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成形品の質量管理による品質管理とは
お世話になっております。
3ヶ月前に電子部品メーカーに転職した者です。
先日、お客様とお話ししていると、成形品(コネクタのモールド)を試作した場合に質量測定を行って管理したならば、製造現場で条件出ししやすい金型が作れるんじゃないかと言われました。
確かに、どんな製品でもバラツキが少ない方が良いのは確かですが図面に記載のないものを見る場合に規格はどうすべきか?といった部分で疑問が残りました。
私の現状の考えでは、
ショートモールド(成形不良)のサンプルの質量平均(n=30)
平均と標準偏差の算出(しかし、標準偏差がいくらをOK・NGとするかが問題)

正常品のサンプルの質量平均(n=30)
同じく平均と標準偏差の算出

規格があるならばCpk算出のようなはっきりとした尺度があれば良いなといったところです。

A 回答 (3件)

サンプル採取・質量測定から規格作成という流れには些か疑問があります。



なぜなら、金型へ樹脂を流し込み製品を作るのであれば成型品の質量はある一定以上の値を取るはずが無く、正規分布を前提とした考え方にはなじまないと思われるからです。

どうしても質量の規格を作成したいのであれば、製品寸法の規格から良品限界(つまり寸法規格ぎりぎりの製品の想定)の体積を算出し、樹脂の密度を掛け合わせて上下限規格を設定する方が適切ではないかと思います。(製品内部には気泡などが一切無いのが前提のお話です)

で、質問者さんがこの質問をした前提として「成形不良多発」もしくは「製品着工条件の設定遅延」という事態が起きているものと邪推しました。金型の各種管理と同時に製品の形に成る前の「樹脂」などについても温湿度や密度・重量等、他にも管理すべき項目があるのではないか・・・と感じました。(釈迦に説法かもしれませんね)

勝手な憶測ばかりで心苦しいのですが、何かの参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ございません。
新たな角度からの回答ありがとうございます。
単純に正規品とショート品の統計をとり様子見となりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/11/28 01:13

>寸法は規格値というのがあるので良いと思うのですが。

重量となった場合に規格値が定まっていません。従って、どう考えるべきか分からない部分があります。
回答していただいた内容だと
1.正常品の重量を測定し平均と標準偏差を算出
2.平均を暫定の規格と考え平均+3σを算出
3.全ての重量が±内にあれば合格判定という考え
でよろしいでしょうか?

はい。ただ、「正常品の重量」を決める場合には規格内品データを数多く取ることをお勧めします。または、図面と材料の比重から理論重量を計算して、実測値と照らし合わせてもいいと思います。どちらにせよ、貴社の社内規格で図面規格を満たす為の、現場での簡易評価法という位置づけになると思います。それがどの程度図面規格外なりの検出に有効かは、部品製造の「プロ」である貴社がお決めになればいいと思います。現場の方と相談してお決め下さい。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ございません。
単純に正規品とショート品の統計をとり様子見となりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/11/28 01:07

機械設計と生産技術をしていました。

参考意見です。

もし成形品の重量(質量)管理をするのであれば、正常品の平均質量と標準偏差をサンプルから算出します。仮に平均が規格中心と同じ場合、±3σの範囲であればご存知の様に工程能力指数1.33以上で99.8%(確か)良品となります。もし平均が規格中心とずれていた場合、条件が悪い方で計算したCpkが1.33以上になるようなバラツキ幅を管理すれば充分いいと思います。成形不良品を基にしたデータは、それを目指すわけではないのでショートショット時のデータとして使う程度でいいのではないでしょうか?

1つ疑問なのですが、客先の方が質量管理をすれば現場で条件が出しやすい金型になると言われた点です。確かに重さを測るのは現場では簡単です。しかし基本的は質量は成形機の射出速度、圧力、保圧時間等を部品メーカーさんが客先仕様通りになる様に設定し、それを基準に工程管理図などで必要特性(図面の重要寸法等)を管理していくと理解しています。質量減少が大きければショートモールドなのでしょうが、それがokだからといって必要寸法が出ているかは別問題と思います。。。

必要特性等がわからないので的外れかもしれませんが、参考までに。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
寸法は規格値というのがあるので良いと思うのですが。重量となった場合に規格値が定まっていません。従って、どう考えるべきか分からない部分があります。
回答していただいた内容だと
1.正常品の重量を測定し平均と標準偏差を算出
2.平均を暫定の規格と考え平均+3σを算出
3.全ての重量が±内にあれば合格判定という考え

でよろしいでしょうか?

補足日時:2010/10/03 11:28
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