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男子大学4年生。工学部。

経済学に疎いのでお尋ねです。
電力会社の電気料金について、「総括原価」だからという批判をよく目にします。

が、ラーメン屋でも高級イタリアン店でも、価格を設定するのに。材料費だけでなく、人件費やお店の賃料も含めて「原価」は計算しますよね?

なぜ電力会社は批判されるのでしょうか?

A 回答 (3件)

問題は、総括原価と原価の違いではなく、「方式」です。



大雑把に式で表すと、以下の感じ。
◇ 一般企業 : 売上 ー (原価+費用)= 利益
◇ 電力会社 :(原価+費用)× 利益率 = 売上

すなわち総括原価方式では、まず赤字にはならない体制が担保されます。
エネルギーに大量依存している現代社会において、エネルギーの安定供給は必須ですから、それはそれで良いのですが。

営業努力は余り要りませんし。
コストダウン努力に至っては、電力会社の場合、積極的にやらない方が良いとも言えます。

判りやすく、接待交際費で言いますと・・。
企業が顧客を接待したら、その企業の利益は減りますよね?
従い、業績が悪ければ、「接待を控えよう」となるでしょ?

でも、そもそも赤字化しにくく、業績を考える必要も乏しい電力会社の場合、地元有力者などを接待したら、その費用は利益率を乗じて、電気料金に反映できるので、毎年、上限まで使い切ることを考えます。

予算を余らせたら、次年度の予算が削られる可能性に怯える、お役所の予算消化主義に近いとも言えますが。

電力会社は、予算以上に原価や費用を使ったら、説明は求められるでしょうけど、対外的にキチンと説明できれば、社内的には売上や利益額が増えるので、褒められるかも知れない様な世界です。
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ラーメン屋も高級イタリアン店は誰でも開業できますし、同業者の隣でも開業できる。


たいして電力会社は地域独占で競業者は存在しません。

使用者から見ればラーメン屋や高級イタリアン店なら高いと思えば他に行けばよいしそれを食べる必要すらない。
電力は他から買えないし生活に必要な物。
独占企業だから幾ら無駄遣いしても原価になり売価に転嫁できる。

企業努力をせず価格決定でき政府が認可するから批判される。

小学生ならともかく大学生にもなってこんなことを訊くとは情けなや。
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総括原価には、一般的な概念の原価に加えて事業報酬という名の利益も含まれています



ラーメン屋さんだと、想定原価と想定販売数などから販売価格を決めておきます
実際の利益は、販売数の多寡や実際に発生した経費によって変動しますけど
電気料金の場合は、最初から利益を確保したものも含めて原価とします

つまり、経費節減とか効率化という努力をせずとも利益は確保されている

それであっても経費節減に努めればいいんですが
最初から利益確定しているなら無理しなくていいよね?という空気も生まれるかもしれない
そこが他の業界との差
まぁそうやって安心できる事業環境を整備しているから、電気の安定供給が可能なんです
という理屈にもなるのだけど
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