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No.2
- 回答日時:
言葉で書かれた内容を数式の言葉に翻訳するわけですね。
或る程度は恣意的に"変形"してやるのです。結論を予測しておき、それを導いてやれば良いわけですね。
円運動の向心力 F は F=mrω^2 です。
ω=2π/T
ですから
F=(4π^2)mr/(T^2)
ですね。
いま、F、rを固定してみると
r/(T^2)=一定 式(ア)
つまり
rはT^2に比例すると言えます。
「周期Tの2乗と半径rとが比例関係にある」という条件のことですね。
式(ア)の右辺の定数の次元は [L][T^(-2)]であることは記憶しておきましょう。
同様に、F、mを固定すると
m/(T^2)=一定 式(イ)
つまり
mはT^2に比例します。
「周期Tの2乗と物体の質量mが比例関係にある」のことです。
(イ)の定数の次元は [M][T^(-2)]です。
m、rを固定すると
F・(T^2)=一定 式(ウ)
つまりFはT^2に反比例します。
「周期Tの-2乗と向心力Fが比例関係にある」のことです。
(ウ)の定数の次元は [M][L][T^(-2)][T^(2)]=[M][L]です※。
※力の次元は[M][L][T^(-2)]でした。
さあ、方針は定まりましたから、問題に即して、関係式を作って行きましょう。
(1)等速円運動の周期Tの2乗と半径rとが比例関係にある
比例するなら、どちらかに適当な比例定数を掛ければ=で結べるので
T^2=k・r 式(a)
kは適当な比例定数で、その次元は[T^2][L^(-1)]
(2)周期Tの-2乗と向心力Fが比例関係にある
F=k'・(1/(T^2)) 式(b)
k'の次元は[M][L]です。
(3)周期Tの2乗と物体の質量mが比例関係にある
T^2=k"・m 式(c)
K"の次元は[T^2][M^(-1)]です。
(a)(c)のk,k"の次元から
(1/k)・(1/k")の次元は [M][L]/[T^(-4)]で、これは(k'の次元)/[T^(-4)]の次元に等しいわけです。
以上のことから、次元の等しさを考慮して
(1/k)・(1/k")=(r/(T^2))・(m/(T^2))
と
k'/{T^(-4)}=F・(T^2)・(T^(-4))=F・(1/(T^2))
とは
次元が一致しているので、適当な次元の無い定数Kを用いて
F・(1/(T^2))=K・(r/(T^2))・(m/(T^2))
と書けるはずです。
整理すると
F=K・(mr/(T^2))
となり、Fはmr/(T^2)に比例することがわかりました。
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