プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

バランススコアカードが有効的なときは多いですか?

コンサルティング会社に、バランススコアカードの導入をして貰いました。
下記のことをして頂きました。

 1.ビジョン策定
 2.SWOT分析
 3.戦略目標策定、戦略マップ策定
 4.KPI設定
 5.目標値設定
 6.アクションプラン作成
 7.事後評価

導入される側の会社が、PDCAサイクルがちゃんと回っていないなら、
確かに導入する意味は大きいとは思います。

しかし、形はバランススコアカードでなくとも、
 ・企業の目指すところを、ほぼ全社員が意識している。
 ・利益を出すために、どのような活動が重要なのかは分析済み。
 ・KPIの役割に似たような、数値的な目標がしっかりある。
 ・アクションプランの役割に似たような、実現のための部単位、課単位、社員単位の活動内容の事前提示、事後検証がある。
という状況だと、
バランススコアカードを導入しても、コンサルティング費用に対して効果が見合わなくないですか?

導入される側の会社が、PDCAサイクルがちゃんと回っていないなら、
確かに導入する意味は大きいとは思いますが、
それなりにPDCAサイクルが回っているなら、高いお金を掛けるだけの意味はないと感じていますし、
現在の経済状況のような厳しい世の中では、どの企業もPDCAサイクルをしっかりまわして、
努力や管理をしていると思っています。

バランススコアカードの導入って、
一定以上のレベルの会社に対しては、あまり意味がないのではないでしょうか?

A 回答 (1件)

数年前の「日経情報ストラテジー」という雑誌に三菱銀行(だったと思います)がバランススコアカードを導入した時の様子が書いてありました。



同行の導入の責任者に同紙記者がインタビューした記事でした。
三菱の責任者によると、当初は業務効率化を目的とした人事評価指標としてのバランススコアカードを導入しようとしていたのだそうです。コンサル会社に作成を依頼しようとしたところ、コンサル会社側から、

BSCというのは導入する三菱の各部署の人間が集まって、みんなで業務内容を分析しみんなで作り上げてゆくことに意味があるので、コンサル会社が作っても意味はない。コンサル会社は三菱のみんながBSCを作り上げることのお手伝いをする。

ということを言われたので、指導を受けながら三菱の人間が作ったのだそうです。
まず中核となる10名程度を選び、彼らを中心に全支社、全部署から1名ずつ集めてBSC作成のためのプロジェクトを作ったのだそうです。

この作業を通して、これまで全く関係のなかった部署や支社相互のコミュニケーションが密になり、また、業務の問題点が明確になって業務の組換えが行われるなど、多くの全社規模の改善が行われた結果、業務効率が飛躍的に向上したのだそうです。そして業務効率化のための評価指標としてのバランススコアカード自体が必要なくなってしまったので、BSCは作成せずにBSCプロジェクトが終了しました。

三菱の責任者は、「自分たちで作業をしたのが良かった。コンサル会社に作ってもらったらこんな成果は得られなかったに違いない。」と締めくくっていました。


>下記のことをして頂きました。

してもらってしまうのはまずいのではないでしょうか。


>現在の経済状況のような厳しい世の中では、どの企業もPDCAサイクルをしっかりまわして、努力や管理をしていると思っています。

そうでない企業の方が多いようです。
御社のようにしっかりとPDCAサイクルを回している企業の場合は、バランススコアカードの導入はあまり意味がなかったかもしれませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

情報ありがとうございます!!
紹介していただいた事例だと

「有用性」
 ・これまで全く関係のなかった部署や支社相互のコミュニケーションが密になった。

 ・業務の問題点が明確 → 業務効率が向上した。
  だったみたいですね!


「感じたこと」
 ・部門間のコミュニケーションが活発になる点は望ましいと思いました!

 ・BSCが施策としてGoodかどうかは別として、
  「外部の方が介入することによる刺激」は良いことだと思いました!


外部の方が介入して、改善を誘導したり、改善するための情報システムを導入する場合はたくさんあると思いますし、そういう点において、
コミュニケーションが活発になるという有用性は、BSC特有というわけではなさそうなので、
「BSCだからこそ、こんなメリットがある」というところに特に着目するように方向修正して、継続して調べてみます。

ありがとうございました!

お礼日時:2010/09/07 16:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!