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社会保障協定についての質問です
これは年金の二重加入を防ぎ、年金を納める人を助けるというものですが、これについて調べていると、利点ばかりがあるのですが、問題点とかないのでしょうか?
国民だけでなく国家の視点や企業の視点から答えてくれると助かります。

A 回答 (1件)

仰るとおり基本は結構なことですね。

特に制度上の問題はないと思います。

今外国人研修生(来年7月からは技能実習生)の厚生年金への強制加入が問題とされています。東南アジア各国からの技能を学びに来日している実習生は、在日中には厚生年金の保険料を徴収されます。しかし、在留期間は3年限度ですから、今の日本の年金の制度では、将来の老齢給付の資格は得られません。つまり、保険料は掛け捨てです(本人分は脱退で一時金として返ってはきますが)。これを問題としているのです。
年金制度は将来年取って働けなくなった時に備える保険ですね。老齢は誰もが避けることはできません。従って、若い時働ける時に保険料を払って将来の保障をしておきなさいと、国が運営する制度です。
日本に居る3年間も例外ではありません。ただし、ずーと日本には居れませんから、ここで社会保障協定が必要になります。これがあれば大いに助かるのです。

問題点は、まず各国の年金制度に違いがありますから、協定できる国と出来ない国があります。何らかの救済措置を国連等で検討して実施するようになる事が肝要でしょう。
各国家の問題としては、折角取り上げた保険給付の原資を将来他国へ返さねばなりません。また、事務費用もかかりますね。もっともこれを問題とするのは主客転倒ですね。
国と国の約束ですから、友好状態が永久であるかどうかも保障の限りではありません。これも問題となる要素ですね。
企業からすれば、今の制度と何ら変わりませんから、別に新たな問題点は考えられませんね。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。
確かに、結べる国がその国の年金制度によって制限されてきますね。
これからの締結に向けて、より良くなっていくことを期待します。

お礼日時:2009/12/08 18:42

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