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いろいろ調べてみましたが、どうしても分からないので教えて下さい。
食酢を水酸化ナトリウムで中和滴定する際に、食酢を10倍に薄めて、水酸化ナトリウムで滴定する。と書かれています。食酢を10倍に薄める理由は何ですか?
食酢には不純物が入っていますが、この不純物を取り除く方法か若しくは、不純物に影響されないように酢酸の濃度を求める方法はありますか?

A 回答 (3件)

市販の食酢の濃度は質量パーセント濃度で3.0~5.0[%]です。


モル濃度にすると0.5~0.8「mol/L」になります。
一方、滴下する水酸化ナトリウム水溶液に濃度は0.1[mol/L]
くらいの濃度を使うことが多く、食酢を薄めないで滴定すると、一般的な
ビュレットの容量である50mLを超えてしまうからです。
また、高校化学では10mLのホールピペットと100mLのメスフラスコ
を利用して、正確な希釈を行うという作業自体に意味を持たせています。

食酢には米やその他の穀物を発酵させて作られるものです。
当然ですが、アミノ酸やクエン酸、糖類、その他の中間生成物が含まれています。
糖類は滴定に影響はありませんが、中間生成物のカルボン酸は滴定に影響しますね。
また、酢酸と同じ種類の有機酸であるだけに分離も難しいのではないでしょうか?
滴定結果は(酢酸相当で何%)という形にしかならないのではないでしょうか。

この回答への補足

回答有難うございます。
酢酸を薄める理由、よく分かりました。

教員採用試験の面接で「食酢の中には不純物がありますが、それはどうしますか?」と聞かれたので、「
食酢の不純物を取り除く方法か若しくは、不純物に影響されないように酢酸の濃度を求める方法」があるものだと思っていたのですが、やはりそんな方法はないのでしょうか?その面接の答えは「分離は難しいので、酢酸相当で何%」なのでしょうか?

補足日時:2010/09/13 13:12
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#2のご回答の通りだと思います。



滴定する溶液と滴定される溶液の濃度があまり違わないように濃度を設定して行います。
したがって事前に予備的な滴定が必要になります。
ビュレットから滴下する溶液の量が極端に多いとか少ないとかであれば精度が出なくなります。

おまけ
食酢は単に酢酸を薄めたものではありません。
酢酸も含まれていますがその他の成分もたくさん入っています。
取り除こうとしたが取り切れなかったものが残っているというのではありません。
あっては困るものでもありません。逆に必要があって加えているものもあるでしょう。
こういう成分を「不純物」とは呼ばないはずです。

酢酸以外の成分を不純物と呼ぶ人はお酒の中に含まれているエタノール以外の成分も不純物と呼ぶことになります。
「ワインも、ブランデーも、日本酒も、焼酎も、単にエタノールの濃度が違うだけだ、後は余計なもの」
という捉え方です。

面接官は多分指導主事でしょう。
食酢の中の酢酸以外の成分を不純物と呼ぶような指導主事に指導されたくないですね。 
指導主事だから化学のレベルも高いとは限りません。
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この回答へのお礼

予備的な滴定も必要になるんですね。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2010/09/14 02:02

酢は臭いするでしょ。


それは揮発しているからです。
濃度を薄めて、揮発しにくくしているのです。
そうでないと誤差が多く出るからです。

不純物て何が入っていますか?
影響されそうな不純物て入っていないと思われますけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
薄めるのは揮発しにくくする役割もあったんですね。

不純物については回答番号No.2に書かれているような物質が含まれています。

お礼日時:2010/09/13 13:18

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