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素人の質問ですが、疑問が消えないところがあるので、アドバイスをお願い致します。

テレビでヨーロッパの町並みが紹介され、何百年も続く建物を見ます。 
住人は修繕をした上で普通にそこに住んでいます。

一方日本の建築物は、新築後20~30年で大規模なリフォームをしないといけない位
老朽化が進み、やがてとうとう取り壊しをしないといけないくらいに痛みます。

元々文化の違いとして、日本では木造だから老朽化も早いというならば、明治維新後に
導入した様々な技術に、住宅建築の分野も西洋から取り入れればよかったと思うのです。

地震があるないの問題もあるでしょうが、日本人なら、西洋建築をベースに、地震に強い
独特の工法を進化させることができたと思います。 

よく家電製品について、日本企業の技術力からしたら、もっと長持ちする製品が作れるのに、
それだと需要が枯渇してしまうから、ほどよく壊れるようにできてある、と聞きます。
住宅建築もこれと同じことが言えるのではないでしょうか? 代々受け継がれる「家」のような
ものが存在したら、ハウスメーカーのビジネスは成り立ちません。 一代で老朽化するように
わざと材質と工法を選んでいるのではないでしょうか?

最近中古住宅物件を見てるのですが、築30年とかほんとボロボロです。 築15年くらいだと
まだましですが、あと10年くらいで大規模修繕やリフォームに金がかかるのだな~と思うと
躊躇します。  新築は高いですが、たとえ新築といえども、自分が歳をとった頃には
ボロボロになります。  これでは安心して長生きできません。 西洋と比べても日本の
住宅建築価格は高いのに、なぜ長持ちしないのでしょうか?   

A 回答 (8件)

まず誤解があるのは、ヨーロッパの古い町並みはそれなりに中はボロボロです。

それでも湿気が無いこともあり持ちがいいのも確かです。

それから今の日本の木材の殆どが輸入ですし、合板、しかも工法もヨーロッパ仕様です。そのような海外の木材や工法をとりいれた結果日本の家屋は長持ちしなくなりました。
木曽ひのきなどをふんだんに使い、伝統工法で立てれば日本の家は長持ちします。つまり日本に木を育てる文化がなくなってしまったことが問題なのです。
本来日本の環境にあった木は日本でしか育ちません。それを輸入財オンリーにすれば機構に合わず朽ち果てていきます。つまり質が悪くなったわけです。
それと畳も輸入イグサ、石膏ボードの壁、ビニール壁紙。すべて日本家屋の仕様では在りません。石膏ボードは割れる、壁紙ははがれる。畳はカビで一杯。日本の家はもう日本の家では無いのです。

結局お金を掛けなければいい家は立ちません。お望みの家はおそらく億単位になると思います。つまり安く提供しなるべく皆が家を持てるようにした結果が粗悪品のオンパレードになっているのです。
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この回答へのお礼

なるほど! すごく分りやすい御説明を有難うございます。
これで長年の疑問が解けました。 

お礼日時:2011/01/11 08:12

日本檜は伐採後1500年後に伐採時の強さを持っていてそれから徐々に弱くなります


火災に遭わなければ長持ちします
法隆寺がいい例ですね
木は立木なりに使えと言います
その土地の木を生えていた向きを変えずに使うと長持ちするそうです
南を向いていた面は南に向けて使うと言うことです
こういう事が出来ない現代建築ではどうしても耐久性は落ちますね

日本の民家だって孫末代まで使うという考えで建てた磁ぢの物は200年は十分耐えました
ですが輸入材を使った現在の建築は日本の気候に耐えられないのです
木の質が悪いのではなく日本の気候に耐えられないのです
ヨーロッパの不利いい絵の間取りは現代生活に適さない不便な物です
パリで300年くらいと言う古い旅館に泊まったことがありますが何とも具合が悪そうな建物でした
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この回答へのお礼

有難うございます。 大変参考になりました!

