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アルコールと薬物(アヘン、覚せい剤など)の違いは何ですか?

アルコールも覚せい剤などと同じくらい依存性があると聞きました。このOKwaveでも、両者が違うのは、歴史的背景とか、経済的、政治的実利面のみである、とするものが多々あります。

しかし、私はアルコールと、薬物の違いは、やはりそれが人体に及ぼす影響の程度にあると思うのです。

私は、学校で薬物を常習すると「脳の神経回路が破壊される。」と習い、薬物常習者の書いた文を見せられました。ひらがなばかりで稚拙な文章がつづられていました。また、円などの簡単な図形も書けなくなるようで、乱用者が書いた円がぐちゃぐちゃになっている、というものも見ました。

そのような重大な疾患が起こる点で、薬物はアルコールとは違う、のではないでしょうか?

例えばアルコール依存症の人は、ひらがなしか書けなくなり、図を描くこともままならない、ということは無いと思います。同様にタバコも吸いすぎてその人の知能が著しく低下する、ということも無いと思います。

だから、それらはぎりぎり合法で、薬物は違法なのではないのですか?

みなさんの意見をお聞かせください。

A 回答 (6件)

酒と煙草は、どちらも明治維新の前から日本にあり、広く嗜まれていましたので、そのような歴史的事情も考慮する必要はあると思います。



ついでに歴史を紐解くと、喫煙は元々南北アメリカの文化で、ヨーロッパに伝わったのは1500年頃の話です。
(コロンブスがインディアンから渡されたタバコを捨てたという有名な話もあります)
そのヨーロッパでは、煙草は当初薬草として広まり、喫煙は「万能薬」とまで言われました。
喫煙の効能としてよく言われるのは「頭が一時的にすっきりする」というようなもので、具体的にはニコチンが神経伝達物質の代替で働くというものです。
この状態に慣れると、本来神経伝達物質として働くはずのアセチルコリンが働きにくくなるため、ニコチンが切れると逆に頭の働きが鈍くなります。
依存性はコカイン等の薬物とほとんど変わらないのですが、ニコチンは致死量が他の薬物よりかなり低い(~60mg)ため、日本の法令における範疇上は麻薬ではなく毒物に入っています。
喫煙による健康被害が初めて指摘されたのは1900年頃の話で、本格的に敵視されるようになったのは1950年代からです。

N0.5さんの言う「過去の悪習」とは、具体的には何をさしているのでしょうか?
煙草が国による専売制となったのは日清戦争による財政難が原因ですので、大蔵省が管轄していたのは当然のことと思います。
(そもそも、当時の位置づけは嗜好品ですから、アヘンと違い内務省(→厚生省→厚生労働省)が管轄する必要性がありません)
他にも、日露戦争では戦費調達のために塩を、日中戦争では製造振興のために工業用アルコールを、それぞれ専売化しています。
(塩は、生活必需品にもかかわらず収益主義の専売化により価格が高騰して非難が集中したため、1918年に安定供給を目的とする公益主義に切り替えています)
管轄を切り替えるべき、というのなら分かるのですが、たばこは専売化から現時点まで常に重要な財源となっているので、政府のパフォーマンスはともかく、実際にはなかなか財務省からは切り離せないでしょう。
(参考:タバコ税による税収は約22.5兆円 国税・地方税合計額は約85兆円(いずれも2005年度))


あと、依存性という観点を廃した場合、アルコールよりましな薬物としてはコカインやマリファナ等があります。
特に、マリファナは急性中毒でも生命に関わるようなことはまずないとされています。
ですので、心身への影響だけで合法違法を判断することはできないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

歴史についてよく知らなかったので、大変参考になりました。

喫煙の効能としてよく言われるのは「頭が一時的にすっきりする」というようなもので、具体的にはニコチンが神経伝達物質の代替で働くというものです。
この状態に慣れると、本来神経伝達物質として働くはずのアセチルコリンが働きにくくなるため、ニコチンが切れると逆に頭の働きが鈍くなります。

