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以下のような文章は合ってるんでしょうか。

「薬物投与群A、コントロールBを比較したとき、眠気の発生頻度は両群間に有意差がなかった。
しかしAの眠気発生頻度はBの1.5倍多く、薬物による影響が推測された。」

A 回答 (3件)

>眠気の発生頻度は両群間に有意差がなかった。


なかった、というのは間違い。「別の検定法で見つけてみせる」主張されると、反論できません。なぜなら、地球人全員の検査をすれば、有意差ならぬ「差」が必ずあります。
 有意差というのは、対象者が多過ぎるなどの理由で調査しきれない時に、「差」を出す代わりに、確率的に差があります(=危険率)、というのが有意差です。有意差というのは、その程度の代物です。ただし、小説と違って、科学論文では有意差が見られないと、ほとんど価値はありません。
 なかった、ではなく、見られなかった(認められなかった、もOK)、と表現して下さい。著者には見つけることが出来なかった、という意味です(謙虚な姿勢)。統計学では、無い、と言う表現は不適切を通り越して、誤りです。

 というわけで、1.5倍、は事実ですから、結果の項目ならOK。または考察で書くのは、どのような推測も著者の自由です。しかし、レフリーが通すかどうかは別の難関です。生存期間で、単位が年なら通す、分なら無理でしょう。
 眠気なら、あまり意義が・・・。ですから、私なら論文にはしません。論文にしたいときは、検定法を工夫するか、単純に例数を増やせば、有意差は認めやすくなります。
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> 文章は合ってるんでしょうか



それはもとのデータにあたってみないと、わかりません。でも

> 薬物投与群A、コントロールBを比較したとき、眠気の発生頻度は両群間に有意差がなかった。しかしAの眠気発生頻度はBの1.5倍多く

について「そういうことはありうるか?」ということなら、下の例に示すように、ありえます。

A, B ともに 4 人ずつから成るとします。A のうち 3 人、B のうち 2 人が眠くなりました。A の眠気の発生頻度は 3/4 で、B の眠気の発生頻度 1/2 の 1.5 倍です。帰無仮説は「眠くなる確率が 1/2」です。これを2項検定すると、帰無仮説は棄却されません。実験の規模が小さすぎて情報がないからです。

報告の書き方として問題なのは、検定をやっておきながら、その検定では示せなかったことを「薬物による影響が推測された」と言っているところです。ここは報告者の主観であることを明確にすべきところなのに、主体をぼかした表現をしているところが、いかにも信用なりません。

ついでに言うと、帰無仮説が棄却されなかったから「薬物の影響がないものと推測する」のも、検定の解釈としては、まちがいです。「薬物の影響がある可能性は残っているけれど、はっきりしなかった」までしか主張できません。
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薬物投与群A、コントロールBを比較したとき、Aの眠気発生頻度はBの1.5倍多かったが、両群間に有意差がなかった。


従って、薬物による影響がないものと推測される

有意差がないことを基本とすると、
これが正しいと思います。
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