お礼日時:2011/01/11 20:46

根本的には日本人と欧米人の家・土地に対する考え方があります。

欧米人にとって不動産は家です。土地はあくまで皆のものと言う考え方です(だから家の前の芝生をちゃんと刈っていないと隣人からクレームがきます)。日本人の場合は土地が大切であって家は不動産ではありません。アメリカやカナダの家はほとんどが木造です。マンションでも4階ぐらいまでなら木造で建てます。それでも家が不動産ですので、家は百年以上の耐久性があります。ですから、子供達が大きくなって家が狭くなってきたら家を売って大きい家に引越します。又、子供達が独立して夫婦二人になったらもっと小さい家に引越します。役職が上がれば、家でパーティをすることもありますからもっと大きい家に引越しします。この時に土地の価値は0円ですが、家に値打ちがあるのでメンテナンスさえしておれば買った時よりも高く転売できます。つまり土地ころがしで儲けることはできませんが、家ころがしで儲けることができます。ですから家庭の主人は家の価値を高めるために、ペンキを塗ったり壁紙を張り替えたりせっせとメンテナンスします。ひるがえって日本を見ると、家は最初は高いですが、10年、20年経つと値打ちがなくなり、価値のあるのは土地だけになります。当然転売しても家の価値は0円です。ですから、子供が大きくなれば増築や改築しますし、転売する時更地にした方が高く売れます。以上の考え方が根底にあるので、そもそも日本の建築は30年ももてば良いだろうと言う基準で建てます。それに対してアメリカやカナダは同じ木造住宅でありながら100年は持つようにと言う前提です。ここで問題なのは大工の腕自体は日本の方がはるかに技量が高いにも関わらず、出来上がった家は日本の家は同じ木造住宅のアメリカやカナダと比べて耐久性は半分以下だと言うことです(価格は反対に日本は2倍します)。具体的には日本では新築すると役所の検査官は1度だけ確認に見るくるだけです。しかしカナダやアメリカは10数回確認にきて、検査官のサインがなければ次ぎの工程に進むことができません。また、工法が全米・全カナダを含めて統一合理化されているので、検査がすぐにできます。材料も土台の加圧防腐の薬剤の濃度は日本はアメリカの基準の半分しかありません。日本の住宅のフローリングは厚さは0.3mmしかありませんし、木の枠は塩ビを木の模様にしたラミネート貼りです。カナダやアメリカではこのようなことは考えられません。しかし日本ではともかく施主に渡す時が綺麗でクレームさえなければどうせ30年したら建てなおすのだからそれでかまわないと、役所もビルダーも施主も考えています。結果的に、日本人は一生に一回は棟上をしたいと思い。2世代に渡って合計6千万円費やすとするとアメリカやカナダでは2倍の耐久性と半分の価格で同じ家でも1500万円で済みます>この差額4500万円がいくら日本人の所得が多くなっても欧米人に比べてリッチな生活ができない大きな理由です。余談ですが、住宅のシステムが欧米と比較して遅れているのを中央官庁が主導で改革すれば良いのですが、日本の中央官庁は外部の民間のメーカーと協力して改善する手法しかしりません。しかしこと住宅に関しては、本来一緒にすべき大手のハウスメーカー(セキスイ・ダイワ等々)は日本の住宅システムが遅れているから自分たちが存続できるのであって、住宅システムが改善され、合理化されれば自分達は存続できません。事実、アメリカやカナダでは住宅のシステムや工法があまりにも合理化されているので、大手の住宅メーカーが存在できません。また、日本の大手のハウスメーカーはあまりにも欧米に比べて遅れた産業ですので輸出ができません。
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この回答へのお礼

御回答有難うございます。 私が質問した時点で、書いて下さった内容は、知るよしもありませんでした。 No.1、No.2の方の御回答を読んだ時点で、自分の考えが浅薄で間違っていたと思いましたが、「日本の住宅は、耐久性がないのに、価格は高い」という部分(↓)に対する感想・批判は、結果的に間違っていなかったのだなと思いました。

>日本人は一生に一回は棟上をしたいと思い。2世代に渡って合計6千万円費やすとするとアメリカやカナダでは2倍の耐久性と半分の価格で同じ家でも1500万円で済みます

アメリカのドキュメンタリー番組を見たことがありますが、新築住宅が中古になっても、確かに価格が落ちないんですよね。 ペルシャじゅうたんのように、使われることで逆に少しプレミアムがついたりとか。  日本では輸入材の使用とか、気候(湿気)とか、構造的な問題とか、いろいろあるのでしょうが、もう少しなんとかならないのかと思います。  

御回答を頂き、重ねて有難うございました!

