されてきてはいますけれども、日本語を外国語として教える際には教師は「食べられる」を使う方が好ましいことを習いました。
そういう意味で本来「天気」はどちらの意味で使えばよいのかをお尋ねしたかったのです(最初から両方の意味が使われていたのなら勿論いいのですが)。少し気になったもので…

ふしだらの例、ありがとうございます。興味深い
私はこの分野では初心者ですが、言葉や語形の変化はみていて本当に面白いです。
何十年何百年か後の日本語がどのようになっているのか楽しみでもあり少し怖くもあります。

お礼日時:2009/09/04 21:42

広辞苑を基準にしている以上、あなた様は疑問を持ち続けるでしょう。



そもそも、このような事を広辞苑の定義を使って議論を深めるべきいではない。

使う辞書を間違いえている事に気づいて下さい。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございます。

ではお勧めの辞書があったら教えていただけませんか。
ぜひそちらを使いたいので。

質問文で言い方に語弊があったと思いますが、その語の使い方が本来正しくなかったとしても多くの人が使うようになれば辞書に登録されるようになりますよね
そういう意味合いでも広辞苑の定義をだしました。

お礼日時:2009/09/04 21:33

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