「みんな教えて! 選手権!!」開催のお知らせ

(中国の陰暦) 月の名前は幾つありましたか。他1件。

Q1.月の名前は24節気のうち、立春、啓蟄、清明・・・・・立冬、大雪、小寒の12を除き、残った雨水月、春分月、穀雨月・・・・・小雪月、冬至月、大寒月の計12ではないかと推測しています。これは出鱈目ですか。

Q2.8月13日を中国の陰暦で表すと何の月の第何日目に当たりますか。処暑月の第3日目辺りだと推測しています。これは出鱈目ですか。

よろしくお願いします。

私の推測の根拠を記しておきます。
1. http://www1.odn.ne.jp/~haa98940/ura2/syuku6a.htm 
ここのお世話になって8月13日は陰暦7月4日としました。

2. http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81% … 
ここを読んでもよく分からないのですが、Q1、Q2で述べた通りの推測をしました。

なお、こちらのお世話にもなりました。
http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm

A 回答 (3件)

1.中国での、月の呼称


1月(正月),2月,...12月です。別称は後述しますが、先ず別称が節気名でないことの考察です。
12節気+12中気=24節気は古代の知恵の集積として春秋の頃に成立していますが、中気を以って1年を12の月として把握したのは、秦朝と漢代の境目のようです。注:陰暦で閏月が必要ですから中気のない月が1ヶ月。
ご質問にある、中気=雨水・春分・穀雨・小満・夏至・大暑・処暑・秋分・霜降・小雪・冬至・大寒が“各月の呼称”であったろう、との想定は、参照されたURLからの推定としては自然ですが、裏づけが取れません。一方で秦の時代に既に各月を数字で呼んでいた記録もあるようです(余談:秦代は10月が正月、漢の武帝が1月を正月に)。
下記及び他の中国の資料を当たっても、月の呼称に中気にある雨水・春分etc.は未見です。唐詩にも"煙花三月下揚州"など数字です。中気は太陽の黄道を1/12したもの、節気はそれと45度ずれ同じく1/12。春分・夏至・秋分・冬至など太陽運行と直結した、生活と農耕、洪水や氷雪の自然現象との付き合いの指標です。従って、月の盈ち虧けの周期とは別物。すなわち、節気も中気も月齢の始終と一致しません。従って、月の呼称とは概念の範疇が異なるため“月”の呼称には転用されなかったのだと考えます。

“月”の別称・・・中国語:月●別称 ...●は[イ+分]
http://baike.baidu.com/view/566491.html#6
歴史的に多様な暦が採用され、それに伴う文化(生活・農耕・政治・詩詞...)の蓄積の一面が“月”の呼称に残っているわけで決まりがあるわけではありません。
中国では別称にも多様な分類と数があります。
・月●別称(通俗版)
・夏暦月●別名・・・夏暦は陰暦の一種
・花の名をつけた農暦月●、意味と別称・・・農暦は陰暦の一種
・農暦各月●の別称
・農暦月●の別称
  各月の別称と言うより代称となる故事古典詩詞を引用。

*中国人が日常使用するのは、1~12月ですが、
 1月=正月、12月=臘月 を文章では頻用します。
*現代中国では日常語では、陰暦、旧暦と言わず、農暦という。
*上記サイトは簡体字ですので日本語漢字に変換したい場合は、
 http://kanconvit.ta2o.net/conv.cgi?ctext=%E8%85% …
  簡体字を左枠にコピペ⇒conv です

2.今年の8月13日は?
オンライン万年暦
http://www.china95.net/wnl/wnl.htm
8/13にカーソルon⇒農暦7月4日
もとより7月は、節気:立秋 中気:処暑です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

毎度、お世話様です。このお礼文にはハングルが含まれています。もしも文字化けしていたら、そこはハングルです。

お陰様で毎月の呼称を中気の呼び名によって表す習慣はないことが判りました。もしも中気を以て月称とする習慣があれば質問文にある2番目のURLの記事中に明示されるのが自然に思えますので、この面からもご回答には納得できます。

1.毎月の別称は沢山あるのが判りました。しかし、この別称の中に中気は現れません。お説の通り、中気を以て月称とする習慣はないからだと私にも思えます。

2.李白の『鶴楼送孟浩然之広陵』は読んでおきました。久方振りでした。

3.毎月の別称がこれほどあるのには驚きました。各々の由来を調べると中国の人々の感受性が理解できそうに思えますが、横着者には調べる元気が出てきません。勿体無いことです。

