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ヘドロを回収+ファーストフード店から使用済み油を回収=肥料?

昔、ヘドロを回収し、ファーストフード店から使用済み油を回収して
プラント設備でヘドロを天ぷらのようにして揚げて、出来上がったヘドロ揚げを
土を混ぜると、肥料になる、ということを雑誌で読んだことがあるのですが
本当でしょうか?

ヘドロ天ぷら肥料の成分分析をすると、本当に肥料になりますか?

A 回答 (1件)

いくつか課題がありますが、ヘドロは微生物の塊でもありますから、土壌、有機物等と混合し醗酵させることにより、培養土として利用できます。

肥料にはなりません。てんぷら油を利用するのは、減量化、悪臭防止により輸送、貯蔵を容易にするためです。
 最近ごみ固形化燃料(RDF)の記事が出ておりましたが、同様な切り口でこの質問にお答えします。http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20101025-OYT1T …
 考えはヘドロより量的には更に問題が大きな生ごみですが、その経営は厳しものがあります。なぜか?それは、経済分析が脆弱な事業でアイデアだけが独り歩きしたためです。
 長期的には、ヘドロの再利用は必要な技術であることは間違いありませんが、実用化と経済性はRDF同様に両立しにくい性格があります。
(1)肥料原料に利用できます。
 醗酵を促す微生物の栄養源として少量は利用できます。肥料成分としては、油分が多く、重金属が混入するため理想的な原料にはなりません。「白土」同様に発酵促進剤的な利用です。
(2)処理するには店舗や工場からの収集が問題になります。処理工場の稼働に適した量の確保と輸送手段と経費です。
(3)ファーストフード店では、ヘドロはへドロとして、廃油は廃油として処理すべきです。廃油は燃料として再利用が容易にできます。経費負担も少ない。
(4)企業として、ヘドロを再利用することは経営的に困難です。負の遺産に対する対価として公共団体、企業からの永続した補助金が必須です。また、ヘドロ処理からの収益は経費に対し些少です。下水処理場からのヘドロはも乾燥して培養土の原料として無料か低価格で処理されています。

 個人で対応するには面倒で、企業としては収益が単独では得にくい分野です。
 

参考URL:http://www.jwnet.or.jp/publish/JW2007_10_s.pdf
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この回答へのお礼

なるほどー。
このプラントの発案をした会社は倒産しました。
ただ、プラントの発案者によると、ヘドロを天ぷら揚げし
肥料のようにしたら、植物の発育が良くなった、とだけ言っていました。
成分についての言及が無かったので、肥料としての効用が科学的に実証されているのか?興味があり
投稿いたしました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/30 16:26

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