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“私なりに頑張ります”というような表現に使用する「なり」についてですが、
謙譲語というわけではないのでしょうが、私は、今まで謙譲の意味合いを込めて使用してきました。
なので、「あなたなりに、頑張ればいいんじゃない?」というようなことを、
目上の人から言われると、素直に聞くことができるのですが、
そうではない人から言われると、見下されているような感覚になり、
少しむっとしてしまうのです(困)。
そう言う人が失礼なのか、私の感覚が誤っているのか、知りたくて、
「なり」という言葉について、調べているのですが、よくわかりません。

どなたか、ご存知の方がいらっしゃれば、教えてくださると助かります。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (9件)

No.4、5、7です。

何度も申し訳ありません^^;
もう少しだけ書かせてください。

その道の専門家が書いた学術論文について
・「それなりによく書けた論文だ」
という人はおそらくいないと思います。

仮にいたとして、それが「専門家にふさわしい」という意味であったとしても、少なくとも私は「それなりに」の存在に違和感を覚えます。

例えばこれが学生などであれば、
・「それなりによく書けた論文だ」
こういえるのではないかと思います。

もちろん、ここには「学生にふさわしい」といった意味もあると思いますが、「それなりに」が付くことで「不十分なところもあるものの」というニュアンスも含むことになりはしないでしょうか。「それ」を「学者」「学生」に変えても、私は同じ感じを受けます。

・この映画のストーリーは「それなりによくできている」
・この映画のストーリーは「よくできている」

どちらも同じ評価とお感じになるのでしょうか。

このことをもって、次の発言が悪意のあるものだとは言いませんが、

> > 「あなたなりに、頑張ればいいんじゃない?」

質問者様の以下のお考えだけは肯定されてもいいのではないかという気がいたします。
もちろん、「謙譲語」としてではなく「謙譲的」という意味でですが。
「十分ではないですが」という断りを入れることで「謙譲の気持ち」を表しているといえるのではないでしょうか。

> > 謙譲語というわけではないのでしょうが、私は、今まで謙譲の意味合いを込めて使用してきました。

|【なり】
|…不十分なものの限界を容認することを表す。
|「子供―の理屈/私―の解釈/曲がり―にも」

|【それなり】
|…十分ではないが、それだけの事はあると認められること。『新明解国語辞典』

|【なり】
|…「十分ではないがそれ相応の」という意味を表す。
|「わたしにはわたしなりの考えがある」

|【それなり】
|…十分とはいえないが、それにふさわしい程度や、それに見合うだけのことはあること。
|「それなりに価値があるよ/それなりに必要だ」『三省堂例解新国語辞典』

失礼いたしました。
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この回答へのお礼

たくさん、書いてくださって、ありがとうございます。
おかげで、気持ちは、ずいぶん整理されたような気がします。

おそらく、私は、「あなたなりに」と言う人の言葉の中に、
“不十分なものの”というニュアンスを読み取り、不快な気持ちに
なっているのだろうと思います。
言う人の中に、そういう気持ちがあるかどうかは別にして。

本当に日本語って難しいですね。
同じ言葉でも、人によって、受ける印象・気持ちなどは違ったりするわけですし。
なので、私自身も、知らず知らずのうちに、人を傷つけたりすることのないように、言葉を選べる人でありたいなぁ・・・なんて、
改めて感じました。

本当に、ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/09 23:15

「なり」が「謙譲語」であるという点には同意いたしかねますが、自分から見て「下」の者に言われたくないという気持ちは分ります。


私なら、「おめぇみたいな餓鬼に言われたかぁねぇや」と言うか、実際には言わずに心のうちで思うか(まぁ、こちらも大人ですから)だろうと思います。
それと、状況にもよるかもしれないです。「あなたもそれなりに頑張ったんだし・・・」なんて、上の者からも言われたくはないです。
悔しい時は悔しがるのみ。誰が何と言おうと、悔しい時は悔しいわけで、まるでそれを「咎めて」いるかのように聞こえてしまう。
火に油を注ぐという言葉がありますが、あるいは傷に塩を塗ることにもなりかねない。
そっと見守るくらいが心遣いというものかも。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに、おっしゃるように、余計なことは言わず、見守るのが心優しい行動のように思います。
でも、哀しいかな、世の中には、見守り型のやさしい人ばかりではないようですから^^;。