知りませんでした。ニコチンが替わりに働いてしまうんですか。本来は不用なんですね。

タバコの税収が22.5兆円?!…2.25兆円の間違いでしょうか。
それでも結構ありますね。

あと、依存性という観点を廃した場合、アルコールよりましな薬物としてはコカインやマリファナ等があります。

これはちょっとよくわかりませんでした。手足のしびれや幻聴、幻覚など、深刻な症状が起こると思います。何をもって「まし」としているのか説明してほしいです。

特に、マリファナは急性中毒でも生命に関わるようなことはまずないとされています。

これは知りませんでした。でも、死にはしない、というだけですよね。


税収を見てみて、アルコールやニコチンの依存性というものがいかに強いか思い知らされました。タバコを吸っているのか吸わされているのか、わからないですね。

お礼日時:2010/05/01 18:52

> 同様にタバコも吸いすぎてその人の知能が著しく低下する、ということも無いと思います。


> だから、それらはぎりぎり合法で、薬物は違法なのではないのですか?

知能は著しくは低下しませんが、
激しい依存(アルコールよりは軽いが使用頻度が格段に多い)により、
タバコを奪われる事に対する認知が歪み、
受動喫煙の加害を否定したり、
解剖学者ともあろうものがたばこの害を否定してはばからなかったり、
不法な喫煙に対して相手を殺してでも喫煙を守ろうとするに至ります。
他人に火傷や受動喫煙を負わせる環境で平気ですいます。

*不法な喫煙:禁煙条例違反や、
      駅施設禁煙エリアでの、制止に抗った喫煙(鉄道営業法34条違反)
       2005年には逮捕者
       その後府中本町駅で注意に逆ギレして7ヶ月の重傷を負わせる事件
       筆者も2回殺されかかる

タバコが合法なのは過去の悪習と、国家管理の不当さからです。
管轄が薬物を扱う厚生労働省ではなく
金を扱う財務省であることからです。
JTの絶対大株主は財務大臣です。
こうしたいびつさもタバコを正当化させており、
上記のような危険な事象にもかかわらず適切な規制が行われておりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

JTの絶対大株主は財務大臣です。

本当ですね。初めて知りました。

最近は禁煙が進められていて、今後もその傾向が続けばいいですね。

お礼日時:2010/05/01 21:47

ちなみにドラッグ、一回の摂取で中毒になんか100%近くなりません。

スピードでもLSDでもなりません。通常、体が受け入れずに不快感、初めてのお酒に嘔吐、タバコに頭がぐらぐら状態になるのと同様、決して快感には至りません。
それどころか死んでしまうことすらあります。
それに耐えた者だけがジャンキーになれるのです。だれもがたやすくキメれるわけではないです。
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この回答へのお礼

なるほど、いきなり死んでしまうこともあるのですね…。

たしかに、アルコールもタバコも苦いだけですよね。初めてのときに感じた不快感も、知識によって「これは快楽が得られる」という情報が前提的にあることで意識として上りづらくなる、否定するのかもしれません。信頼と言うか、知識による保証というか、そういうものがあるからこそ、次に続くのかもしれませんね。

参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2010/05/01 21:59

合法かどうかはともかくとして、アルコール依存について。



「酒は百薬の長」ですから、使い方で薬になります。

アルコール依存は精神依存から始まります。
一ヶ月断酒すると分かります。

酒が手元にないとないと落ち着かない、何か不安、
これが精神依存です。
この段階で治療しないと後戻りできなくなります。

次第に飲む機会、量が増え、昼間から飲むようになります。
これが肉体依存です。
アルコールがないとやっていけない状態です。

アルコールは覚せい剤などと同様に、
脳にとって危険な物質をブロックしている部分(名前忘れた)を
すり抜けて、脳にダメージを与えます。
CT or MRIで脳を見ると、萎縮が見られることがあります。

幻覚や幻聴が起こり、殺人などの犯罪につながる事もあります。
それだけでなく、家族にも暴力や暴言を吐き、家庭崩壊もあります。
そのようになったら、元には戻りません。

