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例えば塗装工事の設計価格・・・とかあります。
"設計価格"って呼び方は正規のまっとうな価格のようなイメージがしてよさそうですが
要するに材工価格の定価ということになるかと思います。
この設計価格を実施見積りにしていたのでは超ボッタクリ価格です。
何のためにこんな市場とはかけ離れた価格が存在するのでしょう?
材料の定価があるのはまだわかります。どの商品にも存在するわけですから。
また建設業界は下請け孫請けひ孫請け等の重層構造ですから元請マージンに対する配慮になるのかもしれません。
しかし施工費を含めた設計価格って何の意味があるのでしょうか?
市場の適正価格の指標となるものであれば意味はわかりますが
それは物価本価格で設計価格などよりもはるかに安いです。
設計価格の施工(手間)の定価って何をベースに何のために決められているのでしょう?

A 回答 (3件)

手間のベースは、職人の人工です。


これは、業種の統一性はないのですが、設計価格を作る際に気になるのは、競合他社です。
そのため、設計価格でメーカー別でも手間は、ほんの少しの差にしかなりません。
建設物価という本がありますが、北海道から沖縄までの地域別に各業種ごとでも施工単価は違います。
この本に記載されている単価は、月ごとや季節ごとの「一次業者→元請け」間の調査によるものです。
これは、公共工事の入札時設計価格を策定するためですが、役所は業者から集めた価格から2割程度を差し引いて設計価格として掲示します。

施工費を含めた設計価格とは、
公表価格と公表価格に見合った施工費や諸経費の積み上げ価格です。
実際、同じ種類でもグレードが違うと施工費や諸経費も違ってきます。要は掛け率です。
こと、建設だけでなく新車の見積もりでも同じようなことが見れると思います。

設計価格を「上代」と呼び、取引価格を「仕切り、若しくはNET」と言いますが、
大凡で、材工価格は、仕切りで割に合う数字に考えないと、会社や生活が成り立ちません。
各流通先でも商品への責任を持つからには、商品にも粗利を求めます。
手間代についても、上位請負者は責任を請負う以上いくらかの粗利を乗せることになります。
元請けのマージンについては、その下位業者は関知しません。紹介料となれば別ですけどね。
まぁ、流通の過程とした場合、昔の卸の数といった名残があるのかもしれませんね。

設計価格を100とした場合に、元請けからエンドユーザーに出る価格は、大凡で70~80程度が通常の良心的な価格に思います。
但し、タカラスタンダードのように、あえてカタログ価格を他社よりも低く設定していると、取引業者間の粗利がほとんどないというケースもあります。

明らかに行き過ぎと思えるものは、ボッタクリとして言えると思いますが、商売なので儲けを出さないといけない。後は値引き交渉に尽力してみてもおもしろいかもしれませんよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
実際の設計価格の使われ方はわかっているのですが
あんな外れた価格設定に意味があるのか?
と思っています。
単純にエンドユーザーに安く見せるためのメーカーの戦術、
若しくは中間業者のマージンを考慮した価格と言うのならわかりますが
それではエンドユーザーにしてみれば設計価格以下であれば差はあっても
法外な価格ではないと言う理由付けのための価格と言うことになってしまうような気がします。
逆に言うと設計価格をはじくための職人の日当はいくらではじいているのでしょう?
設計価格から材料定価を差し引くと日当4万円くらいになってしまうのではないかと思ってしまうくらい
かけ離れていますので。

お礼日時:2013/10/17 12:06

No.1です。


新築の設計価格を想定して書きましたが、リフォームの設計価格のことだったのですね。もうし分けない。要するに、リフォーム見積りが高すぎて頭にきている。値引き交渉の理論武装がしたいとの考えでしょうか。

新築と同じですが、価格設定は民間調査結果に元づいているとされています。したがって設計価格は取引実績をベースに決められ、利益も含まれているのです。

利益が多すぎると思えば値引き交渉をすればよいと思います。相手は仕事が欲しければ利益をへらしてもよいと考えます。設計価格は交渉のスタートラインになる価格と言えます。

失礼ですが、この質問文章を読むと貴方は値引き交渉が上手とは言いがたい。青臭い建前論では相手を説得できません。何事も結果が大事なのですよ。設計価格で相手がどのぐらいの利益を得ているのか。どの程度の利益であれば相手が満足するのかを知っていなければなりません。それが読めますか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>価格設定は民間調査結果に元づいている

これは物価本の価格なのではないのでしょうか?
設計価格は取引事例ではないので実情とはかけ離れていますので。
私の質問は設計価格の工事価格が何を元にはじいているのかが知りたいのです。
値引きとかそんな質問ではありません。
実情とずれすぎた材工の設計価格なんて公表してなんの意味があるのか?
設計価格が3000円/m2として見積り価格が50%とすればお客は安く感じるでしょう。
しかし、1500円/m2でもメーカー、施工者ともにそれで利益になっているわけです。
設計価格3000円/m2の所を頑張って2800円/m2でなんとか利益になるような設定なら
公表する意味もあるかもしれませんが4掛け5掛けなんてのがザラです。
なので設計価格と言うものを指標とするには実情とかけ離れすぎていて
参考にもならない設計価格と言うものがなぜ存在するのか疑問に思っています。

お礼日時:2013/10/17 11:40

積算資料という分厚い本をご存知ですか。

公共事業から一般住宅までの広い建築設計の見積りに使われています。建築設計事務所や工務店が施主向けの見積書を作成する際に活用する価格資料です。施主から見ても、見積額の妥当性を見るためにも便利です。

建築工事費は材料費だけではなく施工費をも含めて成り立っているので仕方がない一面もあります。昔のようにどんぶり勘定よりはましです。積算資料には製品価格に相当する材料費と施工費に相当する手間賃も詳細に書かれています。

製品価格については納得されているようですが、システムキッチンのメーカーパンフで仮に設計単価が100万円と記載されていたら、工務店の仕入れ価格がいくらであるのかお判りですか。ましてや、製品原価がいくらてあるのか。すべてに利益が入っているのです。それが設計価格と言うものです。

私も経験したことですが、WEB価格が3000円のスポットライトが材工で10000万円も何故に掛かるのかと思いました。このデフレ下で設計価格で見積もっている工務店はいないと思いますが、日本の建築費が高いことは否定しません。多くの工務店が存在できているのも、この利益構造がそれを支えているのです。

安く家を建てたい。しかし、家の価格は信じられないほどに高い。超ボッタクリ価格と指摘されているが、多くの人達がそれで食べているのでしょう。何故だ、何故だと叫んでも価格は安くなりません。貴方のお給料にも多くの利益が入っているのです。だったら、もっと多くのお給料がもらえるように出世せねばなりません。マイホームも生存競争の結果なのです。

本で読んだ話ですが、米国では材料費と施工費が分かれているそうです。その家の設計図面に応じて、複数の材料会社が材料を販売して現地に届ける。施工会社が会社の職人を手配して家を建築する。日本も米国のようになれば、質問者さんの不明瞭な部分も少なくなるのかも知れません。しかし、日本と米国では建築業の歴史的成り立ちが違っているのです。
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