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展という漢字の衣にあたる部分は、どうしてイの箇所からノが削除されたのでしょうか?

A 回答 (3件)

別に削除されたわけではないのです。

「イ」の形を持つものは文字の構成要素に「衣」を持つものが多く、また「衣」が部首になる字も多いので「展」「喪」「長」の下の方が “何か物足りない” ように感じてしまっているのです。

表・衰・衷・褒・褻・袁 … これらには「衣」が含まれていて部首も「衣」です。部首が衣でなくても哀・遠などは衣を含んでいます。

「展」は「尸(からだ)」が部首でその下の部分は衣ではなく別のもです。楷書の字形ができてくるうちに何となく衣っぽくなってしまっただけで、何の関係もありません。
「喪」は「亡」と「口」4つと「王」を組み合わせたような形から、「長」は髪の長い人の象形文字から楷書で今のような形になったものです。

漢和辞典を見れば字の作りや成り立ちの説明が見られます(実用本意の漢字字典では載っていないこともあります)。
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「どうしてイの箇所からノが削除されたのでしょうか」とのご質問ですが、ということは、昔は「ノ」があったということなのでしょうか。



小生、40歳代半ばですが、小学生のころから、あの部分に「ノ」が付いている字を見たことがありません。
もっともっと昔、あったのでしょうか。

手許の『新字源』(小生が中学生の頃購入の古いもの)には、漢字の成り立ちとして、

尸(からだ)と、音符●テン(×・△はその省略形。ころがる意→転)とから成り、人がからだをころがして寝返りをうつ意……

などという説明があります。
この「音符●」の「●」は、何やら漢字になっていない記号のようなもの(象形文字?)で、「△」は「展」の「尸」を除いた部分、「×」は「展」の「尸」を除いた部分と少し形の異なる字(?)です。
つまり、この辞書にある成り立ちの説明によれば、「展」の字には最初から「ノ」は含まれていないことになります。

もともと、「衣」とは関係のない、「音符●テン」と「尸」で成立した文字と考えれば、「ノが削除された」のではなく、「最初からノがない字であった」というべきなのではないかと思います。

もちろん、漢字の成り立ちに関しては、一つの説だけではなく、いろいろある場合があるようです(小生は専門家ではないので詳しくはないのですが、そのように聞いています)。
ですから、何か、別の辞書や書籍において、“もともとは「ノ」があった”という解説があっての上でのご質問であれば、以上の回答は無視してください。
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この回答へのお礼

みなさん、早速にありがとうございます。

わたくしの漢和辞典には、この字はもともとエが四つと衣という字から成り立っていたとの説明がありました。エとはレンガやブロックを指しており、昔の人々がレンガ等を使い衣服のしわを伸ばしていたことが由来しているとのことでした。それが変形して今の字形になったそうですが・・・

やはり漢字はややこしいですね。

お礼日時:2010/06/04 19:47

 どうしても気になる?私は全然気になりませんがw

この回答への補足

気になるわけではないのですが、最近娘がテストでこの漢字を間違っていたのを見かけて、『そう言えば、自分も子供の頃、覚えるのに時間がかかったなぁ』と思った次第です。漢和辞典やネットでいろいろ調べたのですが、どうしても答えがみつかりませんでした。もし、どなたかご存じであれば、是非教えて下さい。

補足日時:2010/06/04 17:19
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