糠漬けのきゅうりが元に戻れないのと同じです。

治療法は断酒しかありません。
とはいえ、この断酒が非常に難しいので、
日本各地にAAや断酒会があります。

酒を一滴でも飲んだら、振り出しに戻ります。

肉体がアルコールを欲しがっているので、
理性で押さえ込むのは並大抵の努力では出来ません。

酒を飲めなくする薬、厳密に言えば、
薬を飲んでいるからアルコールは飲めないと自分に言い聞かせる薬があります。

シアマナイドとかノックビンとかです。

これを飲んでてアルコールを飲もうものなら、
肝臓で猛毒であるアルデヒドの分解を薬が阻止していますから、
血流にいつまでもアルデヒドが残り、死ぬ思いをします。
4~5時間のた打ち回ります。

アルコールを含むお菓子などはもちろん、酢でも反応します。

アルコールは猛毒のアルデヒドに変化しますが、
そうなるまで3時間かかります。
気持ちがいいのでそれまでは飲み続けます。

しかし肝臓は、アルデヒドが発生したら、何はさて置き
この猛毒の処理に追われることになります。

体のあちこちにアルコールによる損傷が出ていたり、
肝臓自体もアルデヒドの被害を受けますから、
でも、それらを修復するための手が足りません。

やがて、アルコール性肝炎から肝硬変へと移ります。

手術です。

アルコールによる被害が体の臓器に出ている状態、
これが、アルコール中毒です。
肉体依存がそこまでさせます。
身も心もボロボロです。

覚せい剤などの薬物は、脳のA10神経に異常な興奮と快楽を与え、
一発で肉体依存になります。
あまりに強烈過ぎて、その興奮が忘れられず、
海馬に忘れられない記憶を刻み付け、常にチャンスをうかがいます。

一種の快楽PTSDとでも呼べるかもしれません。

そのため、身も心もボロボロになります。

鍵は「精神依存」と「肉体依存」のような気がします。

酒は性善説に基づいて販売されていますし、
精神、肉体の依存症を経て中毒になりますから、
理性でコントロールできる部分があります。

覚せい剤などは、1回で肉体依存、そして中毒になります。

だからどうと言う事では在りませんが、
たまたまアルコール依存の治療のために教育入院した時に
覚せい剤はもちろん、買い物、対人、ギャンブルなどなどの方も
それぞれ別個に教育を受けており、
依存症ミーティングが週2回行なわれていて体験談を聞いて、
私が学んだ事です。

でも、アルコールのことは病院で教育を受けた事なので間違いありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

「幻覚や幻聴が起こり、殺人などの犯罪につながる事もあります。」

これははじめて聞きました。アルコールも幻覚などが起こることがあるのですね。

なるほど、アルコールは精神依存から始まり、後には肉体依存も始まるが、麻薬は一発で両方の依存が始まる、ということですね。
確かに「精神依存と肉体依存」という分け方は的を射ていると思いました。
アルコールの方は精神依存であるとわかってから肉体依存になる前にインターバルが存在し、その間に対策を講じることができるということですね。

精神依存の面ではアルコールと麻薬が変わらないので、断酒はそれと同じだけ苦労するものなのですね。

でも例えば1回お酒を飲んだとして、1回で精神依存にかかるようなことはほぼ無いと思いますし、アルコールを飲む人であってもお酒が常に手元にないと不安になる、という人は少ないと思います。
そうなれば、1回あたりのアルコールの危険度は麻薬と比べて低く、「理性でコントロールできる」面がそれと比べて多分に用意されている、よってその面で両者は異なる、のかもしれませんね。

toshichan-さんの話はとても参考になりました。アルコール中毒は恐ろしいものなのですね。
WHOもアルコールそのものに発がん性を認め、飲酒を喫煙と同じく深刻な健康被害をもたらすものとしています。
「酒は百薬の長」というのも、相対的全体的な評価ではかなり訝しいものとなっています。
科学的な見地からの考察ではまだまだ不確定な要素も多いものなんですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/28 16:37