お礼日時:2011/01/11 21:06

それはお金のかかり方の違いだと思います。



世界どこでも安い家はすぐに壊れてくると思います西洋と比べても日本の
住宅建築価格は高いと仰いますが何百年前のその家はそんなに安いものだったのでしょうか?
残っているものは高いと思いますよ
日本もお金を出して良い大工さんを雇えば何百年でも住めますが
皆さんお金を出さないので良い大工さんも減っているみたいですが確実にいますので・・・
しかし現代の住宅事情、配電設備を初めとして諸々劣化してくる部材を必要としますので100年以上の耐用年数は必要ないかと思います。

建っているだけならかっこいいかもですが何百年前の家は改修しないと家電も水道も満足に使えないかと思います。


よく家電製品について、日本企業の技術力からしたら、もっと長持ちする製品が作れるのに、

コンデンサと言う部品がよく壊れますが最近やっと「まっとう」な値段で寿命の長いものが売られるようになってきています。


どちらも、一般の人がゆくゆく時代遅れになることを承知で沢山のお金をつぎ込めば長生きな製品が生まれてきたのかもしれませんが、逆に値切り倒す始末・・・・メーカーも安く作らざるおえない状況を作ったのは消費者の方かもしれませんね
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この回答へのお礼

なるほど、その時代の汎用技術に対し古いもの・家は時代遅れになるから、長持ちすると逆にやっかいな面も出てくる、という観点は欠落していました。 有難うございます。

お礼日時:2011/01/11 21:10

元々日本には伝統工法という木造建築技術があります、


ですが、現在は一般家屋でこの工法で建てると、かなりの費用と施工期間がかかります。
また、近年では伝承者が激減しています(基本宮大工とは別)。

その後、簡易に建てられる、在来工法が出来上がり、
1974年以前の安価な戸建ては、この在来工法が主流です。

伝統工法は、釘や金具を使用せずに建てたのですが(古来釘は高級品だったので使用できなかった、古い木造建築物でも寺院などの要所には釘を使用していたりします)、鉄が安価に普及されると広がっていきました、ただし伝統工法の上に釘を使用したわけではなかったので、強度は弱いものになりました。

1974年以降では
木造枠組壁構法(2X4)が普及し始めてきました、
これは外力や変形にたいして、耐力壁と剛床で抵抗するもので、在来工法より強固にできています。

現在より築30年ですと、木造枠組壁構法と在来工法を合わせたような作りのものもあり、
劣化が激しいものはこう言った混在工法や在来工法だけでも柱や梁の幅は3.5寸(105mm)から4寸(120mm)以下のものを使用したりしています。

戸建てを考えるなら、工法も考えないと、質問者様がおっしゃるように新築を購入しても15年・20年で大規模な修繕が必要になる物件があります。

集成材に関してもピンからキリまで、集成材の全てが無垢材に劣るということはありません。
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この回答へのお礼

日本が誇る伝統工法に、いろいろな要素が折衷的に混ざってしまい、強度や耐用年数が劣ってしまったということですね。 

素人が新築を買うにしても、工法まで判断するのは難しいですね。  中古住宅だとどのように建てられてどういった材料を使ったのか分らないですし。 そうなると結局見た目の綺麗さとか、安易な判断になってしまいそうです。  

大変参考になりました。 有難うございます。

お礼日時:2011/01/11 21:16

日本の建築=ハウスメーカーの商品としてしまうと、ご心配の通り、30年で潰したくなるであろう物ばかりですね。



実際、住宅の事を真剣に考える人が増えると、ハウスメーカーの商品は売れなくなると思いますが、そうなる前に莫大な広告宣伝費を使ってTVコマーシャルをして、30年後に壊す物件(再度商売するチャンス)を増やしておこうというのが経営戦略でしょう。(笑)