お礼日時:2009/11/09 23:25

No.4、5です。

何度もすみません。

他の辞書も調べてみました。
ほとんどの辞書が「相応」といった意味だけを載せていましたが、『新明解国語辞典』と同じようなニュアンスが『三省堂例解新国語辞典』にも書かれていました。

|【なり】
|…「十分ではないがそれ相応の」という意味を表す。「わたしにはわたしなりの考えがある」

他の辞書に書かれている「相応」だけでも確かにその意味を表していると思いますが、人がこの言葉を使う場合には「十分ではない」といった意味を含んでいることが多いように思います。すべての事例がそうだとは言いませんが。

例えば何かの発言をする際に「私なりの意見/解釈」という場合には、(謙遜も含めて)「不十分ですが」という意味を持たせているような気がします。
この場合、皆様はどういう含みで発言されているのでしょうか。
確たる根拠などがあり自信がある場合には「私なりの」とは言わないと思うので(謙遜の場合を除いて)、そこには多少なりとも「不十分」という意識が伴っていると思うのですが。

「私なり」=「個人的」だったとしても、わざわざそう断る以上は「=不十分」とはならないでしょうか。

> 「あなたなりに、頑張ればいいんじゃない?」

悪気はないのでしょうけれど、(辞書に載っていることから判断して)実際に上記のようなニュアンスでも使われる以上は、どうしても「あなたの力では十分ではないけれど、それ相応に頑張ればいいんじゃない?」というふうにも聞こえてしまいますよね^^;

同じような言い方でも「やれるだけやってみたら?」や「できるところまで頑張ってみれば?」などにした方があたりがやわらかくなると思います。

ここで問題なのは、頑張れるかどうか自信がない状況下での「なり」ということですよね。
No.6様の総理の事例にしましても、世間から非難されているような困った状況での「総理なりのお考えで」「総理なりに努力されています」という発言となった場合にはご質問の場合とそう変わらないような気がいたします。

つまりそこには多少なりとも「不十分かもしれないが」というものが含まれているように思います。フォローしきれないことからの「総理なりのお考えで」とは考えられないでしょうか。

私は何も「なり」を悪い言葉としたいわけではないのですが、質問者様のお考えを皆様が頑なに否定されるのには少し不思議な感じを受けてしまいます。

> そう言う人が失礼なのか、私の感覚が誤っているのか、

その人の本心には上のような含みがなかったのかもしれないし、私には「失礼」だと決め付けることはできませんが、(関係性にもよりますが)やや配慮に欠ける言い方ということはいえるのではないかと思います。

質問者様のご感覚は、あながち間違ってはいないのではないかと私は思います。
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 内閣官房長官が記者団からの質問に答えて


 「それは総理なりのお考えでそうおっしゃったものと思います」と言ったとしても違和感はありません。「なり」に謙譲の意味はないと思います。
これは「ふさわしい]と言う意味の時です。
 「なり」には「まま」とか「そのまま」という意味もありますが「山田さんは彼の言いなりになっている」という時にも、謙譲の意味は無いように思います。
 ご安心ください。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに、謙譲の意味はなさそうですが、その場合でも、総理を小バカにしているようなニュアンスを感じてしまう私は、ひねくれているのかもしれませんね。

それは、
「それは、総理なりのお考えで・・・」などという必要はなく、
「それは、総理のお考えで・・」と言う方が、とても自然だと感じてしまうからなのかもしれません。

お礼日時:2009/11/09 23:30

No.4です。


肝心の「なり」そのものの語釈を忘れていました。

|【なり】
|…不十分なものの限界を容認することを表す。「子供―の理屈/私―の解釈/曲がり―にも」『新明解国語辞典』
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こんにちは。



> 「あなたなりに、頑張ればいいんじゃない?」というようなことを、
> 目上の人から言われると、素直に聞くことができるのですが、
> そうではない人から言われると、見下されているような感覚になり、
> 少しむっとしてしまうのです