薬物と言うのは、一般的には「依存性薬物」のことです。


依存性薬物には、大麻、アヘン、覚せい剤等一般的に「麻薬」として知られるものの他に、お酒に含まれるアルコールやタバコに含まれるニコチン、さらにはコーヒー等に含まれるカフェインも含まれます。
そして、「依存性薬物」として纏められてしまうということは、アルコールも質問者さんが挙げられている薬物も、本質は変わらないということです。

No.1の方が薬効について書かれていますので、依存症のほうについて書きます。
まず、薬物依存というのは基本的にどの薬物でも同じくらい強烈なものです。
これは、薬物のみならず、数多ある依存症のほとんどが当てはまります。
ただ、表面的には依存症と言うとまず肉体的な症状が思い浮かぶでしょうが、そちらは薬物により千差万別です。
質問者さんが書いている文章の記述能力は、アルコール依存症でも時折見られるものですが、ニコチン依存症ではめったに見られませんし、カフェインも同様です。
しかし、精神疾患として依存症を見ると、どれも「(意識的か無意識かに関わらず)異常な執着」「行動の衝動性」「意欲の喪失」等、極めて重い症状を持っています。
これらの治療は、本人の認知や意識改善まで必要なものが多いために未だに容易なものではなく、社会的な影響が出てしまうケースもあります。

薬物依存症はどれも人体に極めて大きい影響を及ぼしますので、人体への影響だけで合法/違法を区別することはできないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

たしかに依存性薬物というものは身体と精神両方に多大な影響を及ぼすものですよね。

人の自由な精神を侵害、規制することは極大に避けるべきことです。「健康」であるということも身体だけではなくて精神も健全であることを要求しています。
例えば、タバコが吸えなくてつい人を殴ってしまった、とかアルコールが入って人を傷つけてしまった、という場合、その人の性向に薬物が決定的な影響を与えてしまい、その人の自由な精神のもとでの行動ではない、ということになります。
(ただし、刑法では、これらの行為は「原因において自由な行為」とされ、その薬を服用する前に、その効用を理解し、その行為に至る可能性を承知で服用したのであるから、それらの行為をした人は悪い、ということになります。)


embrambleさんの回答は、
依存症の定義は、異常な執着や、行動の衝動性、意欲の喪失などがあり、その点でカフェインやアルコールと麻薬は同じである、ということですよね?
精神に対する依存性という点で見ると、違いがないということだと思います。

ならば、その点で違法か合法かという判断を下す場合、どちらも合法か、どちらも違法か、の2通りになると思います。
しかし、今の社会はその区切り方ではありません。その点では区別していないということです。

そこで、両者を区別する差異として、「政治的、経済的、歴史的背景」という観点が持ち出されたと思われるのですが、
私は、その観点を持ち出す前に、それよりも直截的な観点で両者を区別できると思うのです。

それは「依存性という観点を排した」心身への影響の差異だと思うです。

例えばアルコールと麻薬が同じ依存性を持っているとして、今仮に、両者が合法であったと想定します。
普通に店にその2つが売られている状況で、どちらの服用者が害を多く及ぼすか、実践しなくてもわかると思います。
アルコール中毒者で幻想を見る人は少ないと思いますが、麻薬中毒者は幻想や事実の誤想などを頻繁に見ると思います。それらの幻想が自分に刃物を突き付けてきた、といって自分を守るために人を殺すことも起こりえますが、アル中やヘビースモーカーで、そのようなことはまず起こり得ないのではないのでしょうか。

