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現在、修士課程1年(文系)に在籍している者です。
もともと博士課程進学を考えていましたが、むしろ就職したほうがいいのではないか?と焦るようになりました。
理由は、早く自立したいため、そして、いわゆる高学歴ワーキングプアの問題で不安を感じているためです。

今は実家暮らしですが、このままだとパラサイトになってしまうから早く自立しなければ、という危機感のほうが、最近では研究意欲よりも強くなってしまいました。
一度研究を始めた以上簡単にやめるというのも悔しい気がします。
ただ、そういうのもただの自己満足かもしれません。また、この先何年も学生を続けてかりに博士号をとれてもろくに就職できないという今日の事情を考えると、呑気に進学している場合ではない気がします。

「研究」は趣味にとどめて、すぐに就職活動を始めたほうがいいのでしょうか?

自分で悩んでいても堂々巡りになってきたので、ほかの方の客観的な意見を伺いたいと思い、相談させていただきました。
どんなアドヴァイスでも結構ですので、ご意見お待ちしています。

A 回答 (8件)

せっかく入学した修士課程ですから、きちんと修士号を取得するべきと思います。

確かに高学歴ワーキングプアなどの問題は院生を不安にさせます。20代のうちに職歴をつけておきたいという考えも、私自身の経験からもその通りだと思います。ですから、修士課程修了後は博士課程に進学せずに就職を目指すほうがいいと、私は思います。

もし博士課程に入学したいとお考えでしたら、社会人院生として学ばれるのはいかがでしょうか。社会人院生は仕事と研究の両立が大変だと聞きますが、生活面や終了後の職の心配は少なくなります。また、長期履修制度を利用すれば、3年分の学費で最長5年まで博士課程に在籍できます。近年は社会人院生への環境も整えられつつありますので、もしご興味がおありでしたら、お調べになってみたらいかがでしょうか。ただ、アカデミアに就くことができるかどうかの可能性は、昨今の事情を考えると低いと思いますが……。

当方、人文系統の修士課程で学びました。修士1年の冬に就職活動を開始し、修士課程2年生の時に教育職(非常勤講師)を得ました。そこから今のキャリアを積み始め、修士課程修了後は海外勤務なども含めていろいろな職場を転々とし、修士課程修了1年後に常勤の職を得ることができました。将来的には、修士課程と同じ大学院の博士後期課程で社会人院生として研究に勤しみたいと考えております。
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この回答へのお礼

ご経験にもとづく親身になってのご回答、ありがとうございます。とても参考になります。
修士号は何があってもきちんと取得するつもりです。
社会人院生というのは、もし可能であれば自分の気持ち(働きたいが勉強をやめたくない)には一番近い選択肢になります。たしかに、時間的・体力的に相当大変だと思いますが…。
また、必ずしもアカデミアに固執するわけでなく、むしろ専門的に勉強して得た知識をもとに、一般の方々により理解しやすいかたちで情報やメッセージを発信し、社会になんらかの貢献ができるような仕事ができたらいいなとも思います(そのために基礎となる勉強をしっかりしたいです)。抽象的ですみません。

aoba2919さんのご研究が大きく実を結びますように!

お礼日時:2009/10/30 00:52

理系の博士課程生の者です.私の場合,何も考えずにここまで来てしまったので参考になりませんが,就職を決めてからじっくり再考するのも十分ありだと思います.私の周囲には,就職を決めたのにも関わらず,内定を蹴って博士課程に進学した者が複数名います.



しかし,これはあくまで私の偏見ですが,学部時代から「博士行く!」って心密かに決めているような有志に本当は博士進学してほしい.なんとなくですが,博士進学を早く決意した人ほど能力が高く,早く自立しそうに思うのです.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ほかの回答者の方々とちがう立場からのお答え、興味深く読ませていただきました。今まで進学肯定派がほぼ皆無だったので…
社会にでて働く能力や適性がないからずるずると博士に、というのだけは避けたいので、どちらを選ぶにせよ、悔いの残らないように気持ちをはっきりさせておきたいと思っています。ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/03 08:21

理系の者ですが、この手の問題については回答は共通です。


すなわち、迷ってるなら就職した方が良い、ということです。
doc_sunday様、tknaka様のご回答にもあるとおり、覚悟が無いなら博士課程には進まない方が賢明です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
覚悟がある場合のみ進学、基本は就職が賢明ということですね。
客観的にみれば本当にその通りだと思います。
頭が少し整理されてきました。感謝です。

お礼日時:2009/10/30 01:21

同じく文系(歴史)ですが、博士を満期退学し、仕事をしながら論文執筆を続けている立場から。

考えの一助にでもなれば嬉しいです。

少し前から大学院重点化ということで博士課程まで進める学生が増えています。大学への交付金なども定員数や学生数で影響が出るため、多くの大学がこれに追従しました。しかし、日本の政策に良くあるように、その後のことを考えた根本的な改革を行なっていないため、ポスドク問題、オーバードクター問題が起きています。これは理系でも起きている問題で、文系ならなおさら。しかも博士論文の明確な指標がなく、文系の場合などは教授自身が持っていない博士号を出さなければならない状況です。(昔は博士課程在学中に助手職・専任講師職を見つけて出ていくのが普通でした) そのため、論文審査がぶれることが多く、本質的でない部分で文句を言われることが多々あります。また院生側では、レベルの失墜が著しく、「就職できなかったから」とモラトリアムで院に進んでくる者も多いです。特に文系の場合、院に進んだからと言って、就職の可能性が増えるわけではないのですが。