「あなたなりに、頑張ればいいんじゃない?」
こういった助言が出る状況というのは、たいていの場合「(何かについて)力不足である」というのを当事者が認識した上で相談を持ちかけた場合などが多いように思います(気合いが入りすぎていた場合などにも言うかもしれませんが)。

発話者の「あなた‘なり’に」という言葉に「力不足を認めた」ということが感じられるからあまりいい気持ちがしないのでしょうね^^;
いってみれば、ややネガティブな表現で多少マイナス評価を伴うとなるでしょうか。
それが「言葉のとげ」になるということでしょうね^^;

ここは「あなたならやれる」とかポジティブな助言がほしいところです^^
親密な間柄ならご質問の言い方でもありかなとは思いますが。
他に代わる言葉としては「あなた流」「あなたらしく」などがあるでしょうか。

No.1様のおっしゃる「らしい」や「流」を使って、
「あなたらしく、頑張ればいいんじゃない?」「あなた流で、頑張ればいいんじゃない?」
という言い方に違和感を覚えないのなら、これらには幾分かはプラス評価が感じられるということになるのではないかと思います。
違和感の原因は、こういったことではないでしょうか。

|【なり】
|…にちょうどふさわしいようす。「わたし―の考え」「それ―によくできている」

|【それなり】
|…それにふさわしい程度や状態であり、持ち味があること。「―の指導が必要だ」「―によくできている」『角川必携国語辞典』

多くの辞書では上記のようになっているわけですが、
「それなり」にしても、「十分ではないが」というようなニュアンスがあるように思いますね^^;
・「それ―によくできている」

「それにふさわしい程度や状態であり、持ち味があること」となっていますが、「それなり」を付けない方が褒め称えているように感じます。
これは私だけの感覚なのかなと思って調べてみたところ、『新明解国語辞典』に以下の記述を見つけました。

|【それなり】
|…十分ではないが、それだけの事はあると認められること。

この語釈であれば、実際の使われ方(質問者様や私が感じる(受ける)ニュアンス)をよく表しているのではないかと思います。

なぜ「なり」にそういった語感が伴うのかは私には分かりませんが(すみません)、質問者様の違和感の原因は以上のようになるのではないかと思います。
私も質問者様と同じような印象を受けてしまいます。日本語は難しいですね^^;
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私なりの解釈を述べると


謙譲語とか丁寧語とかの小難しい事は置いといて 私的には…のような意味合いでつかわれていると思います。
シチュエーションにより 少々違うかも知れませんが、 アナタはアナタにりに 私は私なりに 頑張っていこう なんてふうにも使ったりします。
私的が最近の流行り言葉なのは承知していますが、そもそも言葉は時間とともに変化していくものです。
それを系統的に説明するために後から文法なる物が考え出されたのですから、あまり深刻に悩む必要はないと思います。
以上 私なりの解釈です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

深刻に考えず、さらりと流せればいいのでしょうが、
人の本音は、語尾にこそ表れる・・・と常々感じているもので、
ちょっとこだわってしまう私が居ます^^;

お礼日時:2009/11/09 23:37

以下の辞書の


(4)名詞・活用語の連体形の下に付いて、それによって
制約・決定された状態、それ相応の状態などの意を表す。
にあたる「なり」と思われます。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/145802/m0u/% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

書いてくださった内容は、私も調べていました。
ただ、それでは納得できなかったので、質問させていただいたのでした。

お礼日時:2009/11/09 23:40

詳しくはないのですが、私の感覚としては「私なり」の「なり」は「私なり」=「私らしく」「私独自の」という意味合いです。


なので謙譲語という扱いとして認識していませんでした。

ただ、たしかに会社の後輩に「先輩なりのやり方ですね」といわれると「モヤッ」としますねw
「先輩らしいやり方ですね」といわれると親近感から来る言葉と取れるんですが・・・

日本語は難しいな・・・
辞書では以下のようになりますね
「他にもっと適当なものがあるかもしれないが、例えばという気持ちをこめて、ある事柄を例示する。」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

表現が少し変わるだけで、聞き手の気持ちは、かなり変わるものですね。
日本語は難しいなと、改めて感じさせられました。
気持ちも正しく伝えられるように、言葉を選べる人でありたいなぁと思いました。

お礼日時:2009/11/09 23:43

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