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throughはなぜ現在のような発音とスペリングになったのですか?
詳しい説明が欲しいです!!

A 回答 (2件)

through と thorough はもと同語で、to と too の関係と同じく弱形と強形が分離したものです。



英・独・蘭の西ゲルマン系(W.Gmc)に共通の語根で古英語(OE)の形については以下参照
http://www.etymonline.com/index.php?search=throu …
purh のように見えるものがもっとも古い形。語頭はピーではなく thorn という文字で th を表す文字ですが中英語期には早々に使われなくなります。以下 th で代用。

thurh が強勢を受けたときは母音が増え thuruh となりこれが後の形容詞 thorough「充分な」として独立。弱勢の前置詞では弱まり thur となり、さらにこれが音位転換し thru, thruh などさまざまな綴りが行われます。h が復活しているのは前置詞「通して」でも強勢を受けることがあるからで、結局これが今日の標準形の元になります。
綴りが現代語に近づいていくのはおよそ14・15世紀くらいで、[u:] に ou を当てるのはフランス語の、[x] に gh を当てるのは中期オランダ語の影響と考えられます(gh はオランダ語では廃れ、Gogh など固有名詞に残るのみ)。こういう新しい綴りを広めるのに一役買ったのが#1でも触れられている外国出身の写字生 scribe です。
語末の gh[x] が発音されなくなるのも中英語から近代英語に移り変わる時期でした。
今日非標準ながら使われる thru, thro' などは nite, lite などのように省力化されたいかにも現代的な綴りに見えますが実は先祖返りでもある珍しい例です。
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through は 古代高地ドイツ語では durh と書かれている言葉に関係があります。



  古代英語では thurh と書かれています。このあと u と r の入れ替えがあって、中世英語では thurh とか thruh とか through のように書かれるようになり、最後の形が定着することになりました。

 今の発音とスペルの違いは、ほとんど、中世以後起こったものです。

 h を gh で書くのは、フランスから入った書師の伝統だと言われています。know knife knight などの k が発音されなくなったのも中世以後のことです。

 だから今のスペルは中世の発音を示す、一種の歴史的仮名遣いのようなものです。
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