No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>これは増えれば企業にとって損なのでしょうか?
いいえ。得します。
儲かっている企業にとって減価償却費を増やし、
少ない年限で償却したいと考えているところは多いです。
>黒字があれば、そこから減価償却費を引いて 税金がかかるんですよね?
黒字だろうが赤字だろうが適性に税務処理をしているところは
減価償却をします。
>では、物を買って減価償却費が増えれば得な気がしますが、ちがうのでしょうか?
違います。減価償却とは土地・建物・機械など、
ある物を買っても経費化できないものを複数年度にわけて、
経費化することをいいます。
例えばパソコン1台20万円を100台買って、
当該年度に全部経費計上できれば2000万円の経費となりますが、
資産にあげて3年で減価償却するとすれば、初年度は約700万円弱しか
経費とならないということを意味しています。
経費2000万円で利益がゼロになるところであれば、
経費700万円だと利益が1300万円出て、そこに課税されると
考えるとわかりやすいと思います。
この20年くらいでこのあたりの小額の資産に関する税制が微妙に変化しています。
No.4
- 回答日時:
減価償却費は、減価償却対象資産の買替時の取得費用を担保するものです。
たとえば、製造設備だけを持ち、材料費などが一切なく、一個しか生産できない状況を考えてみてください。
1.最初100万の資本で100万の設備を購入しました
貸借対照表
設備 100万 / 当初資本 100万
2.製品を100万製造しました(すべて付加価値です...(;^-^))
貸借対照表
設備 100万 / 当初資本 100万
製品 100万 / 増加資本 100万
3.製品を現金100万で販売しました
貸借対照表
設備 100万 / 当初資本 100万
現金 100万 / 増加資本 100万
4.設備を減価償却しました。
仕訳
減価償却費 100万 / 設備 100万
貸借対照表
現金 100万 / 当初資本 100万
5.新設備を100万で購入しました
仕訳
新設備 100万 / 現金 100万
貸借対照表
新設備 100万 / 当初資本 100万
上記で赤字の場合は、新設備の購入ができないことになりますね。
「損・得」で言えば、減価償却の対象となった資産の利益貢献度が問題です。不採算の資産や遊休設備の増加による、減価償却費の増大であれば、会社にとっては”損”になります。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/04/29 20:02
回答ありがとうございます。すごく、わかりやすく丁寧に説明して下さっていると思うのですが、私には難しいです。すいません。もう少し勉強します。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
基本的には、お考えの通りです。
利益から税金を持って行かれるくらいなら、ものを買って減価償却し、税金を減らしたい。
こう考えて、年度末に(黒字が見込めた時点で)買い控えていたものをまとめて買う、
という節税は、多かれ少なかれどこの企業でもしています。
但し、税金の特例で「一括償却」が認められているものでない限り、「資産」が残りますので、
(品目によって定められた限度額以上のものについては)「固定資産税」がかかります。
これを考えておかないと、節税のつもりが余計税額が増えた、なんてことになりかねません
ので注意してください。
ここで問題になるのは、法人の場合工場の機械設備や自動車等も「固定資産」と見なされることです。
実際に売ろうとしても二束三文でしか売れない(程度にかかわらず、中古になった時点で極端に
価値が下がる)ものについては、実際の金銭的価値(仮に売ったときの値段)よりも高く評価される
ことがあり、「売ってもお金にならないものばかりなのに、資産税だけはやたら取られる」という
事態に陥ることがあります。
また、例えば毎日使う消耗品や原材料をあらかじめ大量に買っておいて(経費として損金処理して)
翌年度に少しづつ使う、という行為も見られますが、これは税務署に言わせれば「年度末時点では
使う予定のないもの」として「流動資産を持っている」という解釈をされますので、度が過ぎれば
例えば「年度末に大量に買い物をしたので赤字になったように見えるけれども、実際には流動資産を
たくさん持っているので黒字じゃないか。税金払いなさい。」という指摘を受けることもあります。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/04/28 19:04
回答ありがとうございます。 税は、色んなところから、徴収されるのですね!なるほど、税務署は厳しいんですね!ありがとうございました。
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