膨大なTV広告代を捻出するために3000万円の家に4000万円払わされる消費者は被害者だと思おいますが、被害に気がつく前に本人が死んでしまい、次の世代になって被害に気づく様、50歳代をメインターゲットにしているハウスメーカーもある様です。この戦略に引っかかってしまうオバサンたち、そして女房の意見に振り回されるオジサンたちは御愁傷さまです。

さて、もともと日本の建築は日本の島に育成する木で、日本の地場職人が一棟ずつ建てるものでした。窓の枠だって木建て(モクタテ)職人が木で作ってくれましたので、断熱性の悪いアルミ建材に囲まれて過ごすこともありませんでした。
日本に育成する木は、ケヤキやクリなどの高級材ばかりでなく、ヒノキやスギやビバなど全国に植林されておる樹種でも強度が強い材木です。ハウスメーカーは大陸から輸入されたホワイトウッドを使用しますが、強度・耐久性ともにヒノキよりも劣っています。このような材木は常時ペンキ塗って保護しながら使うべき材料だと思います。

また、建物の構造も中心となる部分を単純な田の字構造とし100年超の耐久性をもたせ、その周囲に下屋と呼ぶ建てまし構造をくっつけて、下屋の中に炊事場と風呂場、便所を配置するものでした。
湿潤温暖な日本では、建物を乾燥させることが長持ちの秘訣ですので、煮炊きなど水蒸気の発生する部分を外周部に追いやり、最悪30年ごとに下屋の部分を改修、建てなおしすることで、家全体として100年以上の耐久性を確保したのです。

現在の住宅は、基礎の部分に鉄筋コンクリートを使用しますので、基本的には60年耐久ですが、基礎コンクリートの配筋を錆から守る樹脂コーティング鉄筋にすることで、120年耐久の基礎も可能です。これなら四世代にわたって住み続けることができます。

木材は切り刻んで石油系接着剤で固めたりせず、木そのまま乾燥状態に維持すれば、120年はおろか200年でも300年でも持つ材料です。木材の耐久性を最大限に発揮するためには釘や締めつけ金具など50年しかもたない金属類をできるだけ少なく使う工法が良いですよね。

欧州人は、親の世代が四世代持つ家をのこしてくれたので、新築しなくて済みます。二代目はその分のカネで内装をします。三代目も新築のカネが不要ですので、その分のカネで家具を買います。四代目位になると重厚な構造、本物の内装、そして豪華な家具に囲まれて過ごすことができるわけすね。その様な親の世代からの恩恵に浴して育ちますから、たまたま自分の代で新築する番が廻ってた人々も、まずは構造にカネをかけ、次世代に渡せるものを作ろうとするのでしょうね。

日本人も、ローン返済期間だけ持つ住宅をハウスメーカーから買うのではなくて、四世代持つ住宅を一棟ずつ作る人が増えてきました。これからの日本は人口増加もありませんし、市内の道路建設に伴う立ち退も無くなるでしょうから、一度建てた家を四世代にわたって使い続ける土壌ができました。
質問者さんも、ぜひ、使い捨ての住宅を買ったりせず、本来の”日本の建築”を実現され、子や孫の世代に残すことができるようお祈りいたします。

この回答への補足

こんなに多くの御回答を頂けるとは思っていませんでした。  有難うございます。
No.3、No.5、No.6、No.8で書いて下さった方の中で、どの御回答をベストアンサーとして
締切るべきか迷いましたが、No.6で書いて下さった御回答を選びました。 
(しかしNo.3に書いて下さった方の御回答も、同じくらい素晴らしく感銘を受けました。)

補足日時:2011/01/11 22:04
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この回答へのお礼

御回答有難うございます。 感銘を受けました。 現代の日本住宅に対する、自分の気持ちに沿った御回答だからということではなく、1行1行、1語1句、非常に納得させられるものがあります。 特に