4.簡体字から日本漢字への変換サイトも役立つ時が来ると思います。

以下、この質問文の背景をお伝えします。
朝鮮には「時調」という短詩があるそうです。朝鮮では有名な妓生だそうですが、黄真伊の作品に下記があるということです。

冬至? ??? ?? ? ??? ????
春風 ?? ?? ???? ????
??? ?? ? ???? ???? ???
この一行目を田中 明氏が「冬至月(しもつき)のながながし夜を 眞中(まなか)より二つに断ちて」と訳出しています。
(ユン ハクジュン著、田中明訳詩『「朝鮮」の詩ごころ』に拠る)

この事実から中国では11月または12月を「冬至月」と呼ぶ慣わしがあるのではあるまいかと私が勝手に推測しました。ご存知のように日本には睦月、如月、弥生・・・・・神無月、霜月、師走という雅称があります。中国にも雅称があるであろうと見当をつけてしまったのが質問文投稿の舞台裏でした。
中国に「冬至月」との呼称がないとなると「冬至?」は朝鮮固有の呼称であるか、「?」が「月」を意味せず「冬至?」を「冬至月」と訳出したのは田中氏の創意か、いずれかになると考えます。
興味が続けば、この質問を締め切った後に韓国語のサイトで訊いてみようと思います。
有り難うございました。

追伸 『漢字と中国人』は読んでおきました。
初めは効率のよい辞典を創るために、後には音節と音素を表すために、如何に悪戦苦闘してきたか、中国人の創意・工夫が如何に優れていたか、よく分かりました。同時に、困難を克服してきてしまったことが今日依然として中国の国語問題が悩みを抱える要因になっていて、皮肉なことでもあると感じました。
以下、この書物が如何に有効であったかをお伝えするために恥を忍んで余談を続けます(本当は恥なんて少しも思っていない)。

ピンイン導入以前の中国では文字の発音を如何にして独習したのか、長いこと知りたいと思っていました。疑問に思いつつ解決しないでいるがために、こういう失態を演じました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5994823.html 
読んでおきたいと思って買った本でも読まないままに仕舞ってしまうと、同じ書物を2度でも3度でも買って来ることがあるのと同じ現象です(文庫本程度の安い本に限る)。
「半切」、「声母」、「韻母」の関係がよく分かり解決しました。この本のお陰で、もう同じことは訊かないで済むでしょう。有り難うございました。

数日待って、NO.3以降がなければ締め切ろうと思います。

お礼日時:2010/08/15 09:50

ご丁寧な謝文を恐縮です。

文中の『漢字と中国人』を見て、おやっ!と思い、お名前を再確認いたしました。質問文で回答の是非判断をするため(言うまでもなく己を弁えた上のつもりですが)、お名前を見落としておりました。今回のご質問文での課題提示にはいつものような惹きつける力が...、お互いに暑さの所為でしょうか、前回答の時点でsono-higurashi氏に繋がらなかったのは迂闊でした。
■さて、小生も前回答ですっきりしないままの部分があり、中気名を暦月の名に使っている例の有無、念の為改めて辞書やネット記事に当たってみました。
   [辞]は辞書  [網]はネット
--------------------------------------------
雨水:[辞]雨水月 雨月 なし
春分:[辞]春分月 春月 なし 春月は春のお月様
穀雨:[辞]穀雨月 穀月 なし
小満:[辞]小満月 満月 なし
夏至:[辞]夏月 4,5,6の3ヶ月(=暑月)
   [網]夏至月=夏の月 の用法ばかり。
        ニックネーム、ブログ名類に結構登場する。  
大暑:[辞]大暑月 なし    暑月→夏至
処暑:[辞]処暑月 処月 なし 暑月→夏至
秋分:[辞]秋分月 秋月 なし
霜降:[辞]霜降月 なし 霜月=陰暦11月の別称
小雪:[辞]小雪月 雪月 なし
冬至:[辞]冬至月=冬月 陰暦11月の別称
大寒:[辞]大寒月 寒月 なし

[網]冬至月、大寒月 について。
中国暦を遡及すると、『三正』夏正・殷正・周正の各王朝の暦に発し、結果的に夏の暦が後代に引き継がれます。その解説に冬至月、大寒月の語があります。これは、冬至の月、大寒の月の意と解釈されます(文脈及び、他の解説)。

