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βラクタム抗菌薬に感受性を示す細菌には
感受性の高い時期とかあるのでしょうか…

例えば増殖期とか…に効きやすいとかあるんでしょか?

A 回答 (1件)

抗生物質の薬理作用は細菌のタンパク質(細胞壁、細胞膜、葉酸)の


合成を阻害するものです。このうち、β-ラクタムは細胞壁の合成を阻害し、
サルファ剤は葉酸の合成を阻害します。どちらも動物には無いものですので、
人体に与える影響は少なく、細菌だけに効果を発揮します。

ということで、細胞壁が合成されるのは主に分裂期ですから、そのときに
最も高価が高いと思います。
また、これらの効果は抗生物質の種類によっても異なるはずです。
テトラサイクリンのような抗生物質では現在ある細菌の細胞壁も破壊する
ため、効果は細胞分裂の時期にあまり依存しないと思います。
ホスホマイシンのような新しく生成される細胞壁の合成を阻害する
抗生物質では分裂期にしか効果はないと思います。

ちなみに、ホスホマイシンはO-157で最もよく使われる抗生物質です。
巨力名抗生物質を使うとO-157が破壊されて、細胞中のベロ毒素が
一気に体内に放出されてショック症状がおきます。ホスホマイシンは
現存するO-157を破壊することなく、増殖のみを押さえますので、
0-157はベロ毒素を抱えたまま排出されるのです。

パタリロで最も強力なものはバンコランですが、抗生物質で最も強力な
ものはバンコマイシンと言われていて、この耐性菌をVREといいます。
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