私自身は、単位取得満期退学の後、研究と仕事を何とか両立させるためにドイツにわたり、通訳・コンサルタントとして生計を立てながら、研究を継続しています。日本で就職していたら、このような二足草鞋は無理だったでしょう。友人には実家が裕福なのでそのまま研究を続けていられる人、塾講師や家庭教師で細々と食いつなぎながら研究している人など様々ですが、自分の研究に対する情熱だけは譲れないという姿勢は同じです。

そこまでの覚悟が持てないならば、厳しいようですが、就職活動を頑張った方が良いと思います。高学歴ワーキングプアの問題は、本当に優秀な高学歴者でも研究職がない、という場合と、それほど優秀でもないのに大学院重点化で高学歴になっちゃったモラトリアム院生の職場がないというのと二つの問題があります。私自身は、結局自分で起業してしまいましたので、日本の高学歴ワーキングプア問題は、「右へならえ、無自覚無批判考えナシ」の日本の教育制度とそれを取り巻く社会制度が起こした特殊な問題だと考えています。

まとまりのない乱文で失礼しました。全部整然と書こうとすると本一冊になってしまうので、とりあえずの部分だけ。
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この回答へのお礼

非常に客観的なご意見をいただき、参考になりました。
また、ご自身の研究への情熱や、それを実現するための行動力の高さには心から尊敬の念を覚えます。
私の場合は、研究自体よりもむしろ、物心ついたころから携わっている音楽そのものが譲れない自分のコアだと考えています。
就職についても前向きに検討してみようと思います。

>全部整然と書こうとすると本一冊になってしまうので
そのような本ができればぜひ読んでみたいです。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/10/30 01:12

就職かな。


「高学歴ワーキングプア」と言うけど、実際見てるとただのダメ人間ばかりだよ。学歴以外何にも無い。女性比率高いけど本当に研究したくてそこにいるのって一部だと思うね。教授はああいうの平気で採るから怖いんだけど見る目ないんだろうなあ。

やりたいなら残ればいいじゃんね。
そうじゃないなら残ってなんかあんの?
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この回答へのお礼

>本当に研究したくてそこにいるのって一部だと思うね。
この部分、よくわかります。
学部や修士課程はもちろん、下手すると博士課程のひとなんかでも……。
そして、博士を迷う原因のひとつがそこにあったりもします。
と他人のことを言っている場合ではなかったのでした。

やりたいなら残る、そうじゃないなら就職、じつに明確ですね。
ありがとうございました!!

お礼日時:2009/10/30 00:27

音楽学で博士課程出てもアカデミックポスト以外に「知識・研究歴を生かして」というのは難しいでしょう。


先生に「博士課程に残ってくれ」と頼まれるくらいでないとそれで喰っては行けません。
「研究者」≒「芸術家」なので心中する覚悟が無い人には薦めません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
うちの学科では一般企業に就職する方の行き先はメディア系、教育系などが主で、場合によっては芸術・文化関連という意味でまったく無関係ではないにせよ、たしかに研究内容とは離れたところに行くようです。

>「研究者」≒「芸術家」なので心中する覚悟が無い人には薦めません。
音楽に一生をささげられたら本望なのですが・・・。
いずれにせよ、これから覚悟を決めたいと思っています。

お礼日時:2009/10/29 10:42

気持がふらつくなら,修士号をとった段階で就職するほうがいいでしょう。

一般にドクターをとっても就職口は少ないので,「修士で就職しときゃよかった」と後悔する可能性があります。

>「研究」は趣味にとどめて、

趣味でやれるような仕事なら,そちらのほうがいいです。趣味なら苦労して査読を通す必要もなく,書き物がたまったらお気楽な自費出版でもすればいいわけですから。
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この回答へのお礼

専門の立場からのご意見、ありがとうございました。研究をやり通せなかった、と後悔する可能性と天秤にかけていましたが、考えが甘かったです。
もう一度真剣に検討してみます。

お礼日時:2009/10/29 07:57

文系でもいろんな分野があるので、一概に言えません。


一般論でいえば、やはり確実に就職できる道を選んだほうが良いです。
あとは、ご自身の覚悟あるいは自信と才能、運です。
そうしたものに恵まれていないと思うなら、止めた方が良いです。

ただ、文系でも社会科学の場合は実学に近いものもあります。
分野によっては、仕事をしながらスキルを磨けるものもあると思います。
あなたの専門は一体何なのでしょうか?
大学院に行くということは専門家のはしくれを目指すということですよね?
ならば、まず自己紹介として専門分野は不可欠の要素のはずです。
なのに、なぜ、それを抜かすのか?
厳しい言い方ですが、大学院生としての自覚があるのか疑問を感じます。

この回答への補足

専門分野は音楽学です。ちょっと特殊で狭い世界なので細かい事情を書くと個人が特定されてしまうかと思い、あえて伏せていましたが…確かに専門ぐらいは最低限書くべきですね。申し訳ありません。
したがって実学ではありません。
自信は最初はあったけれど…という感じですが、周りからの期待?のようなもののせいで驕っていたのかもしれません。
きびしいご指摘、ありがとうございました。参考になりました。

補足日時:2009/10/29 07:26
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この回答へのお礼

こちらがお礼の欄だったんですね。
改めて、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/29 07:59

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