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原価(仕入値)について教えて下さい。

ハンドメイド雑貨を販売するネットショップを
立ち上げたいと思っております。

質問なのですが、
通常は商品を仕入れて、それに利益を乗せて売価を設定しますが、
ハンドメイド商品の場合は、
どのように原価を出せばいいのでしょうか?

使用した材料を全て使って1つの商品を作るのなら問題ないのですが、
フェルト小物などですと、色によっては1cm×2cmなどの大きさしか
使わない場合もあります。
もちろん、たくさん使う色もあるのですが。
(普通のフェルトは20cm×20cmです。)

さらに、小さなサイズのフェルトを縫い付けるために必要な刺繍糸の長さで
金額を計算すると1円を切ってしまいます。

仕入値に利益を乗せて売価、ではなく
売価から●%引いたものが仕入値、という決め方では
いけないのでしょうか?

それが出来ない場合はきちんと計算するしか
ないのでしょうか?

お分かりになる方、よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

>通常は商品を仕入れて、それに利益を乗せて売価を設定しますが、


質問のこの前提が基本的に間違っています。簿記の教科書などではこのような設定をすることが多いのですが、現実の経営においては、売価というのは市場原理によって決まるものです。要するに、原価には関係なく、現実に売れる金額(買い手が支払ってくれる金額)で設定するということです。
ご質問が「売価の決め方」なのであれば、原価云々ではなく、まずは同じような商品がいくらで売れているのかの市場調査を行って、その客層に近い友人知人に「いくらなら買うか」といったリサーチを行うなどして決めるのが正解、ということになります。


原価については、売価設定ではなく確定申告の際に必要になるので、これもいちおうコメントしておきます。

>仕入値に利益を乗せて売価、ではなく売価から●%引いたものが仕入値、という決め方ではいけないのでしょうか?
売価を決めるために必要だから原価を計算したいという質問なのに、その一方で原価を売価から決めたらいいのか、というのでは明らかに矛盾です。
仮に上記のとおり原価とは関係なく値決めをする場合には矛盾ではありませんが、「売価から●%引いたものが仕入値」というやり方は認められません(「売価還元法」という売値を元に原価を算定する方法はありますが、売上総額や仕入総額等から計算するものであり、「○%引く」というやり方ではありません)。

「原価」とは、必要経費のうち売り上げる「モノ」そのものの価値のことであり、その価値はその「モノ」について売り上げるまでにかかった経費全部の積み上げになります。ただし家賃のように売上と連動しないもの(一般管理費)は含まれません。売上の時点でかかる発送費などの経費は販売費とよばれ、これも原価ではありません。
確定申告の際に重要なことは、売れていない商品・製品・仕掛品(期末在庫)については棚卸をして、それぞれについて価値(棚卸単価)をつける必要があるということです。必要経費のうち何が原価に含まれるかということは、確定申告では結局「棚卸単価」をどうやって算出するかということになります。
先に書いたとおり、その「価値=棚卸単価」とはそれまでにかかった費用の積み上げ計算ですから、実際に使った材料代などを積み上げることになります。商売としてやるからには相応の数量になるのでしょうから、一個一個計算するのではなく、同じもの全体でいくらかかったかを積み上げて、それを数量で割って一個当たりの単価を出します。一個作って残った材料は捨てるのですか?そうではないでしょう?ちなみに、一個作っただけで残った材料をすべて捨てるのであれば、使った分だけでなく捨てた分もコストですから、捨てた部分の材料費もその作った製品の原価として積み上げる必要があります。会計では、数理的に厳格であることよりも全体として妥当であることが重要なので、いちいち「この製品には何を何ミリ使った」ということではなく「補助材料のうちA製品には何%、B製品には何%」という形で十分です。(安価な製品であることが前提であり、製品一個が高額なものや大企業の場合であれば徹底的に厳格である必要があります)

商売としてやろうとしているのであれば、申告以前に経営のあり方として、どの製品にどれだけ費用(コスト)がかかるかを計算し、管理することは当たり前のことであって、それを疎んじるのであれば、趣味にとどめておいたほうがいいと思います。
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この回答へのお礼

簿記の勉強を始めたばかりの素人で、質問が的を得ない中、
ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。

やはり売価から算出するという方法はいけないのですね。
雑貨の為、価格は数百円~千円程度です。
一度、教えていただいた「同じもの全体の金額÷数量」の
方法で出してみようと思います。
作る数が多い方が材料の消費も大きくなるので
計算もしやすそうです。

1個ずつ原価を出すことにとらわれていましたので、
このような方法を教えていただき助かりました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/08/07 20:56

○先ず最初にこれを覚えてください。


(1)メーカーから貴社が仕入れた全ての仕入れ物品の仕入値を原価と言います。
(2)貴社,例えば,原価(仕入値)100円に利鞘(マージン)30円を加えます。
(3)仕入原価+利鞘=130円で売ります。
(4)100%売れたら130円の売上げです。
(5)130円から労務費・材料費・手数料他こまごましたものを差し引いて残ったのを利益と言います。
※これが大会社になると内容がもっと複雑になります。参考にしてください。
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この回答へのお礼

わかりやすく箇条書きにしていただきありがとうございます。
一つ一つ説明していただけるとよくわかります。

材料費以外にも、労務費(ハンドメイドなので「手間賃」と
言ったところでしょうか)、手数料等もきちんと
計算しないと赤字になってしまいますよね。

そのあたりもしっかり覚えておきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/07 21:03

早速ですが、貴方の立場が良く分からないのですが(可能なら補足を)



売価は ネットの時には相場で決まるでしょうし(高ければまったく売れないし)
貴方がおつくりになるなら、月間のグロスで計算して 儲けが有ったかどうか。になる

仕入れられるなら、相手の価格で、交渉の問題で、原価は考慮の外のこと。
で、貴方の立場が不明と言うことなのですが

一般論として 月間のグロスとは
月の材料代、糸もボビンからどれだけ消費したか、クロスも色は多色でも、合計でどれくらい消費したか
で 積算して製作個数で割る。これが原価。

個別には、単価の高い布を沢山使った商品、 面積の大きい商品 など 商品特性に合わせてランク指数(先ほどの基準原価 100として 90とか 110とか)を付けて、それぞれに割り振る。
半年も続けて、材料代を再計算して、基準原価や、指数を再点検すれば、概ね 正確な数値が出る。
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この回答へのお礼

説明が足りず、申し訳ございません。
私は個人事業でネットショップをやりたいと思った者です。
(届出はまだ出していません)

届出については調べてわかったのですが、
簿記については素人なので、しっかり勉強してから
開業届を出したいと思っております。

やはり、1ヶ月で使用した量や、同じものを複数製作して
使用した量を製作個数で割る方法がいいのですね。

開業はまだ先になりそうですが、オークションには出品して
いるので、出品する際に、教えていただいた方法で原価を
計算する練習をしてみようと思います。
そして、半年経った時点で一度全て計算してみます。

本当に助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/07 21:10

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