だから、政治的歴史的背景を持ち出すまでもなく、現れる言動の危険度、害を及ぼす相対的程度の点で、明白に違法、ということがいえるんだと思います。

お礼日時:2010/04/26 16:00

投稿者は医療関係の学生さんかと推測します。


私もドラッグに関してはいろいろ調べました。結論的にはどんな薬物でも適量を効果的に使用すればなんらかのメリットはある、ということです。逆にどんな薬にも副作用は必ずついてきます。問題は効果>副作用、副作用>効果、かということです。
あなたのおっしゃるとおり政治的、経済的背景でリーガルになったりイリーガルになったりします。それはドラッグに関してだけではありません。禁酒法の時代はギャングはアルコールを闇で流していました。日本でも戦時中はヒロポンといいましたが、覚せい剤を国民に配布して戦争を鼓舞したものです。兵士は皆ヒロポンをぶって突撃したと聞きます。アンフェタミンだかエフェドリンだかと言ったと思いますが、覚せい剤の100%合成に成功したのは日本人の科学者だったと思います。(ちがっていたらごめんなさい)それらの薬剤は風邪薬にはいっています。咳止めにはまずはいっています。繰り返しますが、どんな薬剤も適量を使用すれは効果が期待できるということです。ちなみに抗がん剤といわれるお薬、まずまちがいなく副作用>効果、で、早くイリーガルドラッグに指定すべきだと思うのですが、これは経済的理由?からかますます幅をきかせています。がんで亡くなるより先に抗がん剤で弱ってしまい死期を早めているのが現状です。賢明な患者が抗がん剤を拒否しますと、退院させられるといいます。大きな声では言えませんが医者を儲けさせているだけでしょう。
アヘンは生成度合いによって、モルヒネ、ヘロインと名前を変えますがモルヒネはご存知のように末期がん患者の痛み止めに有効に使われています。お酒だって週2日の休肝日をとって適量を晩酌すれば肉体的にも精神的にも身体に良いのは旧知の事実です。飲みすぎ注意!
最後にスピードもエクスタシーもハッパもアルコールもニコチンもすべてドラッグです。使い方しだいで善にも悪にもなる、ということです。(たばこは疑問ですが)ぎりぎり合法か違法かはその時の政治的、経済的背景で決まります。もし、スピードが合法化したら北朝鮮は製造をやめることでしょう。売れないので。←補足
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

「問題は効果>副作用、副作用>効果、かということです。」
これは本当にその通りだと思いました。
戦時下では、ヒロポンが人が人を殺す行為を行うには良い影響を及ぼし、副作用と考えられるものは二の次だという価値観が、容易にそれを合法にしたと思います。
その効果と副作用の大小は、その時々の場所、文化に基づいて形成される価値観に規定されます。「法」が相対的なもので、絶対的なものでないという事実も、ここに起因します。
しかし、何人を殺してもいい、というような法律は作られませんし、今日できた法律が明日無くなる、ということもめったにないと思います。法も変化しますが社会の中では変化しにくいもので、人に害を被ることは基本的に許容しないと思います。流動する社会の中では定点となるものだと思います。


たしかに、tarara22さんの言うとおり、その薬物の量によって、その副作用を効果より小さくできることも可能かもしれません。しかし、挙げられた例はごく限られた条件が付きます。末期がん患者の将来の可能性をなくすことによって得られるものです。

それはつまり、その薬物の影響力の強さを如実に物語っているのではないでしょうか。

少量で心身に多大な影響を与えてしまい、その相対的程度(依存性を除く)は、アルコールやニコチンと比べて著しく高い。またその性能も制御しにくい。
したがって、法で規制せざるを得ない。ということだと思います。

たとえばアルコールを100%にできるだけ近づけて販売したとしても、特にそれを飲んだ人に重大な影響を及ぼす(急性アルコール中毒などを除いて)ことはないと思います。それに飲もうと思う人も少ないと思います。
でももしアヘン100%で売り出したとしたら、それは著しく健康を害するものとなります。アヘンなどは合成量が多いからといって不味いとかはならないと思います(?)から、服用する人も少なくなりません。

法で麻薬を合法にしている国もあると聞きますが、そのような国は、人を殺してもよい、という法律がある国(今は無いと思いますが)と同じように、ごく少数派にとどまり、非難される、また否定すべき「価値観」を有していると思います。


*補足*
私は学生ですが医療関係じゃないです^^

お礼日時:2010/04/26 16:49

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