アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

外国産ピーナッツのカビには、アフラトキシンという物質が
含まれると聞きましたが、外国産のピーナッツを
袋を開けて食べかけて忘れたままにしていてカビが生えた
場合、どのように考えるべきでしょうか?

1、検疫しているので国内で生えたカビなので毒性は
 ないものと考えられる。
2、生えた元のピーナッツが外国産なので国内で
 生えたとしても毒性があると考えられる。

先日、台所の水屋に入れてあった、菓子箱の中に
ピーナッツがあったので食べたところ、苦い味が
したのですが、結局全部食べてしまいました。

家内に、「水屋に入れてあったピーナッツ知らない?
カビが生えてたのでゴミの日に出そうと思ってたんだけど
無いから捨ててくれたん?」と聞かれ、事情を言いました。

家内には叱られましたが、二日経っても何の症状も
ないので心配いらないでしょうか?

A 回答 (1件)

アフラトキシンを作るカビは、Aspergillus flavusやAspergillus parasiticusがあげられますが、


これらは亜熱帯から熱帯にかけて分布するカビで日本で見られることは少ないようです。
ですから、生えていたというカビはアフラトキシン産生カビではないと思われます。
つまり、ピーナッツにはアフラトキシンが付いていなかったということです。

とはいえ油断は禁物です。
アフラトキシンは、ピーナッツに生えるカビのうちでは最も有名で
中毒報告例も多い(ヒト、家畜、その他の動稙物を問わず)ものですが
毒性物質を産生するカビでピーナッツに生えるものが
なにもAspergillus flavusやAspergillus parasiticusだけと決まったわけではありません。
日本にだって毒カビは何種類も生息しています。
アフラトキシンこそ付いてはいなかったが、ほかの種類のカビ毒が付いていたかもしれません。
つまり、質問者さんの召し上がったピーナッツに生えていたカビは日本のカビでしょうけれど
そのカビが毒を作り出すタイプのカビであった可能性だって十分あり得るのです。
カビにとってはピーナッツの産地など関係ありません。
質問者さんの選択肢で言えば、「たぶん1だろうけれど、2の可能性も捨てきれない」です。

なおアフラトキシンはピーナッツにだけ生えるわけではなく、
トウモロコシ、コメ、小麦、アーモンドなどいろいろな穀類やナッツ類にも生えます。
ちなみに昆虫にも生えて、生えた昆虫を殺したりもします。
ヒトや動物では、肝臓に作用して肝臓の細胞を殺します。
つまり肝臓が弱っている人はアフラトキシンの危険性がより高くなるというわけです。

ちなみに、アフラトキシンを産生するカビに侵されたピーナッツは
このページにある写真のようになるとのことです。
ここまで見た目が汚ければ、食べようと思う人はいないでしょうけれど。
http://www.dpi.qld.gov.au/26_11899.htm

最後になりましたが、症状の話です。
もし腹痛や吐き気が無ければ、心配はいらないでしょう。
毒を作らないタイプのカビだったか、作ったとしても弱い毒しか作らない種類のカビだったかなのでしょう。
良いお年をお迎えください。

参考URL:http://ci.vbi.vt.edu/pathinfo/pathogens/A-f.html
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!