このように見ると、特定月の別称として位置を占めているのは、霜降と冬至。その所以は探りきれませんが、前回答の見方で本筋は外していないと考えます。

おまけです:雨水月の例
http://baike.baidu.com/view/377778.htm
雲南省方面の彝(字が化けるかもyi2=イ)族の暦にあります。
20日/月x18ヶ月+祭祀日5日=365日/年 太陽暦、だそうです。
風吹月,鳥鳴月,萌芽月,開花月,結果月,天乾月,雨水月,河漲月,天晴月,草枯月,葉落月,霜臨月,過年月等々。過年は年越し/正月の意。・・・月名が見事なのでついでにご紹介する次第です。
偶然とは言えこんなのも:フランス革命暦
http://homepage3.nifty.com/abayama/rekihou.html イ族と類似の月名です。
■黄真伊の冬至月のこと。
目にしたことがある程度で全く不明なのですが、ご指摘の冬至月に引かれて観察してみました。
・原詩(らしい)・・・化けてもお分かりですね。
??(冬至)? ??? ?? ? ??? ????
??(春風) ?? ?? ???? ????
??? ?? ? ???? ???? ???
・翻訳 瀬尾文子氏
「時調」  黄真伊(ファンジニ)1511-1541
冬至の長々し夜を 半ば切り取り
春風の衾(ふすま)の裡(うち)に 折畳みて入れ
夫(せ)の君の訪れし夜に くねくねと展げん
・講談社学術文庫、訳詞・田中明
『朝鮮の詩ごころ「時調」の世界』より。
冬至月のながながし夜を 真中より二つに断ちて
あたたかき春のしとねに 畳み入れ
君の 訪いくる短か夜を 延ばし延ばさめ
・中国語訳訳者不明・・・中国Webに多数登場するのを数点確認、訳は同一。
我要把這漫長冬至夜的三更剪下,
軽軽捲起来放在温香如春風的被下,
等到我愛人回来那夜一寸寸将它攤開。

こうして並べると何かが見えるかと...。
韓韓辞典が引けない⇒見ても分からない のが残念なのですが、数点の韓日、韓漢辞典に当たった結果です。冬至月は冬至の月の用法であって、月名の可能性は低いように見ました。当てにならないweb翻訳tool数点でも多数決では"冬至の月"が圧倒的に優勢。注目は最後の中国語訳です、冬至の夜つまり冬至の時期として扱っています。
和語にしようとすれば田中明氏流に"しもつきの"を取らざるを得ないのでしょうね。
*書きすぎて新たな宿題を生む悪循環になりそうです。早々に退散いたします。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

拝読しました。
12もの中気を辞典とネットの両方で調べるのは大変な手間で、恐縮しています。
手を尽くして調べても、中気を以て月称とする習慣はないことがよく分かりました。

1.僅かに、霜月と冬至月=冬月が11月の別称として登場しているのは寒さに向かう緊張感なのか、間もなく日脚が伸び始める期待感なのか、他の月とは微妙に異なる感情が窺えて面白いと思いました。

2.狭い日本でも土地によって意味の異なる単語がありますから、中国各地を隈なく網羅すれば雲南省の雨水月のような例があるかもしれないと思いました。

3.自国の文化に絶対の自信をもち、農業でも当面は困っていないであろう中国、フランスの月の別称に共通した感覚が窺えるのも面白いです。

4.黄真伊の時調の冒頭が仮に「冬至月」であったとしても、これから中気を以て月称としていたとは到底いえないことが判りました。また、韓国語カテで訊くまでもなく、この表現は11月の別称として中国での用い方と全く同じで朝鮮固有のものではないのが分かりました。田中氏が、わざわざ「しもつき」と仮名を振っているのは流石です。

再度のお答え、有り難うございました。情報量の多いご回答なのに話が拡散することなく、上手く収束できました。
数日待って、NO.4以下が寄せられなければ締め切ろうと思います。

お礼日時:2010/08/16 20:21

24節気は月の名前ではありません。


月の名前は正月(一月)、二月。。。十二月までです。だから中国の春節は旧正月と言われています。
24節気、簡単に言うと、太陽の黄道の位置によって、古人に作られた天候を表すものです。古代中国は農耕社会で、それによって、種をまいたり、収穫したりします。
例えば、清明??雨??という唐の詩があります。その意味は清明になるとよく雨が降る。
ほかの節気をみれば、大雪、小寒とか、名前を読めばすぐわかる、それらは冬の天候を指します。

それから、8月13日の問題ですが、こちらで公式を見つかりました。http://baike.baidu.com/view/23765.htm?fr=ala0_1_1
こう書いてありますが。
?气日期速算法:
通式寿星公式??[Y×D+C]-L   
Y=年代数、D=0.2422、L=?年数、C取决于?气和年?。   
本世?立春的C?=4.475,求2017年的立春日期如下:   
[2017×0.2422+4.475]-[2017/4-15]=492-489=3   
所以2017年的立春日期是2月3日
    • good
    • 0
この回答へのお礼

拝読しました。
お陰様で毎月の呼称を中気の呼び名によって表す習慣は、なさそうなことが判りました。もしも中気を以て月称とする習慣があれば質問文にある2番目のURLの記事中に明示されるのが自然に思えます。この面からもご回答には納得できました。

NO.2のお礼欄の記事は間違っても木から落ちない方へのお礼でもあります。一読下さいませ。横着なことで済みません。
有り難うございました。

お礼日時:2010/08/15 09:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報