>欧州人は、親の世代が四世代持つ家をのこしてくれたので、新築しなくて済みます。二代目はその分のカネで内装をします。三代目も新築のカネが不要ですので、その分のカネで家具を買います。四代目位になると重厚な構造、本物の内装、そして豪華な家具に囲まれて過ごすことができるわけすね。その様な親の世代からの恩恵に浴して育ちますから、たまたま自分の代で新築する番が廻ってた人々も、まずは構造にカネをかけ、次世代に渡せるものを作ろうとするのでしょうね。

日本では核家族化の問題等の社会的事情もあるでしょうが、このように家と文化が一体となって代々受けつがれていく姿には、羨望を通り越したもの(ため息?)を感じてしまいます。 日本の古き良き住宅だって、根本がしっかりしていて補修を繰り返せば、ずっと長く持ったことは書いて下さった通りです。
本来そうした住宅文化が受け継がれていれば、日本人の生き方にもっと厚みが出ていたでしょうし、一生住宅ローンの奴隷のようになって過ごすこともなかったでしょう。 何故日本人は良き伝統を手放し、アクセクした人生に終始するようになってしまったのでしょうか?   現実的には実家から離れて暮したい人もいるでしょうから、マンションや建売住宅と伝統が共存する形態だったらよかったのに、と思います。 

>日本人も、ローン返済期間だけ持つ住宅をハウスメーカーから買うのではなくて、四世代持つ住宅を一>棟ずつ作る人が増えてきました。

伝統が復活する動きが出てきたのは良いことですね。 私も予算との相談だけでなく、しっかり見据えて良い家を買えたら、と思います。 素晴らしい内容を読ませて頂き、有難うございました。

お礼日時:2011/01/11 21:35

貴方が質問文で書いていることは



「日本の寺社や伝統農家や京都の町家は軽く100年以上持つのに、アメリカや北欧の木造住宅は30年で廃墟になる」って言ってるのと同じですよ。比較対象がフェアでないというか、適切ではないです。
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この回答へのお礼

質問文を書いた時点で、確かに日本の寺社等の観点は欠落していたのでおっしゃる通りです、部分的には。

しかしヨーロッパで何百年も続いてる住宅は、それらが特殊なのではなく、普通にアパートとして貸し出されていたり、そこに代々家族が住んでいたり、「日本の寺社や伝統農家や京都の町家」と比べずっと一般的なものです。 そうした一般的な住宅と、現代日本で主流たる戸建を比較しているわけですから、あながち”フェアでない比較”ということにはならないと思いま。

またNo.3の方が、「アメリカやカナダの住宅は殆どが木造」と書き、それらが日本の住宅の耐久性より
ずっと上なのに価格は半分と、しっかりした論拠と共に書いてるのですから、
>アメリカや北欧の木造住宅は30年で廃墟になる
というのは事実無根です。

安易に批判するのではなく、的を得た批判であるなら、せっかく7番目なのですから、よかったら前の方々の回答にも目を通してから書いてみて下さい。 たった数行の中で、至らぬ点が散見されるのは、反省の余地大いにありと思います。 今後のあなたの御参考まで。

お礼日時:2011/01/11 21:47

あくまで個人的な推測です。


日本の住宅も明治以前は長持ちする家が、普通の農家の家でも有りました(東京の長屋などは除いて)

建物のメンテナンスなどは、村全体で行っていたようです(茅葺の葺き替えなど)。現行の日本では家をメンテナンスしながら使っていくという文化がなくなってしまったのも家の寿命が短くなった理由だと思います。

又、もう一つ制度的な問題では、戦後の焼野原で住宅が不足していて、大工(男)さんも不足している状態の時、半分素人でも危険でない建物を大量に、早く作れる工法が筋交いを多用した工法です。明治までは筋交いはあまりつかわれていなかったようです。

つまり、メンテナンスをしなくなった事と、長い間使われていた工法・材料が使われなくなったことが大きな原因だと思います。
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この回答へのお礼

非常に分りやすいです。 戦後の住宅不足の事情から、簡単な工法で建てられるようになり、ひいてはメンテナンスもしなくなった、という流れは実に納得できます。  有難うございました。 

お礼日時:2011/01/11 21:50

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